【難易度別】冬に登りたいおすすめの雪山一覧(八ヶ岳・北アルプス他)

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登山歴7年。夏の長期縦走から-10度以下の厳冬期テント泊まで、季節を問わず山を駆けまわっています。

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雪山の魅力

雪山登山では真っ白な景色で夏とは違う景色が広がっています。

冬にしか通れない登山ルートもあり、寒いからこそ楽しめる山ごはんもあります。皆さんが楽しめる次に登りたくなる山をまとめましたので、ぜひご覧ください。

目安として難易度(体力と技術)を記載しています。体力が必要な山は1泊2日にすると余裕をもって楽しめます。

おすすめの雪山(エリア別)

雪山は天候によって難易度は激しく変わります。

特に日本海側は天気が変わりやすく、危険度が高いです。

まずは太平洋側の森林限界以下の山を登るといいでしょう。

初心者から上級者まで楽しめる「八ヶ岳」

雪山登山をするならまず八ヶ岳を登れ!というくらい、八ヶ岳は雪山登山に向いています。

その中でも八ヶ岳の北側は初心者向けの山が多いです。南に行くと上級者向けのエリアが多いので、まずは八ヶ岳北部から攻めましょう。

ヤマノ
ヤマノ

八ヶ岳は冬でも人が多く、道が整備されていて迷いにくいのです。日本全国から登山者が集います。

あすか
あすか

北の方が難しいと思ってたけど、南の方が上級者向けなんだね

北横岳 体力:☆ 技術:☆ 初心者向け

北横岳はロープウェイで非常に登りやすく、初めての雪山登山におすすめです。

山頂からは、南八ヶ岳やアルプスの展望は文句なしに美しく、途中の美しい樹氷の森も見どころの一つです。

ロープウェイでスノーシューをレンタルすることができるので、雪山散歩をすることができます。ロープウェイで暖かい飲み物や軽食が楽しめるので、歩いた後は休憩するのもおすすめです。

スキー場でスノーシューのレンタルもできるので、スノーシューハイクも楽しいです。

天狗岳 体力:☆☆ 技術:☆ 初心者向け

天狗岳は拠点となる黒百合ヒュッテからのアクセスも良く、冬でも多くの人が訪れる人気の山です。

北八ヶ岳の最高峰で、西天狗岳と東天狗の二つの山頂からなっています。

天狗岳のみ登って日帰りにしてみたり、周辺の山と組み合わせて一泊二日にしてみたりとさまざまな行程が組めるのが特徴です。

山頂付近は滑りやすい地形となるので、滑落しないように気をつけて登りましょう。

天狗岳にある黒百合ヒュッテは冬の山小屋泊やテント泊に挑戦するときに特におすすめです。

りお
りお

黒百合ヒュッテのビーフシチューは必見だよ!

