EPI revo-3700ストーブの実力は!? 類似バーナーのp-153との比較

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登山歴7年。夏の長期縦走から-10度以下の厳冬期テント泊まで、季節を問わず山を駆けまわっています。

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revo-3700ストーブはこんなバーナー

revo-3700ストーブを開発したのは、EPIgasというイギリスで生まれたメーカーで、創業当初からガスストーブやランタンの製造をしています。

今では、バーナー本体とガス缶を直結させて使用する「一体型」は、数多くありますが、EPIgas こそが、その原型を作った先駆け的なメーカーなのです。

そして「EPIgasのバーナーと言ったら、これ!」というくらい象徴的なモデルが、このEPI revo-3700ストーブ。


EPI revo-3700ストーブは、オールシーズン使える安定感の強い万能バーナーです。

良く似た性能のプリムスのP-153ウルトラバーナーと比較されることも多いので、本記事ではその違いや特徴も含めてご紹介します。

revo-3700ストーブが他のバーナーに勝る点

revo-3700ストーブを選ぶメリットは大きく分けて2点です。

強い火力

一つめは、火力の強さです。

EPIgasのハイパワータイプのガス缶を使用したときにでる最大出力はなんと4200kcal‼。

通常タイプのガス缶を使用したときも3700kcalの出力を誇っています。

2,500kcal以上であれば、お湯を沸かすことや、調理を快適にできると言われていますので、この出力がどれだけ驚異的かがわかります。

この出力を可能にしているのは、「S.F.P.M.」という新素材をバーナーヘッドに搭載していることにあります。

「S.F.P.M.」はスチールウールのような見た目をしていて、そこにある無数の小さい穴からガスを出すことで、高い火力を作り出しています。

そのため、気温の低い冬や風の強い場所で使用するソロ登山の方に愛用されているのです。

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冬はガスの出力が低下するので、これくらい火力がないと使用が難しいです。

これほど火力の高い一体型のシングルバーナーは、他にはプリムスのP-153ウルトラバーナーがあり、こちらも出力は3600kcalとほぼ同性能なことから、よく比較されます。

P-153の性能については以下にまとめています。

繊細な火力調節ができる

二つめは、細かい火力の調節が簡単にできることです。

山ご飯をしたことのある人であれば、誰もが火力調節で下記のような経験を一度はしたことがあるのではないでしょうか。

POINT

・いつのまにかお湯が沸騰していて、吹きこぼれてしまった。
・火力が強すぎてなべ底が焦げ付いてしまった。
・火力を調節しようにも、微調整が利かず火が消えてしまう、もしくは意図せず強くしすぎてプチパニックに陥る。
・いい塩梅の火力を見つけられず片時も目を離せない。


このrevo-3700ストーブは、マイクロアジャスト機構と呼ばれる火力調整機能を搭載していています。

その機能のおかげで、最大火力からとろ火まで細かい火力調節が可能なため、調理中のストレスも無くなること請け合いです。

しかも、大きいオレンジ色の火力調節つまみが昼夜問わず目視しやすいため、操作を簡単にしてくれます。

山行での調理は、普段と環境も調理器具も違うため、難易度が高くこれらの有無で調理の快適さに、雲泥の差が出るといってもいいでしょう。

その点では、プリムスのP-153ウルトラバーナーはクッカーを乗せている状態だと、つまみの回しづらさを感じます。

そのかわり、revo-3700ストーブより燃焼音が大きいので「音で微調整する」という人もいますが、それを行うにも慣れが必要だと思います。

revo-3700ストーブを選ぶ上で気になること

revo-3700ストーブを選ぶ上で輻射熱(ふくしゃねつ)対策については他バーナーに劣ります。

輻射熱とは、高温の物体から低温の物体に熱が伝わる現象のことです。

焚火や太陽の暖かさが輻射熱といえば、イメージがしやすいのではないでしょうか。

一体型のガスバーナーは、本体とガス缶がとても近いため、加熱された調理器具の発する輻射熱に、直接ガス缶を熱せられてしまい、爆発を起こす危険性があります。

そのため、revo-3700ストーブは輻射熱の少ない調理器具を選ばなければなりません。

一方、p-153はつまみの部分に輻射熱対策の遮熱板がついているのでrevo-3700ストーブと比べれば、多少安心ではあります。

しかし、そもそも一体型のガスバーナー自体が、輻射熱の影響を受けやすいため鉄製の調理器具や、鍋を煮込むなどの長時間の使用は大変危険なので、鉄製クッカーは避けた方が良いでしょう。

