【2021年版】積雪期登山 おすすめのピッケル ブラックダイヤモンドやグリベル

ピッケルはアイゼンと合わせて雪山登山に必須となる登山道具です。

持っているとカッコイイ登山道具でもあるので、きちんと使い方を覚えて雪山登山を楽しみましょう。

あすか
あすか

ピッケルを持ってるって聞くと、上級者に見えるなあ

けんた
けんた

テンションあがる道具だからこそしっかり選びたいね

この記事ではどんなものを選べばよいか、おすすめのピッケルをまとめています。

この記事でわかること
・ピッケルの選び方がわかる
・おすすめのピッケルがわかる
この記事を書いた人

登山歴7年。夏の長期縦走から-10度以下の厳冬期テント泊まで、季節を問わず山を駆けまわっています。

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雪山登山に必須のピッケル 使い方は?

ピッケルは、積雪期登山で滑落時に安全に停止するために必要な道具です。命に関わる道具なので、必ず携行しましょう。

雪山デビューの長野:美ヶ原高原や長野:入笠山など、高原のように傾斜がなく、滑落の危険がない場所にしかいかないなら必ずしも必要ではないです。

ただ少しでも山に登るなら必要です。何よりピッケルを持っていると雪山に登るモチベーションが高まります

急斜面で足場として使ったり、バランスをとるのに使う

雪に覆われた急斜面では捕まるところがありません。

ピッケルを地面につきさし、姿勢を低くすることで暴風にも耐えることができます。

歩くときも地面に刺してトレッキングポールのようにバランスをとって歩くのに使います。

テント泊のペグとしても使える

1つしかないので、便利とは言えませんが小ネタです。

テントやツェルト設営時に最初の1つのペグにピッケルを使うこともありです。

固定力が高く、風が強いときには特に重宝します。

難点として、氷結すると翌日なかなか抜けなかったり、先端に丸い氷ができたりしますが、叩けば壊れるので、問題ありません。

ピッケルを使った滑落停止の技術

滑落停止とは?

滑落時に速やかに停止する技術のことです。

多くの場合、仰向けで滑り、勢いをつけて反転し、膝をあげてアイゼンが地面につかないようにすると同時にピッケルを体重をかけて雪面に押し付け停止します。

こちらの動画がわかりやすいです。

膝をあげてアイゼンがつかないようにするのは、速度が乗った状態で急制動をかけると、足の一部分に高負荷がかかり、骨折などの怪我に繋がるからです。

もっと詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。

滑落時の緊急停止 ピッケルを用いた訓練と現実

購入後のメンテナンス

自己癒着テープを使って凍傷予防

ピッケルを購入後そのまま使うと、ヘッド部分を持つところから冷気が伝わって凍傷リスクが高まります。

具体的に言うと、私の場合、インナーグローブ+ミドルグローブ+アウターグローブと重ねていても、指先が冷えて仕方なかったです。

そこで活躍するのが自己癒着テープという粘着テープです。

粘着と言ってもテープ自体がべたべたせず、テープ同士をくっつけておいておくと、くっつく(癒着)するテープです。

以下のように丈夫のグリップに巻いてます。

本来は電気工事や電気工作などに使われるものですが、安いし簡単に巻き数(厚さ)も調節できて失敗がないのでおすすめです。

テープとテープしかくっつかないので、ピッケル自体がべたべたになることもありません。

登山用ピッケルの選び方

重視すべきは形と長さです。形はまっすぐのものと、カーブがついているものがあります。

ピッケルの形状

カーブがついているものは、緩い斜面で使いにくいですが、急な斜面が登りやすいです。

まっすぐなものは、急な斜面で使いにくいですが、緩い斜面で使いやすいです。

初心者の方は急な冬山を登る機会は少ないと思いますので、まっすぐなものを選びましょう
ちなみにすごくカーブしているものは、アイスクライミング用になります。

ピッケルのリーシュコード

また、リーシュコードを手首につけて落とさないようにするモデルも多いです。

リーシュコードはあった方がカッコイイし、落としたりして他の方に怪我をさせないために役に立ちます

但し、リーシュコードがあると、滑落時に迅速に停止できなかった場合、自分の頭上から降り注ぐ凶器となりえるので、推奨しないという考え方もあります。

どちらにもメリット、デメリットがありますので、これはお好みで選択して良いと思います。

ピッケルの長さ

ピッケルを体の横に持って、くるぶしくらいに先端がくるものがちょうど良いとされています。

目安として、一般的には165cm~170cmの人なら55cm~60cmくらいがおすすめと言われています。

ただよほど高い山を登る人でなければ、70cmくらいと長めの方がおすすめです。

急登ばかりを登ることは少ないので、長めの方が突きながらバランスをとって歩くのに楽なのです。


初心者は斜度が高い山に行く機会は少ないので、ちょっと長めでも良いですが、それだと高い山に登るようになったら買い替えが必要になってくるので、悩みどころです。

理想はストレートの長めモデルと縦走用の短めのモデルを持つことですが、
汎用性の高さを考えると、短めのスタンダードモデルを選ぶと良いです。

おすすめのピッケル

人気のあるモデルをいくつかピックアップしました。

メーカー ブラックダイヤモンド ブラックダイヤモンド カンプ オクトス
商品名 レイブンプロ 60cm レイブン 60cm コルサナノテク 60cm オリジナルピッケル 60cm
タイプ ストレート ストレート 緩いカーブ ストレート
重さ 362g 453g 253g 420g
価格 普通 やや安い やや高い 安い
特徴 人気モデル コスパに優れる 軽さが魅力 シンプルな国産ブランド

