昨今、キャンプや車中泊、災害時などに電源確保ができるポータブル電源の人気が高まっています。そんなポータブル電源ですが、「購入して使ってみたいけど、どんな種類があるのか分からない…」という方もいるかと思います。
製品の種類によって、デザインや容量、機能などが異なるため、自分の利用目的に合ったものを選ぶ必要があります。
この記事では、ポータブル電源の中でも、特にデザイン性と機能性が人気のパワーアークのおすすめポータブル電源を紹介するので、ぜひ参考としてください。
パワーアークのポータブル電源はキャンプの場面で活躍できるだけでなく、
防災用としても人気。今回はそんな魅力に迫ってみよう!
我が家は雨の子連れキャンプで使ってみたよ
この記事の結論
・初期投資は抑えつつも幅広い電化製品を試したい方は人気1位のパワーアーク2がおすすめ
・キャンプでの持ち運びを重視するのであればパワーアークミニがおすすめ
・使用頻度やとりあえず試してみたいような場合は、レンタルしてみるのも一つの手
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パワーアーク(PowerArQ)とは?
どこの国?どんなブランド?
パワーアークは、累計販売数9万台突破(2021年11月24日時点)した、キャンパーたちの定番とされる人気のポータブル電源です。日本の福岡県筑紫野市から生み出されたスマートタップの人気製品です。
国産メーカーであり、品質を保証する電化製品安全法(PSE)も取得しています。
さらに、洗練されたデザインと多岐にわたる機能性が特徴で、家電批評ベストバイ・オブ・ザ・イヤー2020とグッドデザイン賞2019を受賞しています。
パワーアークのポータブル電源の特徴
次にパワーアークのポータブル電源の特徴について、紹介します。大きな特徴として、唯一無二の優れたデザイン性が挙げられます。
ころんとしたフォルムが、アウトドアでも自宅でもインテリアの一つのように馴染みます。もう一つの特徴としては、多機能性が挙げられます。
バッテリー交換システムをはじめ、太陽光発電が可能なソーラーパネルを装備したモデルもあり、災害時にも大活躍するでしょう。
それでは、各機能面について具体的に見ていきましょう。
シリーズ種類
パワーアークには、主にパワーアークプロ(高規格)・パワーアーク(標準)・パワーアークミニ(低規格)の3種類のシリーズがあります。
各シリーズで規格も異なりますが、もちろん規格が高いほど、料金・重量などは大きくなります。
それぞれのシリーズにおける製品一覧は下記のとおりです。
■パワーアークプロシリーズ
パワーアークプロ
■パワーアークシリーズ
パワーアーク / パワーアーク2 / パワーアーク3
■パワーアークミニシリーズ
パワーアークミニ / パワーアークミニ2
電池容量(大容量 or 小容量)
電池容量としては、シリーズによって307W~1,000Wまで幅広く対応しています。
シリーズ最大の1000Wの場合、2~3日程度のキャンプであれば、あらゆる家電製品を満足に利用することができます。
シリーズ最小の307Wの場合でも、スマートフォン充電が約20回程度、電気毛布で約6時間可能なので、デイキャンプ等で利用するのであれば十分です。
定格出力
定格出力としても、電池容量と同様にシリーズによって、300W(最大800W)~1000W(最大2000W)まで幅広く対応しています。
定格出力1000W(最大2000W)のシリーズでは、電気ポットやドライヤーなど一般的に使用が難しい出力の高い製品の利用も可能です。
ソーラー充電
パワーアークには純正のソーラーパネルが用意されており、ソーラー充電が可能です。純正ソーラーパネルには、2種類(210Wと120W)の異なる出力のものがあります。
120Wは折り畳み時の厚さが約3cmとコンパクトなので、収納と持ち運びに便利です。充電時間についても、パワーアークシリーズまでの容量であれば、約7時間程度で充電可能です。ただし、パワーアークプロシリーズの高規格になると、約13時間程度かかるため、210Wにするのもよいでしょう。
走行充電
パワーアークの各シリーズでは、『12V-30V入力』仕様のため車のシガーソケットから直接充電が可能です。
キャンプなどで利用を想定していたが、事前の充電を忘れたときや、車中泊での利用で便利な機能です。ただし、シガーソケットでの充電はパワーアークプロシリーズで約15時間と通常充電よりも時間がかかるため、移動中に十分に充電したい場合は、カーインバーターを利用するのもおすすめです。
防水機能
