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缶詰でつくる山ごはん3選 手軽で長期保存しやすい山めしレシピ

この記事はPR商品を含みますが、消費者庁国民生活センター厚生労働省の発信する情報を基に、ヤマノブログがインターネット調査を行い、コンテンツ制作ポリシーに則り作成しています。

この記事でわかること
・缶詰を使った山ごはんの作り方がわかる

缶詰を使うと、暑い時期でも食中毒などの危険を避け、美味しく山ごはんが楽しめます。

また、長期縦走のテント泊などの日程が長い山行でも最後まで美味しいご飯を楽しみたい方におすすめです。

この記事を書いた人:ヤマノ

この記事を書いた人:ヤマノ ギアをこよなく愛する道具オタクです。

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私は低山で道迷いをしたり、雨のツェルト泊で寝袋が水没して凍えたり、濃霧の暗闇をさまよったり、危ない思いもしてきました。これは私の知識が足りず、愚かだったからです。

素人で失敗を重ねたからこそ、優秀な登山ガイドやプロ登山家に語れない体験を経て、皆さんには装備の失敗も危険な登山もしないで欲しいと強く思います。だからこそこのブログを作りました。

登山は後から始めた方が安全に楽しめるレジャーです。リアルな失敗談を読み、反面教師として活用してくださいね。

チリコンカンってどんな料理?

チリコンカンはチリコンカーンとも呼ばれるアメリカ料理です。

学校の給食メニューに出ることもありますが、皆さんは覚えていますか?

私は大人になってからバーでおいしいチリコンカンを出す店を知り、好きになりました。この料理、山で食べてもおいしいのです。

チリコンカンの材料

定番の材料

・ミックスビーンズ(1缶)
・トマト缶(1缶)
・たまねぎ(半玉)
・ひき肉(200g)or 鶏ムネ肉1かたまり
・チリパウダー or 鷹の爪
・塩コショウ
・コンソメ 3欠片
・にんにく(好きな人は少々)
・チーズとごはん(締めをチーズリゾットとするなら)
・バケット(任意)

材料は目安です。肉はコンビニで手に入りやすいサラダチキン等に置き換えても良いです。私はあさりの缶詰を入れたり、シーフード風にすることもあります。

キャベツを入れてかさましするのもありです。

バケット(フランスパンを切ったやつ)は鍋を綺麗にできるので、縦走や続けて使用したいときにあると便利です。

また、肉を使うので夏は無理と感じられる方もいるかもしれませんが、2020/6/7に大和葛城山(標高1000m未満の低山)で検証してみました。

朝5時に冷凍庫から取り出し、夜17時に調理するときにまだ冷たさを保っていたので、意外に大丈夫でした。

山頂は22度くらいでしたので、真夏の低山だと少し厳しいかもしれません。クーラーバッグを使うなど保冷の工夫をしましょう。

チリコンカンの作り方

登山前:下準備

ひき肉はサランラップにつつんで冷凍します。胸肉の場合は一口大にカットしてラップに包んで冷凍します。鷹の爪などの調味料はジップロックにいれておきます。

玉ねぎはみじん切りにして冷凍にしておきます。豆はそのまま常温保存ができるものがおすすめ。缶詰めでも良いですが少し重くなります。

調味料は複数分けて入れられる容器を使うと余計に持っていかなくて済みます。

鍋で煮込む

鍋に全部入れて煮込みます。このときはあさり水煮も使っています。

トマト缶は紙パックのものがあればそちらの方が軽いのでおすすめです。

保存料にクエン酸が使われているものは、酸味が強くなってしまうので、使われてないものを選ぶのがおすすめです。

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肉は時間がかかるので先に入れましょう。

バーナーは火力のあるものを使うと調理が楽です。人数が多い場合は2つに分けた方が効率が良いです。

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コンソメや塩コショウは肉に火が通ってきたらいれましょう。

日が落ちてからの調理だと肉に火が通ったかわかりにくいので注意です。

締めにチーズリゾットとするなら、お米は同時に炊いておきましょう。

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締めはチーズを入れて温めます。ごはんと一緒でもおいしいです。

