キャンプにおいて一番辛いこと。
それは、寒くて眠れないことです。
キャンプ歴20年の筆者は、キャンプにおいて、これほど辛いことはないと考えています。
冬キャンの就寝時に暖房を使っているのに体が寒いという経験はありませんか??
実は、地面の冷えによる寒さを攻略しなくては体は、なかなか温まりません。
よって、冬キャンの就寝時の寒さを乗り切るためには「底冷え対策」が、かかせないのです。
そこで重要となってくるのが、地面との距離になります。
コットを置くことで地面との距離が離れる為、地面から伝わる冷気をシャットアウトする事ができます。
この記事では、冬キャンの就寝時にはかかせないおすすめのコットと使用方法から選び方をお伝えします。
この記事の結論
コットは底冷え対策の救世主!!
・コスパ重視なら「ハイランダー:アルミGIコット2」
・コンパクトさ重視なら「サーマレスト:ウルトラライトコット」
・総合的におすすめなのは「WAQ:2WAYフォールディングコット」
冬キャンプでコットを使うと何が変わる?
まちがいなく快眠度が変わります。
冬キャンでも快眠するための最大のポイントは「地面の底冷えから身を守ること!」です。
夜の冷え込みで寒くて眠ることができないという事は、キャンプにてもっとも辛いことです。
コットを使うと、地面との距離ができる為、地面からの冷気を遠ざける事ができます。
また、地面の凹凸も気にせずに快適に睡眠を取ることができます。
冬キャンプではコットとマットのどっちが良い?
コットを使うメリット
快眠を優先できる事です。
コットを使用する事で地面と距離ができる為、地面からの冷気を遠ざける事ができるのが最大のメリットです。
且つ、冬は夏と違って地面が草でフカフカしている事はありません。
基本的に地面には凹凸がありますので、コットを使用する事で地面の凹凸を解消する事ができます。
マットを使うメリット
インナーテントの中での使いやすさです。
特にファミリーキャンプの場合、小さいお子さんは寝返りが大きかったりしますので、コットから落ちてしまう危険性もあります。
マットであれば、並べて使用する事で、そのような危険もなくなります。
コットでの睡眠の快適性は寝袋×防寒で決まる
防寒を高めるためにコットの上にブランケットを敷く
ペンドルトンのタオルブランケットやハイランダーのマルチカバーを被せるとおしゃれですし、底冷えを防ぐことができます。
寝るとき以外はブランケットとして使えば無駄がありません。
コット使用時の注意点
テント内でコットを使う時はテント下にグランドシートを敷くこと
コットの生地だけで、地面からの底冷えを防ぐことは不可能です。
そこで、テント下にグランドシートを敷く事をおすすめします。
また、グランドシートとコットの隙間に荷物を置くことでテント内のスペースを有効に使う事もできます。
コットとマット組み合わせ
コットの上にマットを重ねる場合、あまり厚すぎるものを選ぶと安定感が悪くなるので、
薄めのマットを選ぶようにしましょう。
夏向けのメッシュ素材や通気性が良すぎるものは避けること
通気性の良すぎる生地は地面からの冷気を遮断する事ができません。
どうしても夏向けのコットを使用する場合は地面にグランドシートや地面との隙間に荷物を置くなど、地面からの冷気を遮断する必要があります。
冬キャンプのコットの選び方・評価基準
収納サイズ・展開サイズ
自分のキャンプスタイルに合ったサイズを選ぶことをお勧めします。
ソロキャンプでは収納サイズが重視されがちですが、実は展開サイズが最重要となります。
ソロテントの場合、高さのあるコットがテント内に入らない場合があります。
2WAYタイプであれば、ロータイプにすればよいのですが、高さ調整ができないコットの場合は、最悪はテント内でコットが使用できないという事になります。
事前に自分のテントとコットの展開サイズを確認することは重要となります。
寝心地の良さ
生地のはりと横幅をチェックしよう。
生地のはりと同じくらい寝心地の良さに左右されるのが、展開時の横幅です。
70㎝以上であれば、寝返りをする事も出来ますので、70㎝を目安として検討することをおすすめします。
耐荷重
生地の厚さとフレームの強度で耐荷重がきまります。
コットを選ぶ際、重さに目が行きがちですが耐荷重も確認するようにしましょう。
難燃素材か
冬キャンプでテント内で薪ストーブを使用する際、安心して使用できるのが、比較的熱に強いポリエステル素材。
コットの生地もナイロンやポリエステルが使われています。
自分の冬キャンスタイルにあった生地を使ったコットを選ぶことも重要です。
ポケットなどのオプションの収納スペースがあるか
あれば便利なのが、就寝時にスマホや眼鏡を入れる事ができるサイドポケット。
チェックしてみましょう。
冬キャンプのおすすめコット