初心者はスタンダードモデルのブラックダイヤモンド レイブンプロかレイブンがおすすめです。

長さと形以外ではそれほど差は感じにくいと思いますので、デザインやリーシュコードの利便性で選ぶのもアリです。

縦走用やアイスクライミング用になると、カーブの角度や様々な条件で選ぶ必要があります。

軽さ重視なら、カンプのコルサナノテクが優秀ですが、ややカーブがあり、傾斜のある地形で使い易いモデルです。

重いほど滑落時の安全性は高まりますが、持ち歩くのに体力が要ります。
軽いほど滑落時の停止力が落ちますが、持ち歩くのはラクチンです。

ピッケルは重いほど滑落停止で効きやすいので、どっちを重視するかは個人の好みです。

こんなことを言うと元も子もないですが、私は軽いほど良い派です。

スタンダードモデル(まっすぐ)

迷ったらこれ一択 ブラックダイヤモンド(BlackDiamond)レイブンプロ 

ピッケルといえばこのモデルという人も多いくらい、定番のモデル。迷ったら初心者はこれできまりです。

レイブンプロは、362g(60cm)ととても軽いピッケルです。

正直なところ、ピッケルは重い方が滑落停止能力は高くなるので、軽いのが正義とは言えません。

とはいえ、警視庁の冬の遭難事故の原因を見ると、体力不足も原因としてあがっています

体力に自信がない初心者が重いピッケルを使って消耗するよりは、軽量で使い易いレイブンプロを選んだ方が安全と言えるので、おすすめです。

難点は価格がやや高めということなので、価格が気になる方は、1つ下のレイブンでも良いでしょう。

55cmはこちら
60cmはこちら
65cmはこちら
70cmはこちら

各商品ページで注文時にサイズ変更もできるので、長さは間違えないようにしましょう。

先端が危ないのでプロテクターは付けましょう。このピッケル以外でも使えます。

落として他の人を傷つけないためには、リーシュコードも用意した方が無難です。

コスパ重視の人におすすめ ブラックダイヤモンド レイブン


55,65,70cmとサイズが展開されています。60cmで453gとレイブンproより約100g重いです。

でも価格差は2000円くらい。

私なら2000円で100g近く軽くなるならレイブンproを選びたいですが、重さを気にしない人にはレイブンを選択する人も多いです。

このあたりはお好みで決めて良い部分です。

55cmはこちら
60cmはこちら
65cmはこちら
70cmはこちら

カンプ コルサナノテク 60cmで253gという驚異の軽さ

オクトス・オリジナルピッケル

60,65cm
60cmで約420g

オクトスのオリジナルピッケルもレイブンと同程度におすすめできます。グリップは滑りやすいので、テープを巻いておきましょう。

初心者用と書きましたが、今回のリーダーは年季の入ったピッケルをお持ちでしたが、凍り付いたトラバース路で刺さらないのは一緒でした。大事なのは道具ではなく、しっかりしたアイゼンワークとの組み合わせといったテクニックなのだと実感しました。

amazonレビューより

CAMP(カンプ) ネヴァー

約500g

CAMP(カンプ) コルサ

70cm

手持ちのウッドシャフトのピッケル(50年前のもの)と比べること自体がどうかと思うぐらい軽いです。ただ、手持ちのカドタのオイルアップしたヒッコリーのシャフトは手に馴染むし、鍛造のヘッド部分は見ているだけで美しい。こういった存在感はカンプのコルサ には希薄と言わざるわえません。

あくまで、機能優先した道具としてのもの、として使うものなんでしょう。

amazonレビューより

GRIVEL(グリベル) ネパールSA・プラス


58,74cm

縦走用のピッケル

GRIVEL(グリベル)Air Tech Evolution エアーテックエボリューション T

58,66cm

58cmで535g
グリベルのピッケルは黄色が映えます。アイゼンと揃えるとさらにカッコイイです。リーシュコードも使いやすいので人気のモデルです。

Black Diamond(ブラックダイヤモンド) ベノム アッズ

50cm

CAMP(カンプ) ALPINA


57,65cm 

DMM ラプター ハンマー


55cm

アイスクライミング用のアイスアックス(ピッケル)

どちらも驚くほど軽い力で氷に食い込みます。アイスクライミングをするならこちらを試して見ましょう。

八ヶ岳の赤岳鉱泉では、何回か初心者でも参加できるアイスクライミング体験のツアーがありますので、参加して見ても良いと思います。


私も実際に2020年に体験してきましたが、アイスアックスが氷に食い込む感覚はアイスクライミングの楽しさを感じるのに十分でした。アイスクライミングは魅力あるスポーツなので、興味がある人はぜひ体験してみましょう。

アイスキャンディについてはこちら

PETZL(ペツル) Quark Adze クォーク アッズ U019AA00

CAMP (カンプ) Xドリーム

ピッケルカバーもあわせて用意しましょう

ピッケルを持っているとそれだけでベテランっぽい雰囲気が出てきます。
山頂でピッケルを掲げて記念写真を撮ることも多いですし、実用性だけでなく、雪山感を楽しむのに良い道具だともいます。

雪山のテント泊を始めたらテントのペグにも使ったりできますので、いろんな雪山に行きましょう!

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