登山において、水はとても大切なものです。
持ち運びの方法やどれくらい水を持って行くのかということには悩む方も多いでしょう。本記事ではそんな水の持ち運び方法について考えてみました。
ウォーターキャリーって何?
簡単に言うと、水を運ぶために使う入れ物で、水筒のようなものから、ビニール製の軽いパックなど、様々なものがあります。
ビニール製のものは、空になったら潰せるので、場所をとりません。
大きなザックがあり、いくらでも荷物は持てるという人には不要です。
ですが、少しでも嵩張る荷物を減らしたい登山者には必須と言えます。
日帰りはもちろん、水場での補給を伴う登山では
重い水筒を持ち歩いて水補給するのは非効率です。
特に縦走のテント泊や日帰り登山で水場が登山道から離れているときは困ります。
私はアタックザックに複数のウォーターキャリーを入れて補給しています。
ペットボトルじゃ駄目なの?ウォーターキャリーを使うメリット
1番のメリットは、1つの容量が大きい方がかさばらず荷物が軽くなるということでうす。
山のテント場を利用するとき水場はかなり混んでいることも多いです。
並ぶことも多いので、そんなときに500mlペットボトルをいくつも満タンにするのは 時間がかかり、迷惑がかかることもあります。
2Lペットボトルでもいいんですけど、嵩張るんですよね。
また、ファーストエイドキットの紹介でも記載していますが、
傷口の洗浄にはウォーターキャリーがあると便利です。
やってはいけないウォーターキャリーの使い方
ウォーターキャリーに水以外を入れるのはやめましょう。中にスポーツドリンクなどを入れるとカビやすくなるので注意です。お茶は少しはましですが、それでもやめておいた方が無難です。
ウォーターキャリーは洗い方が難しいのですが、針金のハンガーを変形させて中が膨らむ形で乾かすと良いと思います。
私は使い終わったら冷凍庫に入れるようにしています。登山頻度が高い登山ガイドの方は使い終わったら水を満たすようにしているそうです。
私が考える理想のウォーターキャリー
私が一番おすすめするウォーターキャリーは、ナルゲンボトル広口500ml+エバニュー2L+エバニュー900Lです。
ナルゲンボトルはダントツで扱いやすく、胸位置に固定しておくとすぐに飲めるので、水分補給が円滑になるからです。
ボトルホルダーで胸位置に固定しておくと便利です。
ナルゲンボトルは500mlと1Lを持っていますが、冬以外は500mlだけで十分に感じます。
プラスチックボトルパックは、軽量で持ち運び易いので1Lと2Lの2つがあると便利です。
2つあるといいのは、山や季節によって、3Lだったり、2Lだったり、必要な水の量が変わるので、柔軟に対応できるようになるからです。
私はプラティパスもエバニューもどちらも持っていますが、使用感はそう変わらないので、より値段が安いエバニューが優位になります。
また、お湯をそのまま持って行くなら、山専用ボトルがおすすめです。
こちらは重いので、バーナーでお湯を沸かす時間がない時や温かいのみのものが飲みたいときにおすすめです。
おすすめのウォーターキャリー
ナルゲンボトル 500ml
エバニュー(EVERNEW) ウォーターバッグ2L
60g (参考価格:777円)
少し重いですが、コスパが良いです。愛用している人も多いので、安さ重視なら選んでも後悔はないでしょう。
エバニュー(EVERNEW) ウォーターバッグ 900mL
29g エバニュー(EVERNEW) ウォーターバッグ 900mL
(参考価格:653円)
Platypus(プラティパス) アウトドア 給水用 ボトル プラティ 容量2L
36g(参考価格:1500円)
長い山行に持って生きたい大き目サイズです。テント泊縦走用に1つ欲しいです。
Platypus(プラティパス) アウトドア 給水用 ソフトボトル 1L
35g(参考価格:1300円)
私が使っているのもこれです。ウォーターキャリーの定番で一番のおすすめです。 1Lが一番使い買ってが良いです。
プラティプリザーブ 800mlはワインやリキュールの持ち運びにおすすめ
番外編 携帯浄水器についてくるミニボトルを使う
こちらの携帯浄水器は700mlくらいのウォーターキャリーがついてくるので、単体で買うよりお得です。というよりウォーターキャリーをいっぱい買った後に買うと、これでよかったんじゃないかと後悔します。
→その後1年くらい使ってから水漏れが発生したので、耐久性としてはプラティパスに劣ります。
ちなみにダイソーなどの100円均一にもウォーターキャリーがありますが、1回の使用で水漏れするほどにもろかったです。
山で水を失うと本気で不味いのでやめた方が良いです。キャンプで使うならあり!
コメント