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以上、山メシにチリコンカーンのおすすめでした。

好きな食材を入れてもアレンジしやすいので、ぜひ挑戦してみてください。

こうしたらもっとおいしいよとか情報ありましたらご連絡いただければ幸いです。

調味料の分量と炊き込みや蒸らし、給水時間さえ間違えなければ、誰でも簡単にできます。

調味料は同じでも、入れる具材によって全然違った味に変身するので、何を具材に入れようか考えるだけで楽しいです。

【鳥の炊き込みご飯】焼き鳥缶で作る炊き込みご飯の作り方

今回は山ごはんが好きな「こむぎ」さんに、鳥の炊き込みご飯とカニご飯の記事を書いて頂きました。

けんた
けんた

炊き込みごはんって難しそうだな

こむぎ
こむぎ

炊飯がうまくできるようになれば炊き込みご飯も簡単にできるんです

メスティンで炊飯ができるようになったら、炊き込みご飯にステップアップしてみてください。

完成した「鳥の炊き込みご飯」がこちら

作った時のエピソード

メスティンで上手に炊飯するのにも慣れ、今度は炊き込みご飯に挑戦したいと思うようになりました。

炊き込みご飯って難しいのかな? 水の分量はどうなるの?

炊き込みご飯にいい具材って何だろう?

色々炊き込みご飯について調べて何度か試してみましたが、炊飯がうまくできるようになれば炊き込みご飯も簡単にできます。

気を付ける点としては、水の量を具材や調味料に含まれる水分だけ少なくする必要があります。

この鳥の炊き込みご飯に挑戦したのは、滋賀県にある賤ケ岳という山でのことです。

この日は無風、快晴。風は炊飯の敵!

環境に左右されることなく、ご飯を炊くことができました。

肝心の味ですが…とても美味しかったです。

個人的には、白飯に焼き鳥缶を乗せて食べるよりも炊き込んだほうが好きです。

一緒に炊き込むことでしっかり鳥の味がご飯にしみ込んでくれるし、何より温かい。

(缶詰だと、炊飯中メスティンの上に乗せて温めていたとしても生ぬるい…。)

鳥の炊き込みご飯を作るのに必要な材料

  1. ・米 1合
  2. ・水 170ml
  3. ・醤油 大さじ1
  4. ・酒 大さじ1
  5. ・やきとり缶 1缶
  6. ・ひじきのサラダ 1袋
ヤマノ
ヤマノ

干ししいたけやしめじ、えのきなどのキノコ類や

刻んだ人参も入れると良い。山で不足しがちなビタミンを補えるよ

調理時間は約40分、想定カロリーは約700cal。

今回の炊き込みご飯で私が浸かったひじきのサラダは、ファミリーマートに売っているものです。

スーパーや他のコンビニでも、袋やパックになってるものが売っているので、それを使うと便利です。

鳥の炊き込みご飯の作り方

①ナルゲンボトルなどの容器に米と水を入れて、給水させる。

②メスティンにクッキングシートを敷き、その上に給水させた米と残りの水分、醤油、酒、焼き鳥缶、ひじきのサラダを混ぜ入れます。

③メスティンの蓋をして、固形燃料で20分自動炊飯する。

(この際、必ず風防をするようにしてください。風や温度など、環境の違いで炊け具合が違ってきてしまいます。)

④固形燃料が消えたら、メスティンをひっくり返してタオルで包み、10分蒸らしたら完成!

給水ですが、私はいつもナルゲンボトルに米と水(一緒に炊く時の水の量)を入れて、
登っている最中に給水できるようにしています。

長時間持ち運んだり、夏で腐る心配があるときは、塩をひとつまみ入れるようにしてください。

給水や炊けた後の蒸らしを疎かにすると、炊けたときにお米に芯が残るなど支障がでてしますので、必ず行ってください。

また、炊いている途中で中の様子が気になって開け確認したい気持ちはわかりますが、できるだけ蒸らしが終わるまで蓋を開けないほうが美味しくふっくら炊き上がります。

鳥の炊き込みご飯に必要な道具

・メスティン

・クッキングシート(メスティンに敷いておくと焦げ付き防止になります。)

・固形燃料(燃焼時間20~30分のもの)

・ポケットストーブ

・風防

鳥の炊き込みご飯はこんな登山のときにおすすめ

今回の登山のように、無風快晴の時の登山だと炊飯日和でしょう。

また、焼き鳥缶は腐る心配がないため、長時間山行や真夏の登山、テント泊にもおすすめです。

ひじきのサラダは少し腐る心配があるため、抜きにして焼き鳥缶だけで炊き込んでも美味しいと思います。

山での炊飯は、出来上がるまでの期待と不安に耐えなければなりません。

中はどうなっているかな?失敗してないかな?

