まず結論からお伝えしますと、サワラキャスティングで使用するオススメのタックルは、7フィート程度でサワラの引きを柔軟に吸収できる柔らかめのロッドと、高速巻きできるハイギアタイプのリールがオススメです。
なぜなら、サワラは口切れしやすい魚で、本格的なジギングロッドのような硬いものだとバレてしまうことが多発するからです。
また、泳ぎが速く歯が鋭い魚で、巻くスピードが遅いとルアーを丸呑みにされてリーダーを簡単に切られてしまったり、見切られてしまうことがあります。
この記事を読めば、サワラキャスティングで使用する最適なタックルが分かります。
この記事の結論
・初心者にオススメのタックルは「シマノ ソルトウォーターロッド シーバス ディアルーナ S66MLテクニカルとシマノ スピニングリール 22 サハラ 4000XG」
高速移動するサワラに対応できるタックルの特徴
サワラキャスティングでは以下のタックルを使用します。
- 7フィート前後の柔らかめのロッド
- ハイギアタイプの4000〜5000番程度のリール
- PEライン1〜1.5号のライン
- 8号のフロロカーボンのリーダー
サワラは泳ぐスピードが速く鋭い歯を持っていることで有名で、それに対応したタックルを使用することが釣果にも繋がります。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
ロッドの長さは7フィート(2.1m)で柔らかい素材を選ぶこと
サワラキャスティングでは取り回しのしやすさから7フィート程度のロッドを選ぶのがオススメです。
乗合船などでサワラキャスティングを行う際、船によってはオーバーキャストが禁止の場合があり、アンダーキャストが必要になってきます。
あまり長すぎるとアンダーキャストがしづらいので、7フィート程度の長さがちょうど良いです。
また、サワラの瞬発的な走りを吸収できるよう、ティップは柔らかめのロッドがオススメです。
リールは早巻きできるハイギアでサイズは4000〜5000番を選ぶ
リールは一巻き1m程度がまけるハイギアタイプで、4000〜5000番程度のものがオススメです。
サワラは泳ぐスピードが速く、ルアーを回収する時のような早巻きでも余裕で食らいついてくるからです。
また、巻くスピードが遅いと、ルアーを丸呑みにされてしまい鋭い歯でリーダーを簡単に切られてしまうので、超高速巻きで誘う必要があります。
ラインの長さはPE1号~1.5号を200m巻ければ大丈夫
サワラキャスティングで使用するラインは、PE1〜1.5号程度が一般的です。
ラインは太ければ太いほど強度は高くなりますが、その分飛距離は落ちてしまいます。
ロングキャストを繰り返すサワラキャスティングでは飛距離が出やすく、ある程度強度のある1〜1.5号程度がバランスが良いでしょう。
リーダーの太さは8号のフロロカーボンがおすすめ
リーダーは、ボートシーバスよりもやや太めの8号程度がオススメです。
サワラの引きにも耐え、ルアーのアクションの妨げにもならない太さです。
ルアーの重さは20-40gをキャストできる重さを選ぶこと
サワラキャスティングで使用するルアーの重さは20〜40g程度のものがほとんどです。
扱うロッドの硬さが柔らかく、キャストやアクションのしやすさから対応ルアーウェイトが20〜40g程度のものが多いからです。
余裕を持って10〜50g程度まで扱えるロッドを選んでおくと良いでしょう。
フックはバラシを防ぐためにしっかり付けること
ジグにはフロントにアシストフック、リアにはトリプルフックを付けるのが一般的です。
アシストフックだけでも魚を釣ることはできますが、リアにも付けることでバラしを軽減することができます。
ただ、リアにトリプルフックを付けると根がかりのリスクも上がるので、根がかりの心配のない場所で使用した方が良いでしょう。
サワラの釣り方・誘い方
誘い方は「早いただ巻き」か「ジャーク&ジャーク」
サワラの誘い方は、基本ルアーを投げて巻くだけで釣ることができます。
ただ、サワラは泳ぎの速い魚なので見切られないためにも高速で巻く必要があります。
また、ジャークと呼ばれるリールを巻きながらロッドをあおることでルアーにアクションを加えることも効果的です。
サワラ用にキャスティングタックルを選ぶメリット・デメリット
