紅葉の涸沢テント村 初心者でもわかる「テント泊装備」とレンタルできるもの
非常にたくさんの人が集まり、紅葉が綺麗なことで有名な涸沢カールですが、何が必要なのか、どんなところなのか気になるかわかりにくいです。
訪れたら必ず思い出に残ること間違いなしなので、ここでは実際に私が涸沢カールでテント泊をして知った魅力ついてお伝えしたいと思います。
紅葉の満開時期も気になるよね?
9月末~10月1週目が狙い目みたいだよ
・涸沢テント村がわかる
・涸沢テント村へのアクセス方法がわかる
・必要なテント泊装備がわかる
・レンタルできるものがわかる
涸沢のテント村ってどんなとこ?
涸沢というのは、長野、上高地の奥深く、北アルプス南部の人気スポットです。「涸沢」、「涸沢カール」、「涸沢テント村」のように呼ばれています。
カールというのは、氷河が削ってできた大きな谷を指します。涸沢はこのカール地形で冬季は雪崩が頻発する場所になります。
涸沢は紅葉の時期には非常に多くのテント泊登山者が集まり、色鮮やかな景色とテントの明かりが幻想的な風景になっています。その景色を指して「テント村」と呼ばれるようになりました。
涸沢は山奥であるにも関わらず多くの人を引き付けて離さない絶景が広がる場所です。もしこの記事を読んで少しでも魅力を感じたのであれば、ご自身の目で確かめて頂けると嬉しいです。
涸沢のテント村へのアクセス
アクセス方法
涸沢テント村には、上高地バスターミナルから歩いて行くことができます。
そのため、まずは上高地に行く必要があります。
上高地にはマイカーの乗り入れができませんので、いずれかの駐車場またはタクシーで向かうことになります。長野側なら沢渡、岐阜側なら平湯温泉に車を停める方が多いです。新宿や大阪からは直行便のバスもありますので、早めに予約すれば利用することもできます。
コースタイム
・どれくらいかかるの?
涸沢カールまでは6時間ほどかかりますので、お時間がある方や体力に自信がない方は途中で一泊することを、おすすめします。
中間ポイントである「横尾」までの平坦路を約3時間、その後登りを3時間の計6時間が目安。特に紅葉の時期は横尾より先は渋滞していますので、コースタイムの短縮は難しいです。(道幅が狭く、追い越しができないため)
山道を歩き慣れてない人は、こまめな休憩を取りながらで、コースタイムプラス1、2時間は余裕を見ておきたいところです。
宿泊
・宿泊について
涸沢に向かう途中には徳沢や横尾のキャンプ場や宿泊場所がありますが、ここでは涸沢の宿泊手段について記載します。
宿泊方法は大きく分けて、山小屋かテントの2つがあります。山小屋の場合、涸沢小屋か涸沢ヒュッテのどちらかに宿泊することになります。
トイレ
・トイレについて
涸沢にはトイレが
ありますが、繁忙期には行列ができるため、早めの行動が大切です。朝食、夕食の時間は1時間待ちくらいです。
必要なテント泊装備
前提として、涸沢のテント村は、9月末~10月1週目が紅葉の最盛期なので、その時期にテント泊をすると想定します。
登山靴
涸沢でテント泊をするなら、荷物はかなりの重量になります。そんなときは靴の裏面(ソール)が固いものを選ぶと疲労しにくく、怪我を予防することができます。
特に涸沢に行く途中の道は岩場もありますので、柔らかいソールの靴では疲れやすくなってしまいます。軽量ハイクや小屋泊で荷物が軽いなら日帰り用のモデルでも大丈夫です。
ザック
テント泊のザックはイーサーやバルトロといったザックが人気です。
おすすめのテント泊縦走用の登山ザック一覧(イーサー・バルトロ等人気ザック比較)
1万円以下のコスパ重視なら以下のザックがおすすめです。
(登山ザック)3年間使用したテント泊縦走用のリュック(Mountaintop 70L)レビュー
トレッキングポール
トレッキングポールは必須ではありませんが、荷物が多いときはポールがあると膝を傷めにくいです。
Black Diamond(ブラックダイヤモンド) ディスタンスFLZ
テント
涸沢のテント村は、岩場なので、軽量テントは耐久性がやや劣るので、少し不向きです。
そのため、耐久性が高いカミナドームが特におすすめです。
他のテントと比較してみたい方はこちらも見てみてください。
テントマット
涸沢のテント村は平な場所がほとんどないので、マットの重要度は非常に高いです。加えて紅葉時期の涸沢は、0度近い気温になり、テントの外面には霜が降ります。
その寒さではマットの温かさも必要になってきます。
マットはサーマレストのzライトソルがおすすめです。かさばるというデメリットはあるものの、涸沢以外のテント場でも夏でも冬でも活躍できます。
私は自分の身長に合わせてカットして使うようにしています。
テント泊縦走の登山用スリーピングマットは何を選ぶべきか?おすすめの軽量マット一覧 2020年版
寝袋
マット同様、寝袋の選択は安眠できるかに関わるので選択が重要です。
涸沢に持って行くには、春から秋まで使える寝袋を選択する必要があります。
ナンガのオーロラライト450DXなら-5℃まで快適に眠れると言われており、シュラフカバーも不要なので、一度買ったらずっと使い続けられる寝袋です。
登山用の寝袋(シュラフ) の選び方やおすすめ製品 これでテント泊もバッチリ
防寒着
防寒着はフリースまたはウルトラライトダウンを持って行くと良いです。
長く使うなら登山用のフリースがおすすめです。涸沢の1回きりであれば、普段使いのものでも十分です。
レンタルできるもの
テントについてはレンタルすることができます。ただしとても人気なので、確実に予約するなら3か月前に予約する必要があります。
(2020年度はレンタルテントはありません)
事前にレンタルして持って行く方法がおすすめです。
テント泊装備の見直しは以下もご覧ください。
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