と、つい途中でのぞき見したくなってしまいます。

ですが、我慢して最後に上手に炊きあがった時の感動は大きいです。

是非試してみてください。

【カニご飯】カニ缶を使ったちょっとリッチなカニご飯

山でカニご飯が食べたいけど、簡単にできるの?

とっても簡単にできます!
分量と炊き込み時間など、炊飯の基本さえ間違えなければ簡単に少しリッチなカニご飯が楽しめます。

完成した「カニご飯」がこちら

今までいろんな缶詰めや具材を炊き込んできたけれど、何か目新しいものを炊き込んでみたい。

そう思いながら、スーパーで具材探しをしていると、カニ缶が特売コーナーに並んでいました。

いつもなら躊躇するカニ缶ですが、それを見た途端カニご飯が食べたくて仕方なくなり、カニ缶を購入。

ということで、実際にカニご飯を作ってみました。

炊き込んでいる時の、メスティンからあふれる香りが高級旅館に来ているかのような気持ちにさせてくれます。

ご飯にしっかりカニの味がしみ込んで、箸が止まらなくなります。

1合もあるけど、1人でぺろりと平らげてしまいました。

まだ山では実践できていませんが、分量と炊き込む時間さえ間違えなければ混ぜてそっとしておくだけ。

いつもより、ちょっとリッチな気分で山ごはんを楽しめること間違いなし!

カニご飯を作るのに必要な材料

  1. ・米 1合
  2. ・水 170ml
  3. ・醤油 大さじ1
  4. ・酒 大さじ1
  5. ・カニ缶 1缶
  6. ・刻み葱 適量(お好みで)

調理時間は約40分、想定カロリーは約600cal。

具材が少ないので、簡単に調理できます。給水、蒸らしは省かずに必ず行ってください。ご飯の出来が全然違ってきます。

カニの繊維しか入っていないカニ缶でしたので、見た目はカニご飯っぽくないかもしれません。

もし見た目もカニご飯っぽくしたい!とこだわるのであれば、カニカマを乗せて一緒に炊き込んでみるのもいいかもしれません。

カニご飯の作り方

①ご飯と水をナルゲンボトルなどに入れて、ザックに詰める。
②クッキングシートをひいたメスティンに、給水させた米、醤油、酒、カニ缶を入れて混ぜる。

ヤマノ
ヤマノ

給水時間はどれくらいがいいのかな?

こむぎ
こむぎ

お米の給水時間は、最低約1時間はあるといいです

③調味料とカニ缶がなじんだら、蓋をして固形燃料で約20分間自動炊飯する。
(この際、必ず風防をするようにしてください。風や温度など、環境の違いで炊け具合が違ってきてしまいます。)

④固形燃料が消えたら、メスティンをひっくり返してタオルで包み、10分蒸らす。
⑤お好みで刻み葱を乗せて完成!

カニご飯を作るのに必要な道具

  1. ・メスティン
  2. ・クッキングシート(メスティンに敷いておくと焦げ付き防止になります。)
  3. ・固形燃料(燃焼時間20~30分のもの)
  4. ・ポケットストーブ
  5. ・風防

カニご飯はこんな登山のときにおすすめ

純粋に手軽にカニが食べたいときにおすすめです。手軽にカニが味わえるし、カニの風味がしみ込んだご飯はそれはもう絶品です。

缶詰なので、具材が腐る心配もないのでテント泊など長時間山で過ごす際にもおすすめです。

ご飯を炊くのに少し時間がかかってしまう為、時間ギリギリの登山の時には止めておいたほうがいいかもしれません。

1合を1人で食べ切れない方は誰かとシェアしてください。

【トマトリゾット】登山ブログが伝える簡単トマトリゾット

さとし
さとし

山でトマトリゾットって簡単にできるんでしょうか?