しんご
しんご

寒い中で飲むホットワインもいいな

渋の湯は有料駐車場で整備されているので、路面情報が不明な時はこちらから登るのがおすすめです。

蓼科山 体力:☆☆ 技術:☆ 初心者向け

富士山のような美しい山容から、諏訪富士とも呼ばれていて日本百名山の一つに数えられています。

山頂はとても広く、八ヶ岳連峰や浅間連山・霧ヶ峰・中央アルプスや南アルプスなど360度見渡せる展望が特徴的です。

蓼科山は危険個所もなく、雪山登山に慣れるのに良い山です。
年末年始は山小屋も営業していることが多いので、ねらい目です。

赤岳(百名山) 体力:☆☆☆ 技術:☆☆ 中級者向け

赤岳は八ヶ岳の最高峰であり、日本百名山に数えられています。

赤岳の登山はコンディションが悪い日は難易度が格段に上がるので、事前に気象状況を確認した上で登りましょう。

また、アイゼンとピッケルが必須になるため、使い方に慣れてから挑戦することをおすすめします。

赤岳鉱泉には、毎年アイスクライミング体験ができるアイスキャンディと呼ばれる施設が建設されます。

しんご
しんご

アイスクライミングを体験できる施設は少ないので、貴重です

さとし
さとし

赤岳鉱泉に泊まって毎日クライミングの練習をする人も多いですね

谷川岳(百名山)(天神尾根)体力:☆☆ 技術:☆ 初心者向け

谷川岳は関東からのアクセスが良く、スノーシューツアーもあり多くの人で賑わう山です。

日本百名山の一つに数えられ、初心者にも優しく人気のある山ですが、遭難死者が世界一多い山としてギネス認定されています。

その理由は、死者のほとんどがロッククライミングでの事故によるものです。

谷川岳は、ロッククライミングの聖地として知られ非常に高いクライミング技術を必要とします。

一般的な登山コースでも危険な場所もありますが、必要な装備を揃え、準備を怠らなければ、初心者の方でも必要以上に恐れることはありません。

同じ山で上級者向けのルートもありますが、天神尾根ルートはロープウェイでアクセスでき、歩きやすいルートです。

さとし
さとし

山スキーでバックカントリーをしている人もよく見かけますね。

雪崩危険個所は事前に確認しておきましょう。

立ち入る場所によっては雪崩対策装備が必須になるので、「雪山の雪崩対策装備 三種の神器(アバランチビーコン・スコップ・プローブ)とは?」も確認しておきましょう。

滋賀 武奈ヶ岳 体力:☆☆ 技術:☆ 初心者向け

武奈ヶ岳は雪山初心者でも登りやすい山で、360度見渡せる山頂からの展望は素晴らしく、西南稜では琵琶湖や遠望の山々を眺めながら稜線歩きが楽しめます。

積雪量が多い場合はスノーシューやワカンが必須となるので、事前に状況を確認して登るようにしたいです。

上級者向けが多いが、雪山の醍醐味が味わえる「北アルプス」

甲武信ヶ岳(百名山) 徳ちゃん新道 体力:☆☆☆ 技術:☆ 中級者向け

甲武信ヶ岳(こぶしがたけ)は、山梨県・埼玉県・長野県の三県にまたがっている日本百名山です。

一番の特長は、天気の良い日には頂上から日本百名山のうち、43座も見渡すことができるところ。

徳ちゃん新道から行く甲武信ヶ岳は、コースタイムが長く体力が必要ですが、危険個所は少ないので、冬でも挑戦しやすい山です。 

山頂手前に吹き溜まりもあるので、積雪が多い年はワカンorスノーシュー必須となる点は注意です。

けんた
けんた

山頂は埼玉県だよ

ゆうや
ゆうや

地味な山だけど危険個所は少ないし、トレーニングにいいね

武尊山(百名山) 体力:☆☆ 技術:☆

北アルプスの穂高岳と区別するため上州武尊山と呼ばれ日本百名山に数えられています。

武尊山は積雪が多く、冬山を楽しむのに人気な山です。スキー場から登れることから安心感もあり、雪山に少しなれたら挑戦したい山です。

山頂から眺められる稜線は素晴らしく、その上にいる樹氷のお化け「スノーモンスター」も必見です。

雪が多いので、スノーシューはチェックしておきたいです。

MSRのスノーシューを比較検討してみた。おすすめは2択(ライトニングアッセントかEVO)

西穂高岳 体力☆(丸山) 技術:☆(丸山)初心者~上級者向け

独標:体力☆☆ 技術:☆☆
ピラミッドピーク:体力☆☆ 技術:☆☆☆

西穂高岳は登山レベルに合わせて何度も登れる山です。

麓からロープウェイに乗って、約20分ほどの空中散歩が楽しみながら2,156mにまで簡単に到達できるので初心者なら丸山まで登って、西穂山荘で名物のラーメンを食べて下山するのがおすすめです。

そしてロープウェイ西穂高岳駅にある展望台からの眺めは「ミシュラン・グリーンガイド・ジャパン」で二つ星を獲得するほどの絶景で、山頂を目指さずにその景色だけ見るだけでも十分楽しめるでしょう。

もう少し慣れたら独標まで足を延ばしましょう。

独標の頂上ではピラミッドピークや西穂高岳・前穂高岳・奥穂高岳・笠ヶ岳など、
北アルプスのメッカを一望できます。

リフトの時間があるので、独標まで登ると山荘の軽食には間に合わない場合もあります。

挑戦がしたい方はピラミッドピークまで行ってみましょう。

但し体力はそこまで必要ではないですが、細尾根でアイゼンもささらないほど氷ついているときが多いので、事前のメンテナンスと下調べ、氷ついた雪面を歩く技術が必要となります。

滑落の危険性が多いところがかなりあるので、ピッケルと滑落停止については学んでおきましょう。

挑戦がしたい方はピラミッドピークまで行ってみましょう。

独標(11峰)からピラミッドピークの間にある10峰の付近は、険しい岩場のアップダウンやトラバースがあり、西穂登頂ルートでも危険な場所なので特に注意を払って進みましょう。

