今回は山ごはんが好きな「こむぎ」さんに、アヒージョとパスタの合わせ技について記事を書いて頂きました。
一部私「ヤマノ」の補足もありますが、山ごはんを作る参考になれば幸いです。
グラタンやラザニアっていうとおしゃれなぜいたく料理の印象があると思います。
そんなおしゃれ料理が山で食べられたらさらに美味しく感じると思いませんか?
今回はチーズを使ったラザニア料理に注目してみました。
メスティンで作るラザニア
もちザニア
メスティンで作るラザニアで人気なものに、山と食欲と私の「もちザニア」という料理があります。
山と食欲と私は、山ごはんが好きな人ならぜひ読んで欲しい漫画なので、知らなかった人はぜひみてください。
もちザニアは、餅×ラザニアを掛け合わせた、餅で作るラザニアのことです。
漫画の中で『山と食欲と私』の主人公、日々野鮎美ちゃんが大量に余った餅に悩まされていました。
じゃがりこを食べながら余った餅をどうしようか考えていると、重なって置かれた洗濯物が目に入り、もちザニアのレシピを思いつきます。
今回はそんなもちザニアを、実際に作った山好きの女性の方に作り方や作った時のエピソードを教えてもらいました。
完成した「もちザニア」がこちら
作った時のエピソード
作ったのは寒い冬のある日。もちザニアを、多度山の山頂で挑戦してみることにしました。
じゃがりこをメスティンの底に並べて牛乳を注いでいると、同じく山頂で昼食を楽しんでいた老夫婦が「これは何を作っているの?」と話しかけてきました。
じゃがりこをメスティンで調理している、というのが興味深かったようです。
もちザニアをきっかけに山頂で歓談を楽しみました。
この日はとても寒かったのすが、老夫婦との他愛もない会話と熱々のもちザニアで、心も身体もぽかぽかになりました。
調理時間は約20分、想定カロリーは約700㎉。
下界では躊躇してしまうようなカロリーですが、山飯なので寧ろ嬉しいハイカロリーレシピです。
餅とチーズのもちトロと、下に並べたホクホクなじゃがりこが絡まりあって、病みつきになる美味しさです。
なにより食材を並べて火にかけるだけなので、簡単にイタリアンを山で楽しむことができます。
ベーコンやウィンナーを入れて、アレンジしてみるのも良いでしょう。
もちザニア(メスティンで作るラザニア)を作るのに必要な材料
・じゃがりこ1箱
・牛乳100ml
・スライス餅9枚
(なければ普通の切り餅をスライスしたものでも可能)
・スライスチーズ2枚
・レトルトのミートソース1袋
・バジルorパセリ(お好みで)
暑い夏ならミートソース袋になりますが、
余裕があればトマト、みじん切りした玉ねぎとひき肉を持っていきましょう。
できるだけ生の野菜を使うことで、
登山中に不足しがちな栄養素を効率的に取り入れることができるよ
もちザニアの作り方
①メスティンにじゃがりこを均等に並べて、牛乳を注ぐ。
②牛乳を注いだじゃがりこに、ミートソースを少しかける。
③スライス餅と残りのミートソースを交互に並べることを繰り返す。
④いちばん上にスライスチーズをのせたら、蓋をして10分弱火にかける。
(火が強すぎると、じゃがりこが底に焦げ付いてしまうので注意)
⑤お好みでバジルorパセリをかけて完成。
下に並べたじゃがりこがマッシュポテトのようになり、食感のアクセントになります。
作る際、火加減に注意してください。
私は初めて山で作った際火が強すぎたようで、じゃがりこがメスティンの底に焦げ付いてしまい、家に帰ってからメスティンを洗うのがとても大変でした…。
なので2度目からは焦げ付き防止のため、クッキングシートを敷くようにしています。
万が一焦げ付いてしまったとしても、クッキングシートを捨てるだけで良いので洗う際にとても楽です。
もちザニアを作るのに必要な道具
・ガスバーナー
・メスティン
・クッキングシート(あると焦げ付き防止になる)
・ウインドスクリーン(風防)
もちザニアは、こんな登山のときにおすすめ
餅が無性に食べたくなる寒い冬の日に、山頂でゆっくりできるような軽い日帰り登山におすすめしたいです。
コーヒーを淹れて温まり、10分間具材を煮込んでいる時間をわくわくしながら過ごすのも良いでしょう。
チーズを使う為、夏に作るならクーラーバックに入れて持ち運びましょう。意外と日持ちします。
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