防水・防塵機能として、パワーアーク3では国際基準である「IP33」を搭載しています。
キャンプなどのアウトドアで利用する場合は、灰やほこり、砂などはもちろん突然の雨も想定されます。
ポータブル電源は高価な製品なので、できるだけ故障リスクを減らしておきたいです。そのため、この防水・防塵機能が備わっているのは、非常に重要なポイントです。
実際に大雨のキャンプで使って
めちゃくちゃ濡れたのに使用感問題なし。こんなポータブル電源他にはない
寿命・耐久性
通常、ポータブル電源の寿命は一般的に5年~10年程度であり、バッテリーが空になったら、本体を交換する必要があります。
しかしパワーアークは、製品によってバッテリー交換システムを搭載しています。そのためバッテリーの寿命を迎えたとしても、バッテリーのみ交換することで、本体は長く利用することができます。
バッテリーのみの買い替えとなるので、交換コストも抑えることができます。
また、本体の耐久性についても前述の通り、防水・防塵機能などが搭載されているため安心です。
「パワーアークのポータブル電源」を選ぶメリット・デメリット
「パワーアークのポータブル電源」のデメリット
「パワーアークのポータブル電源」のデメリットは以下となります。
- 定格出力が少し小さめ
- 購入場所によって保証期間が変わるので注意が必要
- 尖った強みは無くベーシックな機能となっている
「パワーアークのポータブル電源」のメリット
- 機種によっては防水仕様もあり水周りでも使用可能
- バッテリー交換で長く使用できる機種がある
- デザイン性がおしゃれでキャンプ場で映える
パワーアークのポータブル電源の使用感・評判・クチコミ
悪い口コミ
PowerArQ Solar とセットで購入したがコネクターの形状が違い接続できない。災害対策で購入したのに電源喪失時ソーラーパネルでの充電ができないのでは意味がない。
パワーアーク公式サイトより引用
重かった。。PowerArQ mini オリーブドラブを使用していて使い勝手が良かったので追加購入しましたが、充電中の音も大きく重いので、据え置き型で使用するのが最適かと思います。その程度、電力消費があるかですがCAMP2泊程度でエアーベッド+LEDライト、スマホ、スピーカー充電、PC充電くらいであればminiで十分です。
パワーアーク公式サイトより引用
良い口コミ
ずっと欲しかったポータブル電源♪プライムデーだったので おもいきって購入!デザインかわいいし ワイヤレス充電が着いてたのが 今回の決め手でした!基本的には庭キャンするときに使うので 外でキャンプの時にどのくらい使えるかはわかりませんが これから色々ためしてみたいと思います。もちろん 防災グッズの一つとしても 貴重な1台だと思います(^^)d
パワーアーク公式サイトより引用
ソーラーパネルと一緒に購入しました。操作も分かりやすく、とても使いやすいです。災害時だけでなく、普段から使うようにしています。
パワーアーク公式サイトより引用
総評
パワーアークには軽量なモデルからパワーのあるモデルまで幅広いラインナップでポータブル電源が用意されています。
また、他のポータブル電源に比べ、デザインがおしゃれでカラーバリエーションも豊富に揃えられていて、自分のキャンプスタイルに合ったモデルが見つかると思います。
以下の選び方を一読いただき、一度購入について検討してみてはいかがでしょうか。
おすすめのパワーアークのポータブル電源
パワーアークは人気ブランドのジャクリーのポータブル電源と比較されることが多いので、合わせて検討しましょう。
パワーアーク2 ポータブル電源 500Wh [出力300w]
ACポートの定格出力 :100V × 2口
出力波形 :純正弦波
ソーラーパネル充電対応:◯
防水機能 :IP21相当※
カーチャージ機能 :有
パススルー充電機能 :有
ライト機能 :有
使用可能温度 :-10〜45℃
保証期間 :通常2年、公式ストアからの購入で3年
重量 :6.2kg
サイズ :260 × 191 ×195mm
入力ポートの種類・数 :AC充電,ソーラー充電,DC充電
出力ポートの種類・数 :AC×2,DC×3,USB Type-A ×4,USB Type-C ×1,ワイヤレス充電 ×1
※IP21相当とは、防塵性能については直径12.5mm以上の大きさの外来固形物に対して保護していることを指し、防水性能は鉛直に落下する水滴によっても有害な影響を及ぼしてはならないことを定めている。
非常に簡易的な防水防塵の為、基本的には砂や水滴がかからないように保管、使用しましょう。過信は禁物です。
ジャクリー「ポータブル電源 708」と比較してどう?
