【使用感レビュー】12本爪アイゼンの「グリベルG12 Jマチック」

今回は雪山登山の必需品の1つ、アイゼンのレビューです。

レビューするアイゼンは、グリベルのG12 Jマチックです。

なぜ、グリベルのG12 Jマチックを選んだのか、使用感、良い点と悪い点など、実際に雪山で使ってレビューしているので、アイゼンを選ぶ時の参考にしてくださいね。

この記事の結論

・グリベルのG12 Jマチックを買うべき人は「初めて12本爪のアイゼンを購入する人」

・グリベルのG12シリーズのアイゼンを買えば、国内のどんな雪山でも挑戦できる

・Jマチックは拡張性があり、靴が変わっても使う事ができる

>>【ダントツ人気No1】グリベルのアイゼンの選び方

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グリベルのG12シリーズのアイゼンってどんなアイゼン?

本記事のテーマはセミワンタッチアイゼンの「Jマチック」

画像
商品名G12ニュークラシックG12ニューマチックG12JマチックG12オーマチック
装着方式ストラップ式セミワンタッチセミワンタッチワンタッチ
ストラッププラスチックナイロンベルト
重さ
タイトル
リンク詳細を見る詳細を見る詳細を見る詳細を見る

なぜ数ある12本爪アイゼンの中で「G12 Jマチック」を選んだのか?

Jマチックを選んだ理由は、セミワンタッチ式で『フロントベイルが交換できるアイゼン』だからです。

交換できるベイルは大きく分けて2つあり、

1つ目は、フロントのベルトサイズが2種類あり、靴の甲部分が高い靴、低い靴どちらにも合わせやすくなっています。

2つ目は、フロントのベルトをワンタッチ式のベイルに交換して、ワンタッチアイゼンとして使うことができます。

アイゼンを使うシチュエーションは、厳冬期に冬靴を履いて使うこともあれば、残雪期に夏靴を履いて使ったりと色々です。

そんな時に履く靴に合わせてフロント部分を交換できるのは、グリベルの他のセミワンタッチアイゼンには無い『Jマチック』だけの特徴です。

Jマチックにはエアーテックモデルもありますが、こちらはG12と比べて爪の長さが短かく形状も異なっていて、やや緩斜面向きです。

そのため、しっかりと雪面の斜面でも食いつきやすいG12のJマチックを選びました。

実際に「G12 Jマチック」を使うようになって何が変わったか?

冬靴、夏靴いずれも選ぶのが楽になりました。

理由は、アイゼンと靴の相性をあまり気にする必要が無くなったからです。

Jマチックは、セミワンタッチとして使う場合はベルトの種類が2種類あり、ワンタッチアイゼンとして使う場合も3種類のベイルから選べるので、アイゼンが合わない靴はほとんどありません。

そのため、夏靴と冬靴どちらも自分の足に合った靴を選ぶことができました。

また、アイゼンを靴に合わせることができるので、雪上でも安定しており、安心して使うことができるのも大きく変わった点です。

使って分かった「グリベル:G12 Jマチック」の良い点・悪い点

実際に使ってみて良かった点と、悪かった点についてまとめました。

良い点
悪い点
  • フロントベルトが壊れる心配がほとんど無い
  • 装着しやすく、使用中はほとんどずれない
  • G12のグリップ力の高さ
  • つま先部分に雪が詰まることがある
  • フロントのナイロンベルトは凍り付くことがある
  • ベイル交換時はかなり力が必要

