雪山登山のふかふか雪への対策は、スノーシュー?それともワカン?

ヤマノ
ヤマノ

先に私の結論は、
迷うならスノーシューの方がおすすめ。
それは新雪でラッセルするような状況で最も有利だからです。

岩や木が飛び出すルートを登るなら、ワカンの方が良い場合もありますが、
これまで雪が多すぎてスノーシューがないと時間的に詰むパターンの後悔が圧倒的に多かったのです。

あすか
あすか

スノーシューとワカンってどっちがいいの?

けんた
けんた

よくわかんないけど、どっちもいらないんじゃね?

▼この記事の動画版もあるので、もし良かったら流し聞きでどうぞ!▼

完全初心者向けの内容としています。

Youtubeの方では登山道具の選び方に役立つ情報をまとめていますので、
もし興味があったら登録して頂けると最新情報をお伝えできます。

→チャンネルを登録して登山道具選びを一緒に楽しむ

この記事を書いた人

登山歴7年。夏の長期縦走から-10度以下の厳冬期テント泊まで、季節を問わず山を駆けまわっています。

ヤマノをフォローする

スノーシューとワカンとは?

スノーシューやワカンは、雪山でふかふかの雪が積もっていても沈み込まず、歩くことができます。

雪の多い場所を歩くなら必須の装備と言えます。

ただどちらもふかふか雪に対抗する装備であるという点で同じなので、違いがわかりやにくく、どちらを選んだら良いか迷う意見も多いので、本記事で整理してみました。

個人的に山で使用率を調べてみました。

※サンプル数が少ないので、ぜひ実際に雪山で周りを見てみてください。

スノーシューが必要だと感じのは北アルプスの唐松岳

私の考えが変わったのは、北アルプスの唐松岳という山です。

当時登ったのはお正月のタイミングで、快晴ですが強く風が吹いていて気温は高いのにとても寒く感じたことを覚えています

歩いた足跡は5分もたてば消えてしまうほどの風でした。

このとき積雪は2mを超えるような場所もあり、ワカンを使っても時折ずぼっと踏み抜いて落ちるような状況でした。

そこで歩いているうちに腰までずぼっとハマって、
仲間に助けてもらうまで動けなくなったのです。

これはスノーシューないとダメだと感じました。
他の登山仲間はスノーシューを使っていたため、浮力の違いを見せつけられました。

積雪が本当に多い状況だと、ワカンは何もないよりはまし程度にしかならなかったのです。

スノーシューとワカンの違い

一番大事なのが雪を踏んだ時にどれくらい沈み込むかですが、
これはスノーシューの方が優れています。

スノーシューもワカンも沈みこまないようにするために使うものなので、
この違いが一番重要になってくる。

ただスノーシューはワカンに比べて高いので、
最初にワカンを買って、結局スノーシューに買い替えたという私のような人もかなり多いと思います。

一方でワカンの方が優れていることがあります。
それは軽さや下山時にアイゼンと併用することで安定感が増すことです。

スノーシューは小回りが利かないので、場合によって下山時はアイゼンに履き替えることもあります。ワカンであれば多くのモデルはアイゼンを付けたまま装着できます。

スノーシューの使い方(履き方)

スノーシューは左右があります。つま先から順にベルトをつけます。つけ方が誤っていると途中で位置がずれていってしまうので、経験者がいれば確認してもらいましょう。レンタルの場合はつけ方を教えてもらいましょう。

爪があるので、滑りにくいです。

レンタルで歩けるようなところも多いので、まずはお試ししてみましょう。

全国的に有名なのは、北海道のスノーシュー体験。

ただ本州に住んでいるとハードルが高いので、おすすめは、美ヶ原高原でのスノーシュー体験

他に東海地区ならロープウエィで行ける御在所でのスノーシュー体験もおすすめ
ちょこっと試すだけなら八ヶ岳(北横岳)でも楽しめます。


入笠山でマナスル山荘に寄って散策してもいいですね。
コタツがあるので、たぶん出てこれなくなります。

ワカンの使い方

昔は輪カンジキと呼ばれました。スノーシューより小回りが利くので歩きやすいです。但し接地面積が少ないので、浮力は低めです。

装着は紐で結ぶものが多く、スノーシューに比べて簡易的な作りなので、壊れにくく軽いものが多いです。

アルミタイプは簡易的なアイゼン(クランポン)が付いているので、アイゼンをつけたまま履くときは裏返して装着します。

スノーシュー・ワカンが必要な雪山って?

