毎年開通した週は、何人も転落事故が起きています。年齢に関わらず発生していますので、訪れる際には特に注意してください。
今回はそんな危険はあってもそれでもなお多くの登山者が訪れる「下ノ廊下」の注意点と魅力を調べました。
最新の状況については、阿曽原温泉小屋のホームページをご覧ください。
登山道の様子は、以下の動画がわかりやすいです。過去情報ですが、道の状況も把握できます。
危険エリアになりますので、ヘルメットは必ず着用するようにしましょう。
調べたい道具をクリック
2023年9月8日時点の工事状況です。紅葉最盛期に向けて整備中です。

2021年は9月末には開通できましたが、
2022年は10月中旬以降、
2023年は今の進捗だと9月末に開通できそうかな。
※下の廊下
〇黒部ダム~黒部別山谷(上半部分)
ほぼ整備が終了。(9/2)
黒部別山谷~仙人谷ダム(下半部分)
整備中
(9/8時点)
〇「下の廊下」上半区間(黒部ダム~黒部別山谷)は、ほぼ整備が終了しました。
まだ少し細々した作業が残っているそうですが、一般登山道を歩けるレベルの方ならば大丈夫とのことです。
〇「下の廊下」下半部分(黒部別山谷~仙人谷ダム)は、連絡が入って来ておりませんが、物輸ヘリが入ったことから整備も進んでいるはずです。
先にも書きましたが、黒部別山谷~十字峡 間の「草刈り」「手摺番線の張り込み」「丸太桟道整備」「沢水で濡れてヌルヌルになる岩の除去」等の作業が有るはずですので整備が終わるまでは一般登山者の通行は大変危険ですので整備がある程度進むまで立ち入らない様に願います。
(歩いてみても一時間余りの距離ですから、整備に掛かる時間はそれほどでもないかと?もうしばらくお待ちください)
※あんまり見かけないのですが???
昨日の午前中、風呂までの草刈りを仕上げてから風呂に入っていると「黄色アゲハ」がヒラヒラと飛んで来て、温泉が溢れたのを吸い始めました。
「カラスアゲハ」を見ることはあるのですが「黄色アゲハ」は??あんまり見かけたこと無いかも?
※台湾から二組目!
昨日は、台湾から4人の家族?が欅平から来られて雲切新道を登って行かれました。とてもフレンドリーで行儀のよい方々でした。
阿曽原温泉小屋より
基本情報
オススメコース:黒部ダム~阿曽原温泉~欅平
レベル:上級者向け
歩行時間(休憩なし時):12時間40分
歩行距離:24km 車でのアクセス:名古屋から3時間
下ノ廊下ってどんな山?
下ノ廊下は非常に訪れるのが難しいルートです。
まず第一に雪解けがかなり遅く、 例年9月中旬から10月のみ通行可能となるので、かなり短い期間しか通ることができません。
しかも、年によっては、一度も開通することがないこともあるのです。
道の難易度抜きにしても歩くチャンスが非常に少ないことが分かると思います。
それに加え、登山道は狭く、落石も多いので、ヘルメット推奨の上級者ルートと言えます。
そんな下ノ廊下は紅葉がすばらしく、10月中旬~長い登山道が一面の紅葉に染まり、目が麻痺してくるほど鮮やかな景色に包まれます。また、道中には温泉もあり、秘境の紅葉を楽しむことができます。
地図は必ず持って行きましょう。
黒部 下ノ廊下の未来
下ノ廊下は、2024年を目安に観光開発が計画されています。
現在の約5倍の人が訪れる見込みとのことなので、空いている下ノ廊下を見ることができるのは、あとわずかとも言えるかもしれません。
県が長年、観光振興に欠かせないとして全面開放を求めてきたことを受け、18年10月、関電との間で協定が結ばれ、開放に合意。24年度から、現行の公募見学会の約5倍となる年間最大1万人を受け入れることになっている。
北陸・信越観光ナビより
下ノ廊下の開通時期
年によって開通時期が変わります。こまめにチェックしましょう。
近年はコロナウイルスの状況にも注意する必要があります。
最新の状況については、阿曽原温泉小屋のホームページをご覧ください。
登山ルート