電池容量がよく似た2機種ですが、まず値段が全然違います。ジャクリーのポターブル電源708が79,800円、パワーアーク2が59,800円とその差2万円となっており、とりあえずポータブル電源を試してみたいけど、容量が少ないモデルは嫌な方はこの機種がおすすめです。この価格は2機種とも公式サイトで確認しました。
また、こちらの機種にはLEDライト機能が搭載されていて、万が一の停電時や災害時に強い味方になってくれるでしょう。上部にはワイヤレス充電を搭載していて、対応機種であればケーブルが1本不要になるので荷物の軽量化につながります。
電気毛布は使える?
電気を使用する冬キャンの定番暖房器具に電気毛布があります。ホットカーペットほどの消費電力ではないので、比較的安価なポータブル電源でも導入できる場合があります。
一般的な電気毛布の消費電力は40W〜60W程度なのでこの機種でも問題なく使用できます。
また、連続使用時間についても機種によってばらつきはありますがパワーランク3をフル充電であれば概ね8〜10時間程度使用可能でした。
パワーアークミニ ポータブル電源 346Wh [出力200w]
ACポートの定格出力 :100V × 1口
出力波形 :純正弦波
ソーラーパネル充電対応:◯
防水機能 :無
カーチャージ機能 :有
パススルー充電機能 :有
ライト機能 :無
使用可能温度 :-10〜40℃
保証期間 :通常1年、公式ストアからの購入で2年
重量 :3.5kg
サイズ :230 × 193 × 195mm
入力ポートの種類・数 :AC充電,DC充電,ソーラー充電
出力ポートの種類・数 :AC × 1,DC × 1,USB Type-A ×2
>>PowerArQ mini ポータブル電源 346Wh Smart Tap
ジャクリー「ポータブル電源 400」と比較してどう?
本機種の重量は3.5kgで、ジャクリーのポータブル電源400と比較して600gほど軽量となっており、持ち運びを重視する場合はこちらの機種をおすすめします。またカラーバリエーションも多いので自分に合った色を探すのも楽しいかもしれません。
パワーアーク3 ポータブル電源 555Wh [出力500w]
ACポートの定格出力 :100W × 2口
出力波形 :純正弦波
ソーラーパネル充電対応:◯
防水機能 :IP33相当※
カーチャージ機能 :有
パススルー充電機能 :有
ライト機能 :有
使用可能温度 :-10〜45℃
保証期間 :通常2年、公式ストアからの購入で3年
重量 :7.9kg
サイズ :295 × 225 × 230mm
入力ポートの種類・数 :AC充電,ソーラー充電,DC充電
出力ポートの種類・数 :AC×2,DC×1,USB Type-A ×4,USB Type-C ×1,ワイヤレス充電 ×1
※IP33相当とは、防塵性能については直径2.5mm以上の大きさの外来固形物に対して保護していて、防水性能については、垂直60度の範囲で落ちてくる水滴による有害な影響がないこととされています。
丸一日雨のキャンプ場で放置しても大丈夫でした。ダメだったら泣いているところでした。
詳しくは以下の検証レポをご覧ください。
>>【雨キャンプ検証】安心のPowerArQ3 ポータブル電源 555Wh
ジャクリー「ポータブル電源 708」と比較してどう?
