基本情報
オススメコース:朝明渓谷~イブネクラシ~雨乞岳
レベル:中級者向け
歩行時間(休憩なし時):10時間
歩行距離:19km 山頂の広さ:狭い(東雨乞岳は広い)
車でのアクセス:名古屋から1時間
鈴鹿の奥座敷と呼ばれるイブネクラシ。知る人ぞ知る魅力がそこにはあります。たまには山頂を目指さない登山はいかがでしょうか。
地図は御在所岳のものになります。
・雨乞岳ってどんな山?
雨乞岳はその名の通り、雨乞信仰の山です。池には県によっては絶滅危惧種とされている山地のカエル (モリアオガエル) がいるそうです。
雨乞岳からイブネに向う途中にある杉峠と根ノ平峠にはかつて茶屋があり、
かつては武士、商人、旅人などが往来していた場所になります。周辺には鉱山が多数あったため、ところどころに鉱山跡が見られます。
②で紹介する登山ルートの登山である武平峠も、 信長はじめ多くの武人が越えた峠道なので、あちこちで歴史を感じられる山なんです。
・登山ルート
今回ご紹介するルートは、
①朝明渓谷~イブネクラシ~雨乞岳のルート
②武平峠駐車場~雨乞岳~イブネクラシ
③ 岩魚の里 永源寺グリーンランド ~杉峠~イブネクラシのルートになります。
①朝明渓谷~イブネクラシ~雨乞岳のルート
鈴鹿10座のイブネと鈴鹿セブンマウンテンの雨乞岳の両方を通る欲張りルートです。その分距離が長いので、体力や時間によっては、どちらか片方に切り替えるのもありです。
朝明渓谷駐車場・ ・ ・ (15分)522m地点 ・ ・ ・ (60分)根の平峠 ・ ・ ・ (30分)744m地点 ・ ・ ・ (15分)コクイ谷出合 ・ ・ ・ (90分)杉峠 ・ ・ ・ (10分)イブネ ・ ・ ・ (10分)クラシ ・ ・ ・ (10分)イブネ ・ ・ ・ (10分)杉峠 ・ ・ ・ (40分)雨乞岳 ・ ・ ・ (25分)杉峠 ・ ・ ・ (60分)コクイ谷出合 ・ ・ ・ (55分)根の平峠 ・ ・ ・ (55分) 朝明渓谷駐車場
雨乞岳から杉峠からへの間は、ササが背丈以上にあるので、サングラス推奨です。目に入ると本気で痛いので、保護面でも紫外線防止の両面から必要です。
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登山口の 朝明渓谷駐車場 はこちら
②武平峠駐車場~雨乞岳~イブネクラシのルート
武平峠駐車場から雨乞岳経由でイブネクラシを目指すルート
沢沿いを進むルートで、夏はヤマビルが発生するので、塩をもって行きましょう。6月中旬にこのルートを雨乞岳まで登りましたが、私自身はヒルに遭遇することはなかったです。
武平峠はトイレもあり、鎌ヶ岳へのアクセスに利用する人もいます。
注意点として、冬期は通行止めになるので、利用できません。
こんな感じでトンネルの近くにある駐車場です。
③ 道の駅「奥永源寺渓流の里」 ~杉峠~イブネクラシ
岩魚の里 永源寺グリーンランド先路肩・ ・ ・ (60分) ツルベ谷出合 ・ ・ ・ (100分) 杉峠 ・ ・ ・ (80分)イブネ ・ ・ ・ (10分)クラシ
登山口は「岩魚の里 永源寺グリーンランド」付近にあります。路肩に停めるのが定番です。15台くらいは停められます。2020年3月の三連休は、11台くらい停まっていました。
付近にはコンビニがないので、街中まで出て寄るか、最寄のicに乗る前によりましょう。
ルートとしては、杉峠までひたすら登り続ける1本道です。杉峠からは雨乞岳への登りとイブネへの登りに分かれます。どちらも急坂なので、気合を入れましょう。
杉峠の5分下には禿の水という水場がありますが、2020年3月には涸れて居ました。冬期は涸れるようです。他に水を得たいなら、 ツルベ谷出合から杉峠の中間くらいの川で水を汲んで浄水器を通すしかないです。看板が多く設置されており、わかりやすいです。
ツルベ谷出合 のちょっと前には、トイレや避難小屋もあります。
こちらの登山口を利用する場合は、温泉は永源寺温泉 八風の湯、ご飯は「カフェ あるぼっちょ」がおすすめです。
カフェ あるぼっちょ は、おしゃれなカフェでありながらランチはご飯お替り無料だったり、クリームコロッケが単品で追加できたり、そもそもの料理が多く、登山者向けです。
おしゃれなお土産もあるので、家族や友人へのお土産にもおすすめです。
・イブネのテント
イブネでは、暗黙の了解としてテント泊をされる方も多いです。環境への配慮は気を付けたいですね。
トイレがないので、イブネを訪れるなら携帯トイレも必需品です。電波はdocomo回線で3Gと4Gを行ったり来たりします。
水場は杉峠から西側に5分下った箇所にあります。涸れていることもあるので、あてにするのは避けましょう。3月中ならイブネの日陰には雪が残っていることが多いので、水場かわりに利用することも可能です。
街中の夜景も見ることができます。
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