リフト時間にもギリギリになりがちなので、泊まりで訪れる方が良いです。

焼岳 体力☆☆☆ 技術:☆☆☆

焼岳は現在も活動している活火山です。

現在噴火警戒レベルは1ですが、山頂付近では噴火や火山ガスの噴出に注意してください。

万が一のため、ヘルメットゴーグルなどを持参するなど安全対策を講じておくと良いでしょう。

冬季は「新中の湯ルート」が一般的かと思われます。冬にまとまった積雪があると、これらの岩も埋まり、登ることができるようになります。

そのため、冬にしかいけない秘境の山が焼岳南峰になります。

乗鞍岳(百名山) 体力☆☆☆ 技術:☆☆ 上級者向け

乗鞍岳は、 標高3026m という高い山です。夏はバスで簡単に山頂近くにアクセスできることからたくさんの人が訪れています。

冬も標高のわりに危険箇所が少ない初級者向けの山で、ピッケル入門雪山として知られています。

夏の乗鞍岳は手軽な山の印象ですが、冬は時間制限のあるリフトを使用して登ります。コースタイムも長めでラッセルが必要なことも多いです。

中央アルプス

木曽駒ケ岳(百名山) 体力:☆☆ 技術:☆☆ 中級者向け

木曽駒ケ岳は、ロープウェイも使えて比較的行程も短いのでアルプスデビューにもってこいの山です。

コンディションによっては上級者向けにもなるので、雪崩リスクがないか、登山道の状況を確認して登りたい山です。

空木岳 体力:☆☆☆ 技術:☆☆☆ 上級者向け

空木岳は駐車スペースの関係もあり、夏場よりコースタイムが長くなります。

加えて雪崩リスクもある山なので、事前の情報収集や現地での臨機応変な対応が求められることから技術レベルも高いです。

難しいからこそそこで見られる景色はすばらしいものになります。

最も人気のある空木岳の山頂コースは駒ヶ根高原を拠点にした池山尾根コースです。

稜線から千畳敷カール・南アルプス・北アルプス・御嶽山・八ヶ岳などが山々が見渡せます。

越百山 体力:☆☆☆ 技術☆☆ 上級者向け

越百山は多くの峰を越えなければ山頂にたどり着けないということからこの名前になったという説があるほど長く険しい道のりが続きます。 

中央アルプスの中の一つですが、どちらかというとマイナーな山で登山者も少なくワカンを履いてのラッセルを強いられることも少なくありません。

東海

御在所 体力:☆☆ 技術:☆ 初心者向け

御在所と言えば夏時期は手軽な山のイメージが多いですが、冬の御在所岳は年によってはかなりの積雪量があり、アイゼンだけでなくワカンかスノーシューが欲しくなるほど積雪があることがあります。

山頂周辺まではロープウェイで行くことができ、樹氷や氷瀑などの冬の芸術品を見られます。

積雪が多いとその量に合わせて必要な体力も大きくなるので、気をつけて登りましょう。

また、御在所岳は湯の山温泉街にあるので、日帰り温泉もおすすめです。

東海地方から行く冬でも登れる低山特集

関東

雲取山(百名山) 体力:☆☆ 技術:☆ 中級者向け

雲取山と言えば関東からアクセスしやすい雪山の名所です。

東京・埼玉・山梨の三県にまたがる雲取山は、東京都最高峰の山でもあり、その標高は2,017m、日本百名山の1つに数えられています。

コースタイムが長いので、1泊で訪れることが推奨されています。

山頂の30分下に雲取山荘や、山の中腹にも宿泊できる小屋があるので一泊の行程ですれば、初心者でも十分踏破できるルートになるでしょう。

今回は、代表的な鴨沢ルートをご紹介します。

このルートの最寄り駅は、JR青梅線奥多摩駅。

奥多摩駅から「鴨沢西」か「丹波」行きのバスに乗り、登山口最寄りの鴨沢に行くことができます。

このルートの標高差1500m。

全長はおおよそ13㎞で、往復時間は9時間とかなり長い山行です。

マイカーであれば小袖乗越駐車場からのスタートすることができ、50分程短縮した山行となるでしょう。

登山口から途中の七ツ石小屋までは地味な勾配がしばらく続き、七ッ石小屋からブナ坂までは、七ッ石山に寄り道するルートと、直接ブナ坂に向かう展望の良い巻き道を通るルートの2つに分岐します。

