まず結論からお伝えしますと、サワラを狙ったキャスティングゲームで使用するロッドは、長さが7フィート前後で、硬さはMLを基準に柔らかめのスピニングロッドを選びましょう。
なぜなら、サワラは出世魚で大きくなると1mを超えることもある魚ですが、ヒラマサのように根に潜るのではなく横に走るように泳ぎ持久力もないので本格的なジギングロッドではオーバースペックになってしまうからです。
取り回しのしやすい短めのロッドで、ロングキャストを繰り返す釣りになるのでベイトよりスピニングタイプのものがオススメです。
この記事を読めば、サワラキャスティングで使用する最適なロッドが分かります。
この記事の結論
・安さでロッドを選ぶなら「メジャークラフト 3代目クロステージ CRXC-702ML/S」
・サワラ釣りを楽しみたいなら「ダイワ ボートシーバスロッド ラテオ BS 69MS」
・ハイエンドロッドで少しでもばらしを減らしたいなら「シマノ グラップラーBBタイプC 」
S70L」サワラを狙ったキャスティングゲームを楽しむロッドとは?
サワラのキャスティングゲームでは、ロングキャストを手返しよく行う必要があるので、バーチカル(縦)の釣りに向いているベイトロッドよりもスピニングロッドが向いています。
また、サワラキャスティングはブレードチューンのメタルジグやプラグなどを使用して、ナブラやボイルを狙っていくスピーディな釣りです。
チャンスを逃さないためにも、最適なロッドを選び、サワラキャスティングゲームを楽しみましょう。
長さは7フィート(2.1m)が扱いやすくておすすめ
ロッドは7フィート前後を基準にして選ぶと良いでしょう。
釣り船によってはオーバーキャストが禁止の場合があり、あまり長すぎるとアンダーキャストがしづらいからです。
ただし、短すぎるのも飛距離が足りなかったりするので、7フィート前後が取り回しがしやすくバランスが良いです。
硬さは柔らかめを選ぶ
硬さはMLを基準に柔らかめのロッドを選ぶようにしましょう。
サワラは出世魚で大きくなる魚ではありますが、ヒラマサやブリと違ってそこまで強い引きではなく、硬すぎるロッドではバラしが多発してしまうからです。
サワラがかかった時に綺麗にしなる、ある程度柔らかいロッドがオススメです。
適合ルアーウエイトは10~50gで軽めの重さを扱えるロッドがいい
サワラキャスティングで使用するルアーの重さは20g〜40g程度の軽量なものがほとんどです。
したがって、余裕を持って10g〜50g程度のルアーを扱えるロッドを選んでおけば間違いありません。
キャスティングで使えるロッドを選ぶ
サワラキャスティングでは遠投性に優れたキャスティングロッドを選びましょう。
なぜなら、手返しよくロングキャストを繰り返す必要があるからです。
ただし、長すぎると船での釣りでは扱いにくいので、短めの取り回しがしやすい長さがオススメです。
初めてのサワラロッドはシマノかダイワを選べば失敗しない
どのサワラロッドを選べば良いか迷ったら、シマノかダイワのメーカーを選べば間違いありません。
日本の釣具メーカーを代表する二大巨塔のメーカーで、商品の品質が高いからです。
日本のみならず世界でも有名な一流メーカーなので、選んで失敗することは少ないはずです。
リールは早巻きできるハイギアでサイズは4000〜5000番を選ぶ
サワラキャスティングで使用するリールは、高速巻きができるハイギアタイプの4000〜5000番程度のものがオススメです。
サワラやサゴシは泳ぐスピードがとても早いことで有名で、この速さで追いつくのかと思うほど早く巻いても余裕で食らいついてきます。
逆にあまり巻くスピードが遅いとサワラに見切られたり、丸呑みされて鋭い歯でリーダーを切られてしまう恐れがあります。
したがって、サワラキャスティングでは、高速巻きで誘うのが基本になるので、ハイギアタイプのものを選びましょう。
サワラのキャスティングロッドを選ぶメリット・デメリット
サワラのキャスティングロッドを選ぶ際に生じるメリットとデメリットをご紹介します。
サワラを狙うキャスティングゲームでは専用のロッドを選ぶのがオススメではありますが、アクションやサワラを掛けた際のフッキングは初心者の方には意外と難しいところがあります。