DOD:バッグインベッド バッグに入る軽量ベッド
専用バッグに入れて持ち運びが楽な軽量設計コットです。
収納サイズ:51×16×h12cm
展開サイズ:183×72×h15.5cm
寝心地の良さ:良い
耐荷重 :120kg
重さ :2.6kg
構成素材 :フレーム:アルミニウム 生地:600Dポリエステル
DOD:ハンペンインザスカイ
エアマットを内蔵し、最上級の寝心地を実現したコットです。
収納サイズ:44×25×h22cm
展開サイズ:190×78×h39cm
寝心地の良さ:良い
耐荷重 :180kg
重さ :5.9kg
構成素材 :フレーム:アルミ合金エアマット エアマット:TPU
カバー:600Dナイロン(PUコーティング)
サーマレスト:ウルトラライトコット
最軽量コットです。
シート裏面には、地面からの冷気を防ぐと同時に体からでる熱を反射するサーマルキャプチャーをラミネートし、断熱性を高めています。
収納サイズ:41×13cm
展開サイズ:R:183×61×10㎝ L:190×66×h10cm
寝心地の良さ:良い
耐荷重 :147.5kg
重さ :1.3kg
構成素材 :フレーム:アルミ
生地 :リップストップポリエステルサーマキャプチャーコーティング
悪い点
コールマン:コンパクトローコット2.0
フレーム取り外しが不要の簡単設営・撤収設計のコットです。
収納サイズ:51×18×h21cm
展開サイズ:207×68×h18cm
寝心地の良さ:良い
耐荷重 :80kg
重さ :5kg
構成素材 :フレーム:スチール 生地:ポリエステル
コールマン:トレイルヘッドコット
低下価格で組み立てやすさが魅力のコットです。
重さは9㎏と重いので徒歩キャンプには不向きです。
収納サイズ:14×18×h93cm
展開サイズ:190×87×h40cm
寝心地の良さ:良い
耐荷重 :80kg
重さ :9kg
構成素材 :フレーム:スチール 生地:ポリエステル
ウルコナ:4レッグ2ウェイコット
高反発なハリのある寝心地のコットです。
収納サイズ:54×18cm
展開サイズ:ロー:190×65×19cm ハイ:190×65×40cm
寝心地の良さ:良い
耐荷重 :150㎏
重さ :3.2㎏
構成素材 :フレーム:超々ジュラルミン 生地:600D ファブリック
ヘリノックス:コットワン コンバーチブル
ヘリノックス独自の技術で、少ない力でも簡単に組み立てができるコットです。
軽量で耐荷重にも優れています。
収納サイズ:16×16×54cm
展開サイズ:190×68×h16㎝
寝心地の良さ:良い
耐荷重 :145㎏
重さ :2㎏
構成素材 :フレーム:アルミ 生地:ポリエステル
ハイランダー:アルミGI コット2
圧倒的な低価格のコットです。
コスト重視でコットを購入しようとおもっている方には最適です。
収納サイズ:95×15×15㎝
展開サイズ:190×66×h42㎝
寝心地の良さ:良い
耐荷重 :80㎏
重さ :5.7㎏
構成素材 :フレーム:アルミ 生地:600D ポリエステル
ロゴス:イージーオーバルフレームベッド
コスパが良く、キャンプ初心者には最適のコットです。
収納サイズ:68×22×4.5㎝
展開サイズ:183×63.5×h18㎝
寝心地の良さ:
耐荷重 :120㎏
重さ :3.4㎏
構成素材 :フレーム:スチール 生地:ポリエステル
ニューラルアウトドア:エアベンチコット
シート生地部分には、座り心地・寝心地が抜群のエアクッションを採用しています。
生地の裏面には特殊なポンプが内蔵されており簡単に空気を入れる事ができる手間かからずのエアクッションコットです。
収納サイズ:55×15×h18㎝
展開サイズ:190×63×h30㎝
寝心地の良さ:良い
耐荷重 :120㎏
重さ :3.8㎏
構成素材 :フレーム:アルミ合金 生地:ポリエステル
WAQ:2WAY フォールディング コット
WAQのコットは固すぎず、柔らかすぎないシートのはり具合になっています。
また、日本国内のテスト機関に検査を依頼し合格済みの安心できる製品です。
収納サイズ:60×18×h18㎝
展開サイズ:ハイ:190×67×h37㎝ ロー:190×67×h17㎝
寝心地の良さ:良い
耐荷重 :150㎏
重さ :3.2㎏
構成素材 :フレーム:A7075(超々ジュラルミン) 生地:300Dナイロン
まとめ
キャンプでの底冷えと地面の凹凸による寝心地のわるさを解決してくれるコット。
そんなコットは各メーカーより数多く販売されています。
自分のキャンプスタイルにあったコットを選ぶことで、就寝時のストレスを解消し、快適な睡眠を約束してくれます。
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