それぞれどんな場面で活躍できるのか?

このような理由からワカンは岩や木が露出したようなところ、樹林帯を歩くときに活躍します。もしあなたが森林限界以下しか歩かないのであれば、ワカンの方が便利かもしれません。

ただスノーシューやワカンを検討されている方はいずれ行きたくなるはずですから、スノーシューをおすすめしています。

スノーシューが活躍できる場面というのは、
雪深い場所です。残雪時期で地面が出てくるような場面では使いづらいです。

沈みにくさは、 スノーシュー>ワカン
登りやすさは、 ワカン>スノーシュー
重さは、    スノーシュー>ワカン
価格      スノーシュー>ワカン
アイゼンとの併用はワカンのみ可能です。
(アイゼン着用後にワカンを着用)

高原のような平地(美ヶ原や霧が峰)ならスノーシュー、八ヶ岳(北横岳)ならワカンなど、山によって使い分けましょう。

どちらか1つを買うならスノーシューをおすすめします。ですが、雪質は同じ季節でも日によって異なります。可能ならどちらも用意しておいた方が良いと思います。

スノーシューの方をお勧めする理由は、ラッセルが想定されるような山に入るとき、スノーシューがないと時間的・体力的にきついからです。

あなたがラッセルが想定されるような山に行くなら、スノーシューは確実に必要になってきます。

あなたが樹林帯のある八ヶ岳のような山しか登らないなら、ワカンだけで十分です。木々の多い登山道ではワカンの方が取り回しがしやすく、有利だからです。

スノーシューについては1万円以下の安価なものは避けましょう。友人が登山中に壊れて困っていました。

ヤマノ
ヤマノ

構造の簡単なワカンは安いものでも重さを我慢すれば使えます。
スノーシューについては、格安品は絶対に避けましょう。

ワカンとスノーシューをどっちも使った結論

ヤマノ
ヤマノ

最終的な私の結論は、スノーシューだけあれば良いということです。

厳密なことを言うと、残雪の時期で木の根っことか岩が飛び出してるとワカンも便利なのですが、このくらいの時期ならアイゼンでもなんとかなることも多いので、もっててよかったと思うのはスノーシューの方でした。

ゆうや
ゆうや

トラバースするような登りがあるときは、
アイゼンと併用できるワカンが便利なこともある。

ワカンは雪山初心者が便利に感じる場面は少ないんだ。

スノーシュートレッキング(スノーシューハイク)の魅力

スノーシューハイキングでは、うさぎやシカの足跡を見つけたり、日常生活で体験できない自然との出会いが体験できます。

一度体験するとその素晴らしさがわかるので、どんなツアーがあるか、興味があったら覗いてみてください。

おすすめのスノーシュー

スノーシューは大きく分けると、ハイキング用と登山用の2つに分かれ、登山用なら「ヒールリフター」という機構がついたものが付いていものがおすすめです。

多数のスノーシューがありますので、比較して最適なものを検討しました。

以下の記事を是非ご覧ください。

>>おすすめのスノーシュー「MSR・TSL・タブス・ATLAS」

おすすめのワカン

あすか
あすか

スノーシューが高くて厳しいという人に限ってはワカンはいいかも
スノーシューほどではないけど、何もないよりは格段に歩きやすくなるよ

いかがでしたでしょうか。ワカンやスノーシューはザックにつけて歩いていると雪山登山をしている感が出て気分が上がります。あなたも楽しい雪山登山に挑戦してみませんか?

関連記事はこちら

雪山装備を揃えるのにどれくらいお金がかかるか?実際にそろえてみた

コメント

タイトルとURLをコピーしました