詳しくみていきましょう。
サワラのキャスティングロッドを選ぶデメリット
- プラグを使ったキャスティングゲームは初心者には少しハードルが高め
- フッキングをしっかりしないと口切れによるバラシが多い
プラグを使ったキャスティングゲームは初心者には少しハードルが高め
プラグを使用したキャスティングゲームでは、ジャーキングやトゥイッチといったテクニカルなアクションでサワラを狙うことがあり、初心者の方にはやや難易度が高めです。
また、プラグは空気抵抗が高く、飛距離を出すのにある程度の技術が必要になってくるので、遠投が必要なサワラキャスティングではハードルが高くなってきます。
フッキングをしっかりしないと口切れによるバラシが多い
サワラは比較的バレやすい魚です。
そのため、しっかりとフッキングし、口ではなく顎に針を貫通させる必要があります。
アタリがあったのにバラしてしまうと悔しいですよね。
チャンスを逃さないためにもしっかりとフッキングすることを意識しましょう。
サワラのキャスティングロッドを選ぶメリット
- ブリなどの別の魚種がかかることがあるが、問題なく釣り上げることができる
- サワラの専用ロッドはよくしなり、サワラの口切れによるバラしを軽減する
- サワラ専用ロッドはシーバスロッドよりパワーが強く、ジギングロッドよりもやさしいパワーバランス。サワラとのファイトを楽しめる一本
ブリなどの別の魚種がかかることがあるが問題なく釣り上げることができる
サワラのキャスティングゲームでは、サワラだけでなくブリなど様々な魚がかかることがあります。
ブリなど大型の青物の強い引きにも対応できるよう、ブランクスは強く作られていることが多く、安心して魚とのファイトをすることができます。
サワラの専用ロッドはよくしなり、サワラの口切れによるバラしを軽減する
サワラは泳ぐスピードが早く、口切れのリスクも高い魚で、瞬発的な走りにも対応できるようサワラの専用ロッドは柔軟に作られています。
硬いロッドではバラしを多発しやすく、衝撃を吸収できるしなやかさが大切だからです。
サワラ専用ロッドはシーバスロッドよりパワーが強く、ジギングロッドよりもやさしいパワーバランス。サワラとのファイトを楽しめる一本
サワラ専用ロッドのパワーはランカークラスのシーバスロッドかそれ以上で、本格的なジギングロッドよりかはやさしいパワーバランスとなっています。
サワラは出世魚で1mを超えるほど大きくなる魚ですが、根に潜るのではなく横方向に走ることが多く、また持久力もないので、ブリやヒラマサを釣るような本格的なジギングロッドは必要ありません。
サワラとの駆け引きが楽しめるパワーバランスとなっています。
サワラのキャスティングロッドの使用感・評判・クチコミ
悪い口コミ
表記は「ML」となっていますが、ダイワのラテオと比較した場合M相当が相応しいのでは?と感じました。
先調子でもありますし10g以下のルアーを綺麗にライナーで精度良く飛ばすにはそれなりの腕前が必要です。
ディアルーナは一般的に、ちょっと良いタイプの入門用モデルと言われていますが、実際は中〜上級者向けのテクニカルなモデルなのではないかと思います。
初心者、初級者が港湾部で楽しむには一つ柔らかいS86Lが向いているでしょう。
そちらの方がよく使う9センチ前後のミノーや小型のバイブレーションをかなり楽に投げられます。
Amazonレビューより引用
マグロキャステイング用に購入。
何本も買えないので、少し余裕のスペックと思ったが、結構固そうな感じ。
もう一つ柔らかくてもよかったかな。
マグロ掛けてみないと、正解かどうかは分からないか…。
Amazonレビューより引用
良い口コミ
カツオキャスティングに使用しました。
ドラグ4kg設定にて8kgぐらいの釣りましたが、1~2分でキャッチでき安心感ありました。ライトタックルのキャスティングには良さそうです。
前のグラップラー68Lも所有していますが、19のほうが柔らかく感じます。
ジグメインなら68L、トップ・スキッピングには70Lが自分には使いやすいです。
30gのプラグをメインで使用なら70Lがベストだと思います。
ガイドも今のところ問題ないですし、オススメです!