①黒部ダム~阿曽原温泉~欅平
スケジュール 1日目 8:00 黒部ダム 10:40 別山谷出合 12:20 十字峡 14:35 仙人谷ダム 15:25 阿曽原温泉 2日目 6:00 阿曽原温泉 8:00 折尾谷 9:20 トンネル 11:10 欅平駅
スターとが4つ下の地図「黒部ダム」で、このすぐ下の画像、
「欅平」まで長い道を歩くルートです。




【 黒部ダムが登山口】
以下のマップは、橋の中央ですが、この橋に向うトンネル出口付近には、トイレ、水道があります。
トロリーバス乗り場から、バスの進行方向に進み、「登山者出口」という矢印の出口からトンネル外に出て登山口に向うことができます。
注意点
「黒部に怪我はなし」と言われています。これは怪我するような危険な場所ではないというような意味ではなく、落ちたら死ぬから怪我ではすまないといった意味だそうです。
下ノ廊下の魅力を知ると同時に注意点も抑えて起きましょう。
・狭い崖道
一番注意すべきはこの狭い崖道です。特にグループ登山の方は、不用意に振り向いたりして、ザックで後ろの方にぶつかったりしないようにしましょう。
バランスを崩したら谷底にまっさかさまです。
・ 草木で隠れた断崖
紅葉で上ばかり見ていて足を踏み外したりしないように、注意が必要です。
・ 落ち葉に埋もれた 崩落しかけた道
落ち葉に埋もれると、道が良く見えないことがあります。注意深く観察しましょう。
・滝で濡れた滑りやすい木道+断崖絶壁
湿った木道は非常に滑りやすくなります。転ばないように注意しましょう。滝がある場所は濡れずに通るのは困難です。靴が濡れると滑りやすくなることもあるので、気をつけましょう。
宿泊情報
阿曽原温泉
営業期間:7月中旬-10月28日の宿泊まで (例年)
2020年は営業していません。
1泊2食 10,000円
素泊 7,000円
阿曽原キャンプ場
2021年の阿曽原キャンプ場について、10月末まで営業予定です。
混雑を避けて利用しましょう。
テント:30張
混雑予測
阿曽原温泉前のテント場は、下の廊下開通時期の土日は常に満員という状況のようです。
平日なら多少は余裕があるとのことですので、可能な方は時期をずらして訪れると良いでしょう。
2020年10月31日
阿曽原温泉テント場ヤバ pic.twitter.com/2JlMMEMplW
— ふぁてちゃ提督@10/30-11/1九州 (@fatechan) October 31, 2020
2018年10月05日の様子
下の廊下④関電宿舎〜阿曽原温泉
— テント豚 (@yasuleena) October 15, 2018
真新しい関電宿舎の前は広い平坦地。勿論テントは禁止です^^;
ここからの急登と急下降は疲れた体にかなり効いた💦
阿曽原温泉のテン場はこの日は目一杯。通路まで張られている状況でした。当然のことながら温泉もイモ洗いで順番待ちでした。 pic.twitter.com/YImguLUuo2
2017年10月08日の様子
流行に乗って混雑テント場画像を貼る。一昨年の10月8日、阿曽原温泉。このあとまだまだ混んだ… pic.twitter.com/70jtX3CjId
— 鉄チンホイール (@hiro_tetsu) September 19, 2019
2016年10月25日の様子を見ると、14時前には到着したいです。
阿曽原温泉のテント場。
— ajitarou (@ajixtuko0316) October 24, 2016
私達が着いたのは15時くらいでトイレの前しか平地が空いてなかったです。
周りの人に聞くと14時から15時の間にどっと埋まったようです。その少しの時間が巻けなかったんだよな〜(´._.`)
朝は6時過ぎに出てきたけどみんな早いのね。ほとんど撤収してました。 pic.twitter.com/0e8isQMLgX
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