サワラ用のキャスティングタックルを選ぶメリット・デメリットをご紹介します。
キャスティングタックルを選ぶデメリット
- サワラは鋭い歯なので適正な太さのリーダーを選ばないと切られる
- フッキングをしっかりしないと口切れによるバラシが多い
サワラは鋭い歯なので適正な太さのリーダーを選ばないと切られる
サワラの歯はとても鋭く、バスつかみをしようものなら手が血だらけになってしまいます。
リーダーもいとも簡単に切ってしまうことから「サワラカッター」など呼ばれることもあり、簡単に切られないためにも太めのリーダーを使用する必要があります。
フッキングをしっかりしないと口切れによるバラシが多い
サワラは比較的バレやすい魚で、フッキングをする際はしっかりと下顎に針を貫通させる必要があります。
初心者の方にはやや難しいかもしれませんが、何度も挑戦することでコツを掴んでくるでしょう。
キャスティングタックルを選ぶメリット
- ブリなどの別の魚種がかかることがあるが、問題なく釣り上げることができる
- サワラは高級魚で脂が乗ってとても美味しい。専用のタックルで1本でも多くばらさず持ち帰ることが重要
ブリなどの別の魚種がかかることがあるが、問題なく釣り上げることができる
サワラキャスティングではサワラ以外の魚、ブリやシーバスなどの様々な魚がかかる釣りですが、サワラのキャスティングロッドであれば問題なく釣り上げることができます。
青物特有の瞬発的な走りをロッドの柔軟なしなりで吸収し、強い引きにも耐える強靭なブランクスが特徴だからです。
また、4000〜5000番程度のリールであれば十分にブリなどの大型の青物とのファイトも楽しむことができるでしょう。
サワラは高級魚で脂が乗ってとても美味しい。専用のタックルで1本でも多くばらさず持ち帰ることが重要
サワラは釣っても楽しいですが、食べても美味しい魚です。
一般的に高級魚として知られており、味自体は淡白ながら、上品な甘みと癖のなさが特徴です。
専用のタックルを使用し、チャンスを逃さないよう釣り上げて美味しいサワラをゲットしましょう。
サワラ用のキャスティングタックルの使用感・評判・クチコミ
悪い口コミ
音がガサガサで最悪
最初は糸鳴りかと思ったり馴染めば音も軽減されると思ってたが・・・
空回しではわからんけどライン巻いてる時にすでにガサガサ
店頭などでかった他の人のは問題なく
ネットで買うときはアタリハズレが激しいのではと疑います
二度と買いません
皆さんもお気をつけて‼️
Amazonレビューより引用
このリールの良さを全て消し去る勢いのギアの弱さにがっかりです。
19セルテートとセルテートSWで計6台 番手違いで徐々に買い足して自分のするアジング以外の釣り全てをセルテートを使う方針にしました。
それまではほぼシマノでセルテートの良さを知り、メインにずっと長く使いたいと思いセルテートにしましたが…
ギアがワゴンセールの3000円のリールより耐久性がありません。
特にLT2500番手とLT5000D番手が弱くすぐにゴリゴリ ゴロゴロの巻き心地になります。
汎用機としてダイワの上から2番目の位置付けで耐久性 堅牢が特化していてタフで長く使えて当然の高額なリールなのにLT5000番手は購入から三回目の使用でミノー早巻き中にギアが壊れました。
LT2500番手はギアの遊びとカチャカチャ音が日増しに悪くなってます。
ダイワさんはちゃんと物造りしているのか疑うレベルです。
音はともかく、せめて壊れないでほしいです。
耐久性、堅牢、丈夫、長く使える、を考えてセルテートにしたのに本末転倒です。
5年間酷使して使った15ストラディックの強さを実感するとは…
オーバーホールに1度も出さずに今でもトラブル無しで使えます。
Amazonレビューより引用
良い口コミ
カツオキャスティングに使用しました。
ドラグ4kg設定にて8kgぐらいの釣りましたが、1~2分でキャッチでき安心感ありました。ライトタックルのキャスティングには良さそうです。
前のグラップラー68Lも所有していますが、19のほうが柔らかく感じます。
ジグメインなら68L、トップ・スキッピングには70Lが自分には使いやすいです。
30gのプラグをメインで使用なら70Lがベストだと思います。
ガイドも今のところ問題ないですし、オススメです!