Amazonレビューより引用
沖合ジギング用に購入。 早速友人と船釣りに出かけました。
水深20-80mの沖合にて、良い群れにもあたり、皆で70-80cm代のワラサを13本揚げました。
私はこの竿で2本揚げています。タックルはPE3号、130gのジグを使用。
かなり強い引きでしたが、しっかりしなってくれて、バラしもなく安心して釣行できました。
値段も手ごろなので、おすすめです。
Amazonレビューより引用
総評
サワラのキャスティングロッドは長さが取り回しのしやすい7フィート前後で、適合ルアーウェイトが10g〜50g程度の軽量のものを扱える柔らかめのものを選ぶようにしましょう。
サワラの専用ロッドは、青物特有の瞬発的な走りをいなすしなやかさを持っており、口切れしやすくバラしやすいサワラにはもってこいです。
サワラのキャスティングロッドの選び方
サワラキャスティングゲームでは手返しよくロングキャストをする必要があるので、スピニングロッドが向いています。
また、船の上ではオーバーキャストが禁止の場合もあるので、アンダーキャストがしやすく取り回しのしやすい7フィート前後のロッドを選ぶことをオススメします。
おすすめのサワラのキャスティングロッド
オススメのサワラのキャスティングロッドをいくつかピックアップしてみましたので、ご紹介します。
シマノ:グラップラーBBタイプC「S70L」
Amazon価格26162円(税込)
シマノが販売する多彩なオフショアゲームに対応したミドルクラスのスピニングロッドです。
ブランクスには軽さと強靭さ両立させる「スパイラルX」と、キャストやファイト時のねじれを抑制し、アングラーの意図する方向性を維持してくれる「ハイパワーX」を採用しており、高いパフォーマンスを発揮してくれます。
重さ :187g
長さ :2.13m
対応ルアー(g) :MAX60g
構成素材 : カーボン
利用できるリール種類 :スピニング
(ベイト or スピニング)
シマノ ロッド 18 ディアルーナ スピニング
Amazon価格23000円(税込)
シマノが販売するシーバスロッドとして人気の高いロッドですが、オールラウンドで使用できます。
シマノの独自技術「スパイラルX」と「ハイパワーX」に加え「マッスルカーボン」を採用することによって高い強度を保ちつつ軽量化に成功しました。
重さ :141g
長さ :2.9m
対応ルアー(g) :8−45g
構成素材 :カーボン
利用できるリール種類 :スピニング
(ベイト or スピニング)
ダイワ ボートシーバスロッド ラテオ BS 69MS
Amazon価格20544円(税込)
ダイワが販売するボートシーバスモデルのロッドになります。
軽さ、感度、キャストのしやすさなど、トータルにおいて高性能で、魚の引きにもしっかりと追づいする粘り強さも併せ持っています。
ボートシーバスに最適ではありますが、サワラキャスティングでも十分性能を発揮してくれるでしょう。
重さ :103g
長さ :2.06m
対応ルアー(g) :7−35g
構成素材 :ナイロン
利用できるリール種類 :スピニング
(ベイト or スピニング)
ダイワジギングロッド/キャスティングロッド VADEL(バデル) C73MLS
Amazon価格16069円(税込)
ダイワが販売する入門機にピッタリのキャスティングロッドです。
上位機種の設計を元に作られているので、エントリーモデルながら実用性は十分にあります。
オフショアをとりあえず始めてみたいという方には、ヴァデルを選んでおけば様々なシチュエーションに対応できるでしょう。
重さ :235g
長さ :2.21m
対応ルアー(g) :15−60g
構成素材 :カーボン
利用できるリール種類 :スピニング
(ベイト or スピニング)
アブガルシア:オーシャンフィールド サワラキャスティング OFWS-732MH
Amazon価格12428円(税込)
アブガルシアが販売するサワラキャスティング専用モデルのロッドになります。
柔軟にロッドがしなることで、バラしやすいサワラゲームをアシストしてくれます。
サワラだけでなく様々な魚種に対応しているので、オフショアの釣りを楽しむことができます。
重さ :199g
長さ :2.21m
対応ルアー(g) :12−60g
構成素材 :カーボン
利用できるリール種類 :スピニング
(ベイト or スピニング)
メジャークラフト キャスティングロッド スピニング 3代目クロステージ オフショアキャスティングCRXC-73ML
Amazon価格12780円(税込)
メジャークラフトが販売するキャスティング専用のロッドになります。
入門機にオススメな安価な価格ながら、しなやかなティップでサワラとのファイトも十分に楽しめる性能を持っています。
重さ :141g
長さ :2.9m
対応ルアー(g) :15-60g
構成素材 :カーボン
利用できるリール種類 :スピニング
(ベイト or スピニング)
メジャークラフト 3代目クロステージ ボートシーバス スピニングCRXC-702ML/S
Amazon価格12474円(税込)
メジャークラフトが販売するボートシーバス専用モデルのロッドになります。
ロングキャストで広く探りたい時に有利で、魚の引きを柔軟に吸収してくれるのでサワラキャスティングで必要な性能は十分に持っています。
重さ :141g
長さ :2.9m
対応ルアー(g) :6−28g
構成素材 :カーボン
利用できるリール種類 :スピニング
(ベイト or スピニング)
まとめ
サワラキャスティングは、手返しよくロングキャストを繰り返すスピーディな釣りです。
オフショアでの釣りでは取り回しのしやすい短めで柔らかいロッドを選ぶのがオススメで、疲労が溜まりにくい軽量なものが良いでしょう。
予算内で自分に合ったロッドを選びサワラキャスティングを楽しみましょう。
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