登山をしていると必ず直面するのが膝の痛みです。
最も健康な若者なら、日帰り登山くらいなら痛みを感じることは稀です。
ですが、登山の縦走など、登山時間が延びるについて、体力や年齢に関係なく、膝を痛める危険性があがります。
※今回ご紹介するのは下山時の膝の痛みについてです。
本記事の内容
・膝の痛みってどんな症状?
・もし痛みが出たらどのように対処する?
・痛みの予防はどうする?
・膝の痛みってどんな症状?
初期症状が全くなく、ある日急に間接の動きが悪くなり、普通に歩くだけで痛みを伴うようになります。
この状態が改善すると、登りは全く痛くないのに、下山時に膝の内側または外側に痛みを感じるようになります。
・もし痛みが出たらどのように対処する?
山中で痛みが出たら、
テーピングやサポーターで負担を軽減しつつ、
トレッキングポールを併用してゆっくり下るしかありません。
下山後は、医療機関に受診しましょう。
整形外科になると思います。
完治に向けては以下の対応が必要になります。
STEP1
医療機関を受診。軽度であれば、ヒアルロン酸注射を薦められます。
1週間に1回、注射を5回繰り返すのが一般的な治療法とされていますので、
少なくとも5週間かかることになります。
その間山に行けないのが辛いですが、無理してひどくすると後悔することになります。
注意することとして、この方法は対処療法です。痛みを取り除くことができますが、
痛みが発生する原因を解消することはできません。それはSTEP2以降を見てください。
STEP2
痛みがある程度解消したら、根本原因に対処しておきます。
これを行なわないと、山に登るたびに膝が痛む体になってしまいます。
痛みが発生した原因が何かを、医療機関や整体に通って学ぶことになります。
私の場合は、ニーイントゥーアウトという癖が原因でした。
自分が当てはまっていないか、確認してみてください。
ニーイン、トゥーアウトとは?
その名の通り、足を曲げたときに、つま先が外側を向いているのに、膝が内側を向いている状態を指します。下は極端な例ですが、膝が内側に向いています。
足がねじれの関係にあるので、膝への負担が激増し、長距離を歩くと炎症を起こします。
このねじれた関係の原因は、筋肉の偏りや硬くなることによって、バランスが崩れることです。
登山を続けていると、一部の筋肉だけが発達することになりますので、それが原因となることも少なくないようです。
また、股関節の稼動域の狭さも原因となることがあります。
膝の痛みだけではなく、間接の痛みというのは、痛い場所が痛みの原因そのものでないことが多いそうです。
膝が痛いのに、膝に原因がないのってなんだか不思議ですよね。
STEP3
体の柔らかさを取り戻すためにストレッチやヨガが効果的です。
STEP2の整体に通い続けてもストレッチ対処をしてくれると思いますので、解消は可能です。
但し、10回程度通ったくらいでは改善の兆しが見えなかったので、完治までには少なくとも5万以上かかりそうだったので、
早い段階で自力でのストレッチにシフトした方が良いと思います。
可能なら通院期間を少なくして、自力でのストレッチの効果を確認しながらでも良いと思います。
体の柔軟性を取り戻し、症状が出ないことを確認したら、もう膝の悩みに惑わされることはありません。
実体験上、この方法が一番良いと感じましたが、人によって症状は異なると思いますので、
あくまで参考程度にお考えください。
皆さんが楽しき登山をできますように!
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