身の回りで登山者のマナーについて、話題になったことはありませんか?
登山ブームの加熱の中、そのマナーについて問われています。
自然は誰のものでもありません。みんなが楽しく山登りを楽しめるように、マナーについて把握しておきましょう!
特に初心者の方は、軽く目を通してもらえると嬉しいです。
登山で気をつけること「分かりにくいマナーとは」
すれ違い時の挨拶
山ではすれ違い時には挨拶をしましょう。おはようございます。こんにちは、お気をつけてなど
道を譲ってもらったときは、ありがとうございますなど
コロナ禍以降は会釈で良いとする人も増えました。
十分な必ずしも声を出して挨拶しなくても、笑顔で会釈すれば十分だと思います
ごみは持ち帰る
山で出たごみは持ち帰りましょう。特に行動食に個包装のお菓子を持っていく時は風で飛ばされないように気を付ける必要があります。
食器は洗わない
山では食器は洗えません。洗うことによって油分が流れてしまうからです。トイレットペーパーの芯を抜いたものをガムテープで巻き、ジップロックに入れて持っていきましょう。
歯磨きは飲み込む
歯磨き粉も吐き捨てることはできません。
歯磨きした後そのまま飲み込む必要があります。飲み込むのに抵抗がある人には、歯磨きガムやジェル歯磨き粉が有効です。
ジェル歯磨き粉は歯磨きの後に成分を口の中に残すことを前提で作られているので、泡が立ちにくく、うがいをしなくても違和感が少なくすみます。
>>富士山登山~テント泊での歯磨き(歯磨き粉や歯磨きシート・ガムの活用)
こちらは歯磨きの代わりにガムで補う方法。歯磨きより効果は下がりますが、ガムを噛むだけのお手軽です。
こちらは直接拭くタイプ。歯磨きをシートで行なえます。
すれ違いの時、登山道は登り優先
グループ登山の場合は先頭の人が◯人来るので避けてとか、一番後ろの人が、後ろから◯人来るので避けてとか言ったりします。避けるときは山側に避けましょう。崖側に避けると危険です。
登り優先の理由として、下山者が動くと落石の危険がある。登り側の方がきついので、ペースを乱さないようにしようということがあげられます。
ルートによっては下山の方が危険なケースもあるので、
ルールに盲目に従うのではなく、他の人の安全を考えて行動することが大切だね
歩くときは一列で
登山道は狭い道が多いです。すれ違いができるように一列で並びましょう!
登山道からは外れないように
登山道から外れると、高山植物を傷つけてしまいます。何もないように見えても土の下には種が埋まっているかもしれません。踏み固めてしまうと緑が再生できなくなります。
携帯トイレを持ち歩こう
高山での糞尿は、バクテリアがいないために分解されず、残り続けてしまいます。山によっては携帯トイレブースがありますが、そうでなくても心配なら携帯トイレの持ち歩きが推奨されています。
山小屋への到着は、遅くても16時まで
山では遅くなるほど天候変化がしやすくなり、危険になります。可能なら12時過ぎくらいに山小屋へ、遅くても16時までには到着するようにしましょう。
山小屋やテント場では騒がない
山の夜は早いです。たいていの山小屋は20時就寝なので、それ以降にさわぐのは止めましょう!
また早朝に出発するときは前日にパッキングを済ませ、ガサガサ音を出さないようにしましょう。
テントはなるべくグループで1つ
山の平地は限られています。テント場では、グループはできるだけひとつのテントにまとめましょう。空いてるテント場では自由に!
これもコロナ禍以降は一人1テントでも良くなりました。
その代わり予約制のテント場が増えましたね。
同居家族で出かける際はできれば、1つのテントで行くようにしましょう
山岳保険に入っておく
いざというときに迷惑をかけないように、加入しておきましょう。
登山計画書は提出しよう
いざというときに行動が読めないと捜索や救助が長引き、費用が高額になったり、最悪の場合は命に関わります。また、山によっては提出が条例で義務化されています。
登山用バーナーのマナー
山によっては火気厳禁でバーナーが使えない山があります。
場所が限定されていることも多いので、事前にしっかり確認しておきましょう。
グループ登山のルール
グループ登山の場合は戦闘が体力のある人(サブリーダー)、最後尾がリーダーという隊列が一般的です。
戦闘はルートファインディングの技術が必要だったり、注意深く観察する必要があるので、得意な人に任せると良いでしょう。
あまり人数が多すぎる場合は隊列を分けるなど、工夫しないと指示が伝わりにくいので注意しましょう
登山のイヤホンマナー
ソロ登山をされる方でイヤホンをしながら登る方がいますが、人によっては注意されます。
落石や危険がある場合に周囲の危険に気づきにくくなってしまうからです。
万が一落石が発生させてしまった場合は、「ラーク!(落)」と叫んで下の登山者に知らせる。
富士山の事故であったように、当たれば死ぬこともあります。この言葉を知らない人もいるので、個人的には「落石ーー!」でもいい気がします。
山頂の標識や三角点の周りでたむろしない
山頂や三角点、その他道しるべとなる場所ではみんなが写真を撮ります。その場所を塞がないようにしましょう。
以上、いくつかのマナーをご紹介しました。皆さんの登山が安全で楽しいものになりますように
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