こちらの機種は長期使用、バッテリー劣化を見据えて、中身のバッテリーパックのみ交換することができます。バッテリーが劣化した際は別売りのバッテリーパックを購入することで、自分で簡単に交換可能です。
また、防塵防水性能はジャクリーのポータブル電源708にはありませんので、こちらの機種の強みとなります。
水周りでの使用を考えている方はこちらの機種がおすすめです。
パワーアーク ポータブル電源 626Wh [出力300w]
ACポートの定格出力 :100V × 1口
出力波形 :純正弦波
ソーラーパネル充電対応:◯
防水機能 :無
カーチャージ機能 :有
パススルー充電機能 :有
ライト機能 :有
使用可能温度 :-10〜40℃
保証期間 :通常2年、公式ストアからの購入で3年
重量 :6.0kg
サイズ :300 × 193 ×242mm
入力ポートの種類・数 :AC充電,ソーラー充電,DC充電
出力ポートの種類・数 :AC×1,DC×3,USB Type-A×3
ジャクリー「ポータブル電源 708」と比較してどう?]
こちらの機種の方がジャクリーのポータブル電源708よりも600gほど軽量となっていて、その差500mlのペットボトル1本分ですが、持ち上げる回数が増えるについれて少しずつ疲れてしまうので、屋外使用を検討していて持ち運びが多い方はこちらの機種がおすすめです。
パワーアークプロ ポータブル電源 1000Wh [出力1000w]
ACポートの定格出力 :AC 100V×3口
出力波形 :純正弦波
ソーラーパネル充電対応:◯
防水機能 :IP21※
カーチャージ機能 :有
パススルー充電機能 :有
ライト機能 :無
使用可能温度 :-10〜40℃
保証期間 :通常2年、公式ストアからの購入で3年
重量 :10.425kg
サイズ :333 × 235 × 273mm
入力ポートの種類・数 :AC充電,ソーラー充電,DC充電
出力ポートの種類・数 :AC×3,DC×1,USB Type-A ×2,USB Type-C ×2
※IP21相当とは、防塵性能については直径12.5mm以上の大きさの外来固形物に対して保護していることを指し、防水性能は鉛直に落下する水滴によっても有害な影響を及ぼしてはならないことを定めている。
非常に簡易的な防水防塵の為、基本的には砂や水滴がかからないように保管、使用しましょう。過信は禁物です。
ジャクリー「ポータブル電源 1000」と比較してどう?
こちらの機種は簡易ではありますが、防塵防水機能付きとなっていて水が周りにあるシチュエーションでも使用しやすいと思います。
ジャクリーのポータブル電源1000には防水機能がないので、水の周りで使用することがある方は、簡易防水ではありますが、こちらの機種の方が安心感があるのでおすすめです。
パワーアークミニ2 ポータブル電源 300Wh [出力300w]
ACポートの定格出力 :AC 100V × 2
出力波形 :純正弦波
ソーラーパネル充電対応:◯
防水機能 :IP21※
カーチャージ機能 :有
パススルー充電機能 :有
ライト機能 :有
使用可能温度 :-10〜45℃
保証期間 :通常2年、公式ストアからの購入で3年
重量 :4.7kg
サイズ :230 × 193 × 195mm
入力ポートの種類・数 :AC充電,ソーラー充電,DC充電
出力ポートの種類・数 :AC×2,DC×1,USB Type-A ×2,USB Type-C ×1,ワイヤレス充電 ×1
※IP21相当とは、防塵性能については直径12.5mm以上の大きさの外来固形物に対して保護していることを指し、防水性能は鉛直に落下する水滴によっても有害な影響を及ぼしてはならないことを定めている。
非常に簡易的な防水防塵の為、基本的には砂や水滴がかからないように保管、使用しましょう。過信は禁物です。
パワーアークのケース
通常シリーズ用
パワーアークのポータブル電源は保管する際に収納バッグがあると便利です。
濡れや汚れから守ってくれるので、高価なポータブル電源を保管することができます。
まとめ
パワーアークのポータブル電源について人気順位をもとに、同容量程度のジャクリーのポータブル電源と比較しながら紹介しました。
ポータブル電源デビューであれば人気1位のパワーアーク2がおすすめです。価格と容量のバランスが取れています。
キャンプ等で持ち運びを想定すると容量は減りますが、パワーアークミニがおすすめです。重量が3.5kgなので女性でも軽々持ち運ぶことができます。
本記事を読んでもどれがいいかわからない、とりあえず試してみたい場合はレンタルで試すのも一つの手です。
あなたが最適なポータブル電源と出会えることを願っています。
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