西穂高岳 厳冬期の独標登山とピラミッドミーク
オススメコース:西穂高岳独標
レベル:中級者向け
歩行時間(休憩なし時):3時間
独標の広さ:狭い 車でのアクセス:名古屋から3時間30分
電波:ドコモ回線はだいたい4G回線あり4G
・西穂高岳ってどんなところ?
西穂高岳は標高2,909 mで無雪期は独標までは穂高岳の入門コースとなっています。
花の百名山と知られていますが、冬でも西穂山荘が営業していることもあり、
初心者の練習として丸山まで歩かれる方も多いようです。
西穂山荘では西穂ラーメンが有名なので、寒いときに食べに行くのも良いですね。
地図は必ず携行しましょう。
岩場が多く、風もあるので、
ヘルメットとゴーグルは必須です。
防風性を供えたハードシェルもないと寒さに震えることになります。必ず用意しましょう。ハードシェルって何?という人はこちら
・登山ルート
積雪期は丸山までが入門コースとなっていて、独標までは中級者向けのコースとなっています。 独標から山頂までは危険地帯が多いので、上級者向けのコースと言えます。
積雪期では西穂高口からの登山が一般的と思いますので、そちらのルートを紹介します。
①西穂高口~丸山まで
②西穂高口~ 丸山~独標まで
③西穂高口~ 丸山~独標~ピラミッドピークまで
無雪期は以下の4ルートがあります。ダイキレットやジャンダルムは屈指の難ルートとして有名ですね。
・上高地からルート
上高地 ~中尾根 ~ 西穂山荘 ~ 丸山 ~ 西穂独標 ~ ピラミッドピーク ~ 西穂高岳
・焼岳からルート
焼岳 ~ 中尾峠 ~ 焼岳小屋 ~ 割谷山 ~ 西穂山荘 ~ 丸山 ~ 西穂独標 ~ ピラミッドピーク ~ 西穂高岳
・槍穂高縦走ルート
槍ヶ岳 ~ 大喰岳 ~ 中岳 ~ 南岳 ~ 大キレット ~ 北穂高岳 ~ 涸沢岳 ~ 穂高岳山荘 ~ 奥穂高岳 ~ ジャンダルム ~ 天狗の頭 ~ 天狗のコル ~ 間ノ岳 ~ 赤石岳 ~ 西穂高岳
・天狗沢ルート
上高地 ~ 岳沢小屋 ~ 天狗沢 ~ 南岳 ~ 天狗のコル ~ 間ノ岳 ~ 赤石岳 ~ 西穂高岳
今回ご紹介するのは、 ③西穂高口~ 丸山~独標~ピラミッドピークまで
①、②も途中までは同じなので、参考にしてください。
2019年の3月3週目に撮影。雪は多く、12本アイゼンとピッケルが必須でした。
西穂高岳はルート上の風が比較的強いので、暖かい飲み物とネックウォーマーやバラクラバなどの用意があると安心です。
山専用ボトルの比較はこちら
丸山までは比較的緩やかな道が続きます。
西穂山荘の周囲は雪に覆われています。
西穂丸山はこんな感じです。
独標まではかなりの急坂を登ります。足を滑らせないように気をつけましょう。
独標からピラミッドピークの間は痩せ尾根となっていて、すれ違いは困難です。
これまでたくさんの滑落事故が発生していますので、少しでも恐怖心を感じるようなら引き返しましょう。
メンバーによってはロープやザイルの利用も視野に入れましょう。
実際に歩いてみたところ、痩せ尾根を越えた後も氷結していてアイゼンが刺さらないような箇所もあるので、
事前にアイゼンの刃はよく研いでおいたほうが良いと感じました。
また、ロープウェイは16時営業終了なので、時間に間に合うようにスケジュールを考える必要があります。
道の狭さがよく分かると思います。風も強いので、バランスを崩したら死が見えます。私はここで手袋を強風に飛ばされて焦りました。
そんなときのために必ず予備のグローブを持つようにしましょう。
左右でつけているグローブが違うのは、片方落としてしまったからです。
こちらの動画でも様子がよくわかります。
本当ならよい景色が楽しめますが、このときは霧で見えませんでした。
・登山口へのアクセス
・スケジュール例
新穂高ロープウェイは8:00~16:00なので、早くても8時西穂高口到着は8:30くらいになりそうです。下りは必ず間にあうように歩きましょう。
スケジュール
08:50 西穂高口駅
09:40 西穂山荘
10:15 西穂丸山
11:20 西穂独標
(休憩1時間) 13:00 ピラミッドピーク
13:40 西穂独標
14:00 西穂山荘
15:00 西穂高口駅
・周辺施設
温泉は、中崎山荘 奥飛騨の湯 がおすすめ
9:00~18:00が営業時間です。日帰り専門なので安心していけます。
一番近い新穂高の湯は営業していないので注意。
冬季~春季(10月31日-4月下旬)は休業となります。
2019年度 営業期間 : 4月23日(火) 12:00 – 11月17日(日)
コメント