Amazonレビューより引用
低価格帯のスピニングリールですが、なかなか良い商品だと思いました。
まず、ねじ込み式ハンドルによりガタが少なりました。
そして、フリクションリングが搭載されているので、ベールを起こしてもローターが回転せず、フェザーリングの動作の際にベールが邪魔になりません。
サハラの1つ下のセドナにはフリクションリングが搭載されていないので、個人的にはシマノ製でサハラが本格的なルアーフィッシングに耐えられるボーダーかなと思います。
ただ注意点として、ラインローラーにベアリングが搭載されていないので、ライントラブルを減らすためにベアリングを追加することを個人的に強く勧めます。
(市販のキットで揃えるのが一番手っ取り早いですが、740ZZのベアリングと17アルテグラのラインロラーブッシュとラインローラー座金を取り寄せればシマノの低価格帯のスピニングリールに追加可能です。)
Amazonレビューより引用
総評
取り回しの良さと遠投のしやすさのバランスが良い7フィート前後のロッドを使用し、泳ぎの速いサワラに見切られないようにハイギアタイプのリールを選びましょう。
サワラキャスティングは手返しよくロングキャストを繰り返すスピーディーな釣りです。
サワラに見切られぬよう高速巻きで誘い、しっかりと下顎に針が刺さるフッキングを心がけましょう。
サワラ狙いのキャスティングタックルの選び方
サワラは鋭い歯と泳ぎの速さが特徴で、サワラキャスティングではその特徴に対応したタックルを選ぶことが大切です。
柔軟かつ取り回しのしやすい長さのロッドと、早巻きできるハイギアタイプのリールを選びましょう。
おすすめのキャスティングタックル
サワラキャスティングで最適なタックルをいくつかピックアップしましたので、ご紹介します。
サワラ ロッド:シマノ ソルトウォーターロッド シーバス ディアルーナ S66MLテクニカル
Amazon価格22425円(税込)
シマノが販売するボートシーバス用のロッドになります。
食い込み性能に長けたテクニカルロッドで、ボートシーバスだけでなくサワラキャスティングも十分に楽しむことができます。
重さ :100g
長さ :1,98m
対応ルアー(g) :5-21g
構成素材 :炭素繊維
利用できるリール種類 :スピニング
(ベイト or スピニング)
サワラロッド:シマノ グラップラーBBタイプC「S70L」
Amazon価格26162円(税込)
シマノが販売する様々なシーンに対応した、ミドルクラスの概念を覆す高いパフォーマンスが特徴のロッドです。
ブランクスには「スパイラルX」と「ハイパワーX」を搭載しており、軽量ながら高い強度を併せ持っています。
重さ :187g
長さ :2.13m
対応ルアー(g) :MAX 60g
構成素材 :炭素繊維
利用できるリール種類 :スピニング
(ベイト or スピニング)
サワラロッド:ダイワ ボートシーバスロッド ラテオ BS 69MS
Amazon価格20544円(税込)
ダイワが販売するボートシーバスモデルのロッドです。
キャスト精度が高く、魚を追従する粘りに長けており、ボートシーバスはもちろんサワラキャスティングでもその性能を発揮してくれます。
重さ :107g
長さ :2.06m
対応ルアー(g) :7−35g
構成素材 :ナイロン
利用できるリール種類 :スピニング
(ベイト or スピニング)
サワラリール:シマノ スピニングリール 22 サハラ 4000XG
Amaozn価格8380円(税込)
シマノが販売する入門機に最適なエントリーモデルのスピニングリールです。
1万円を切るリーズナブルな価格ながら、高いコストパフォーマンスで人気のリール。
シマノの独自技術「HAGANEギア」と「サイレントドライブ」搭載で高い強度と安定した巻き心地を併せ持っています。
重さ : 280g
利用できるロッドの種類: スピニング
(ベイト or スピニング)
サワラリール:シマノ スピニングリール 21 ツインパワー 4000XD
Amazon価格40420円(税込)
シマノが販売するミドルクラスのスピニングリールです。
リールのローター部分にはCI4+素材を使用しており、巻き始めが軽くサラッとした巻き心地が特徴です。
また、自重がとても軽いので、ロングキャストを繰り返すサワラキャスティングでは嬉しいポイント。
重さ : 245g
利用できるロッドの種類: スピニング
(ベイト or スピニング)
サワラリール:ダイワ セルテート LT5000D-CXH
Amazon価格42405円(税込)
ダイワが販売するライトショアジギングに最適なLTシリーズのスピニングリールです。
剛性が高かく滑らかな巻き心地ながら、コンパクト設計なのでどんな釣りでも使用できる汎用性の高さが特徴です。
重さ : 250g
利用できるロッドの種類: スピニング
(ベイト or スピニング)
PEライン|DUEL ( デュエル ) PEライン 釣り糸 スーパーエックスワイヤー8
Amazon価格1891円(税込)
DUELが販売するPEラインです。
H.I.P製法により適度なハリとコシがあり、耐摩耗性の高さから繰り返しの使用による毛羽立ちや色落ちが少ないのが特徴です。
線のタイプ :PEライン
線の太さ :号数1,2号 20.2lb
色 :5色
SLJショックリーダー|ダイワ(DAIWA) MTリーダーEX2 タイプF 8号30lb
Amazon価格1269円(税込)
ダイワが販売するフロロカーボンのショックリーダーです。
シーバス専用設計で、サバキやすく、しなやかで扱いやすいリーダーになって
います。
線の太さ :8号30lb
線の種類 :フロロカーボン
まとめ
オススメのタックルをご紹介してきましたが、これを参考に自分に合ったタックルを選んでサワラキャスティングに挑戦してみましょう。
スピーディーでエキサイティングなサワラキャスティング。
柔軟に曲がる柔らかめのロッドと、サワラに見切られないよう高速巻きができるハイギアタイプかエキストラハイギアタイプのリールを選んでおけば間違いありません。
目の前のチャンスを逃さないよう、食べても美味しいサワラをゲットしましょう。
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