それでも、一体型の特徴であるコンパクトさも失いたくないし、お気に入りの鉄製の器具などを使って調理も楽しみたい。

そういった方はSOTO:レギュレーターストーブ ST-310を選んだ方が満足できるでしょう。

レギュレーターストーブ ST-310はCB缶と一体型のガスバーナーとなっています。
特徴としてはゴトクが大きく、重心が低いことです。

そのため安定性は非常に高く、家庭用のフライパンなども余裕で置くことができ、実際にスキレットやダッチオーブンを使うことも可能です。

もともと遮熱板もついていますが、他メーカーでも販売されている専用の遮熱板をつけることで、一層安心して使うことができます。

重量は350gとrevo-3700ストーブと比べると重く、コンパクト性も劣りはしますが、数g単位で軽量化を図っているような人でなければ、検討する価値は十分あると思います。


他にもrevo-3700ストーブとP-153ウルトラバーナーは、
・ゴトクのサイズ
・収納時のコンパクトさ
・燃焼時間
・重さ
など、様々な点で類似点が多くともに素晴らしいガスバーナーで、なかなか甲乙をつけることができません。


しかし、どちらかをあえて選ぶとしたら、耐久性を重視する人はrevo-3700ストーブを、見た目を重視する人はプリムスのP-153ウルトラバーナーを選ぶと良いでしょう。

ステンレス板で作られているrevo-3700ストーブはシングルバーナーには珍しく、いかつい見た目をしていて、とても耐久性に優れています。

とにかくワイルドに使いたい方にはもってこいの「剛」のガスバーナーです。
 一方、プリムスのP-153ウルトラバーナーは見た目が圧倒的にカッコいい。

一目惚れで購入した方も多いのではないでしょうか。
しかし、点火装置の故障や器具栓部分のOリングが劣化するなど、メンテナンスが必要な部分もあります。

それでも、性能の良さにカッコいい見た目が相まって、10年以上使っているという人も多く、愛着が沸いてしまうガスバーナーです。

revo-3700ストーブがおすすめな人はこんな人

ソロ登山メインで、お湯を沸かすだけではなく、幅広く調理を行いたい方におすすめです。

山行での調理は、環境や使う器具も普段と違うため、ある程度慣れる必要があります。

前述したように、revo-3700ストーブは細かい火力の調節が簡単にできることが特徴です。

しかも、火の出方が拡散型で家庭のガスコンロに似ていて、バランスよく炎が鍋の底面に当たってくれるので、違和感なく快適に使えるのではないでしょうか。

そういった点で、ソロ登山が多く、調理にもこだわりたい方にrevo-3700ストーブはおすすめできるガスバーナーです。

revo-3700ストーブにあうクッカーはこんなクッカー

revo-3700ストーブにあうクッカーは底面に滑り止め加工がされているものがおすすめです。

revo-3700ストーブのゴトクには凹凸があるため、それが滑り止め効果を発揮します。

しかし、滑り止め加工のされていないクッカーを使用すると、それはほとんど意味をなさず、風の強く、水平の場所が少ない山中では安定性に欠け、心細いと思うのが正直なところ。

そこで、底面に滑り止め加工がされているクッカーを使用すると、ゴトクの凹凸と噛合って、安定性は格段に上がります。

底面の滑り止め加工があるクッカーとして人気なものに、プリムスのクッカーがあります。

それプラス、ガス缶にスタビライザーを取り付けるとなお良いでしょう。

滑り止め加工があるかないかで調理の快適さが左右されるといっても過言ではないため、強く推奨したいと思います。

revo-3700ストーブのおすすめのスタッキング方法

収納時は七味唐辛子の瓶と同じくらいコンパクトになります。

付属のハードケースや、袋などに入れて、他の調理道具と一緒にカップやクッカーの中に閉まっておくと、ザックの中で迷子になったりしないのでおすすめです。

バーナーを選んだら作る山ごはんを考えてみましょう。

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