その後、ブナ坂を越えるとお待ちかねの稜線です。

気持ちのいい尾根道を進んで、小雲取山を経由して雲取山山頂に到着します。

山頂からの展望は素晴らしく、特に富士山が美しく望めます。

関西

伊吹山(百名山) 体力:☆☆ 技術:☆☆ 中級者向け

厳冬期でも沢山の登山者がやってくる伊吹山。

標高も高くなく、トレース(足跡)あるので、雪山入門に最適なです。

伊吹山は冬はスキー板を担いで登る人も度々見かけます。夏の姿を知っている人も冬の真っ白な姿は幻想的に感じるはず。 

冬は日本海側からの季節風の通り道となっていて、世界最深積雪記録となる積雪量1182cmを記録するほど積雪が多い山となっています。

厳冬期2月頃の山頂直下の坂はアイゼンが刺さらないほど氷結します。

コースタイムも長めなので、体力に自信がある方におすすめです。

霊仙山 体力☆☆ 技術☆ 初心者向け

霊仙山は冬でも登りやすい山です。春先や初冬に特に多くの登山者で賑わっています。

夏は山ヒルがいる山ですが、冬なら心配なく登ることができます。駐車スペースは少なめですが、冬季はそこまで混雑しないので、穴場の山と言えるでしょう。

榑ヶ畑(くれがはた)ルートであれば、登山口から雪があることはほとんどなく、わかりやすい樹林帯の道を歩いていきます。

「霊仙神社」の鳥居が見えてくれば、霊仙山の大雪原を見ることができるでしょう。

その後、緩い稜線を進んでいくと霊仙山山頂に到着します。

東海から行く低山中心の山特集は以下をご覧ください。

冬でも登れるおすすめの百名山

赤城山

関東地方の群馬県にある赤城山は、雪山登山の入門コース・トレーニングコースとして知られており、首都圏からのアクセスもしやすいため、初心者の方からベテランの方まで多くのハイカーに人気な日本百名山です。

日本百名山としても、群馬県のシンボルとしても有名な赤城山ですが、実際にその名のついた山はありません。

赤城山は、大沼や小沼を取り囲む山々の総称のことです。

今回は、赤城山の中で最も定番である最高峰・黒檜山から駒ヶ岳を周回するコースを紹介します。
黒檜山の最寄り駅はJR前橋駅。

前橋駅から登山口周辺の大沼には赤城山ビジターセンター行きのバスを利用していくことができます。

マイカーの場合は、おのこ駐車など大沼周辺の駐車場に無料で停められます。
このルートの標高差は480m。

全長は8㎞で、所要時間は5時間ほどの山行です。

黒檜山登山口からスタートすると樹林帯の中、歩を進めます。

多少勾配のキツいところもありますが、途中で赤城山全体を一望できるスポットもあり登りごたえ十分。
その後、分岐が過ぎたら山頂へは数分で到着します。

山頂先の展望台は、谷川岳や皇海山や・奥日光連山・燧ケ岳・上州武尊山などのパノラマが最高です。
さらに、天気が良ければ富士山や遠く南アルプスまでも見渡せます。

駒ヶ岳経由の下山も、稜線歩きや各所に見晴らしの良い展望ポイントがあるので、最後まで山行を楽しめるでしょう。

美ヶ原

美ヶ原は、長野県松本市・上田市・小県郡長和町にまたがる標高2,034mの壮大な高原です。

最高峰の王ヶ頭とその周辺の王ヶ鼻・牛伏山などの山々の総称で美ヶ原高原と呼ばれています。

山頂とほぼ同じ標高まで車やバスで行くこと可能で、送迎付きの宿泊施設もあるためアクセスは比較的簡単です。

ただし、冬の時期はバスが運休しているためご注意ください。

美ヶ原は、ロングトレイルを中心にさまざまなコースありますが、高低差がほとんどない山頂の王ヶ頭を目指すアルプス展望コースがおすすめです。

美ヶ原高原美術館をスタートし、約1時間ほどで山頂の「王ヶ頭」に到着できます。

さらに20分ほど歩くと、美ヶ原台上の先端「王ヶ鼻」です。

青い空と白い雪、そして遮るものが何もない360度の展望が広がり、北アルプスの山々や富士山も望めます。

加えて雲海や樹氷、ご来光から夕焼けまで一日中フォトジェニックな高原をお楽しみください。

安達太良山

安達太良山は、福島県中部にある日本百名山です。

紅葉の時期に人気な山ですが、冬でもコースタイムは短く、天候や積雪の条件が合えば、初心者にもおすすめできる雪山となっています。

標高は1,700mと高くはありませんが、東北の山名だけあり積雪が少なくないため、スキー場も隣接してます。

おすすめのコースは、奥岳がスタート&ゴールとなる周回コースです。

登りはくろがね小屋方面(時計周り)をおすすめします。

山頂付近には、岩肌に雪が付着し海老の尻尾と呼ばれる特異な氷がたくさん見られるでしょう。

山頂は、独特な突起状の形をして乳首と呼ばれていて、遮るものがなく磐梯山や西吾妻山・蔵王・飯豊山などの絶景が見渡せます。

さらに山頂の景色もさることながら、牛の背という稜線から見える月面と評される爆裂火口は必見です。

また、安達太良山に源泉を持つ岳温泉や、くろがね小屋の名物カレーなど登山以外でもたくさんの魅力が詰まっています。

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