悪い点

まずは悪かった点から説明します。悪いといっても少し気になる程度です。

つま先部分に雪が詰まることがある

Jマチックはセミワンタッチで使う場合に、つま先の靴裏部分にスチールのベイルがくる作りになっています。

そのため、靴裏とアイゼンのつま先部分にわずかに隙間ができ、この部分に雪が詰まることがあります。

問題が生じたことはありませんが、人によっては雪が詰まること自体が気になるかもしれません。

つま先部分に少し隙間ができ、ここに雪が挟まることがあります。

フロントのナイロンベルトは凍り付くことがある

長時間積雪の中を歩くと、つま先部分の固定ベルトが凍り付いていることがあります。

使い続けている分には問題になりませんが、1度脱いで再度取り付ける時にベルトが凍っていて取り付けづらく感じることがありました。

ベイル交換時には力が必要

フロントのベイルは簡単に外れないよう、かなりの力で穴に取り付けられています。

そのため、交換する時はかなりの力とコツが必要です。

初めて交換する時は、交換に手間取るかもしれません。

良い点

次いで良い点です。

フロントベルトが壊れる心配が無い

セミワンタッチモデルの多くはフロントにプラスチックハーネスを使い、アイゼンとカシメて取り付けてあります。

プラスチックを金属でカシメているので、長期間使うとやや強度が心配ですが、Jマチックはナイロンハーネスなのでトラブルの心配はほとんどありません。

装着しやすく、使用中はほとんどずれない

他のセミワンタッチアイゼン同様に取り付けやすいです。取り付けに戸惑ったことはこれまでありませんでした。

使用中もずれたり、ゆるんだりしたことはこれまでありません。

G12のグリップ力の高さ

G12のグリップ力の高さは、平地の雪面を歩いただけでも感じることができます。

アイスバーンの斜面を歩いても安定感はとても高く、ピッケルを使いアイゼンを蹴りこむような斜面でも、長い爪がしっかりと食い込んで安心して登ることができました。

グリベルのアイゼン購入後に行うベルトの末端処理とは?

グリベルに限らず、アイゼンのベルトはもともと長く作られています。

そのため、装着すると必ずベルトの末端が余ります。そのままだとひもが邪魔で歩きにくいので、何かしら処理が必要になります。この末端の処理には2種類あり、

・適切な長さにカットする方法
・フロントのベイルや外側のベルトに巻き付ける方法

があります。

どっちの方が良いかは賛否ありますが、カットした場合は元に戻すことができないのと、手袋をして使いやすい長さにカットすると、余裕を持った長さにカットする必要があるので、結局どこかに巻き付けるか結ぶ必要がります。

カットする場合も巻き付けて結ぶ処理の仕方を知っておきましょう。

グリベルのセミワンタッチアイゼン「Jマチック」の使い方(装着方法)

Jマチックの靴への装着方法は、他のセミワンタッチアイゼンと同じです。

  • アイゼンを展開して靴のサイズに合わせる
  • つま先部分をフロントベルトに差し込む
  • かかとのバインディングを靴に取り付ける。(バインディングの取り付け時にかなり硬い位になるようにアジャスターを調整する)
  • ベルトを取り付ける。(ベルトはかなりきつめにする)
  • 余ったベルトが邪魔にならないよう巻き付けて結ぶ

「Jマチック」のメンテナンス方法

メンテナンス方法も他のアイゼンと変わりません。

・よく洗ってよく乾かす
・錆のある部分はやすりなどで削って落とす
・爪の先端が丸まってる場合は、やすりで研ぐ
・金属部分はシリコンスプレーなどで防腐処理をする
・日があたらない湿気の少ない所で保管する

になります。

アイゼンならではの部分もありますが、基本的には普通の登山道具と同じですね。

よくある質問

アイゼンを使う上でよくある質問について、G12 Jマチックを使った感想から回答しますね。

グリベルのアイゼンと靴との相性はどうだったか?

一番気になる靴との相性ですが、使っている靴は以下になります。

・冬靴 → モンベル アルパインクルーザー3000 ワイド
・夏靴 → マインドル バキューム トップ GTX

どちらの靴も問題無く使えています。

いずれもセミワンタッチで使い、フロントのベルトはレギュラーを使っています。

アイゼンの底に雪玉がくっついたりしなかったか

靴底の雪玉は気になったことがありません。

まれに休憩時や歩行中に雪玉が付いていないか確認しますが、ついていないことが多いです。

雪の付着は雪の状態によることが大きいと思いますが、底についているプラスチックプレートの効果が高いからかもしれません。

まとめ G12Jマチックは

G12 Jマチックを実際に使って感じたのは、初めて購入する12本爪のアイゼンとして、とても良い選択だったところです。

理由は、

・色々な靴に合わせやすい
・厳冬期から残雪期まで使うことができる。
・G12ならではのグリップ力の高さ
・将来ワンタッチ式で使うこともできる
・グリベルのアイゼンは取り付け方やメンテナンスなどの情報が多い

からです。

これから12本爪のアイゼンの購入を考えている方は、G12 Jマチックも検討してみることをおすすめします。

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