こむぎ
こむぎ

できるんです!

登山で手軽にリゾットが食べられたら嬉しいですよね。そんな時におすすめなのがトマトリゾットです。

今回は山ごはんが好きな「こむぎ」さんに、山ご飯のデザートについて記事を書いて頂きました。

 完成した「トマトリゾット」がこちら

まだ、私が登山を初めて間もない時のことです。

家に長年眠っていたトマト缶をある日発見しました。

賞味期限ギリギリだな、何か簡単に美味しいもの作れないかな?

そういえば、缶詰だから登山に持っていくのも楽そうだし、山ごはんで使えないだろうか。

と考えて、思いついたのがトマトリゾットでした。

早速愛知県豊田市にある猿投山で実践してみます。

まだ登山経験が浅かった私は、登山での時間配分がまだまだ未熟でした。

このリゾットは簡単にできるレシピですが、山で料理慣れしていない私は手際が悪く、苦戦しました。

火がガスバーナーにつかなかったり、風で色々飛ばされ拾いに行ったり、バタバタです。

結局、下山開始できたのが15時。下山途中で日が落ちて、薄暗い山中を歩く羽目に…。

この時は何事もなく下山できたので良かったですが、一歩間違えれば事故につながりかねません。

きちんと時間配分を考えなければと反省した登山になりました。

トマトリゾットを作るのに必要な材料(2人分)

  1. ・ご飯 茶碗2杯(350g)
  2. ・玉ねぎ 1/4玉
  3. ・ベーコン
  4. ・トマト缶 1缶
  5. ・オリーブオイル 適量
  6. ・コンソメ 1個
  7. ・とろけるチーズ ひとつかみ
  8. ・塩胡椒
  9. ・パセリ 適量

調理時間は約15分、想定カロリーは〆のリゾットも含めて約600㎉。

山での調理なので、トマト缶を全部使いきってしまいたい為、2人分のレシピとなります。

少し大きめの鍋でないと、溢れてしまうかもしれません。

メスティンを使用する場合は、ラージメスティンを使うといいです。

玉ねぎ、ベーコンはカットしてジップロックに入れて持っていくと手間がかかりません。

お好みでマッシュルーム等のキノコ類を入れても美味しいと思います。

具材を炒めるときの油をバターに変えてもコクがでて美味しいです。

ご飯は家で炊いたご飯をラップに包んで持っていきました。

気温が10度以上で長時間持ち運ぶ際は、ラップに包んだお米を冷凍しておくと良いです。

電子レンジで加熱するようなパックのご飯でもできますので、家に炊いたお米がない時や、真夏の暑い時にはパックご飯を使うことをおすすめします。

トマトリゾットの作り方

①鍋でオリーブオイルを熱してから、べーコンと玉ねぎを炒める。

②トマト缶を入れて5分ほど煮込む。

③コンソメと塩胡椒を入れて味付けする。

④ご飯を入れてなじませる。

⑤とろけるチーズを入れて、混ぜる。

⑥パセリをお好みでかけて完成!

鍋に予めアルミホイルを巻いておくと、チーズが焦げ付くことなく料理できます。

私は少しそこに焦げ付いて固まったチーズが美味しくて大好きです。
鍋はメスティンでもいいでしょう。

底が深すぎないもののほうが、具材を付けて食べやすいです。
固形燃料があれば、それで温めながら食べられるので冷めずに食べられます。

トマトリゾットを作るのに必要な道具

・ガスバーナー
・少しだけ大きめの鍋

トマトリゾットは、こんな登山のときにおすすめ

山初心者だった私は手間がかかってしまいましたが、具材を切ってい持っていくなど工夫して調理すれば、時間もかからず簡単にできます。

なので、あまりゆっくりはしていられないけど、何か調理したいと思うときにおすすめです。
また、トマト缶1缶全部使うので量が多めにできてしまします。

2人以上でシェアして食べるのがおすすめです。

もちろん、1人で全部余裕で食べられるって方は、ソロでも大丈夫だと思います。

05.山めし
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