冬キャンプをしてみたいけど、寒さ対策が不安だ。
薪ストーブに憧れるけど、うまく火を点けられるか自信がない。
初心者が冬キャンプをはじめる際に最も気になるのが寒さ対策ですね。
薪ストーブに憧れるけどハードルが高い。
そう感じているあなたに、セラミックファンヒーターを紹介します。
電源を確保できれば安全に手軽に暖を摂れるセラミックファンヒーター。
初心者キャンパーにおすすめの理由を詳しく解説します。
この記事の結論
・最もおすすめなヒーターは「山善:セラミックファンヒーター」
・冬のソロキャンプ用のヒーターは「Miriyon 遠赤外線デスクヒーター 」
・安いファミリー用のヒーターは「focondot :セラミックヒーター」
・電源なしでガスボンベで使えるヒーターは「カセットガスストーブ ポータブルタイプ マイ暖」
- 冬キャンプで敢えてセラミックファンヒーターを使うメリットは?
- セラミックファンヒーターを使うデメリット
- セラミックファンヒーターの暖房効果
- 冬キャンプのセラミックファンヒーターの選定基準
- 冬キャンプのおすすめセラミックファンヒーター(電気ストーブ)
- 【600W/1200W】山善:セラミックファンヒーター 暖房器具 2段階切替 DF-J121
- 【400W/800W】アイリスオーヤマ 電気ストーブ EHT-800W
- 【600W/900W】focondot :セラミックヒーター
- 【600W/950W】ANSOLO:セラミックヒーター
- 【電源不要】イワタニ カセットガスストーブ ポータブルタイプ マイ暖
- 【145W】ソロキャンプ用 Miriyon 遠赤外線デスクヒーター 省エネパネルヒーター
- 【600W/1200W】SANVINDER :セラミックヒーター
- 【600W/300W】TOHO 節電 ビームヒーター BH-600
- 【600W/900W】Lifeholder:セラミックファンヒーター ファンヒーター
- まとめ
冬キャンプで敢えてセラミックファンヒーターを使うメリットは?
冬キャンプの暖房手段としては電源が使えるなら、セラミックファンヒーターの他にも、電気毛布やホットカーペットが考えられます。
電源なしで使えるものなら、石油ストーブや薪ストーブもあります。
そんな中でセラミックファンヒーターを使う最大のメリットは普段使いしやすいことでしょう。
冷え込みが激しい地域にお住まいの方なら石油ストーブの方が普段使いしやすいでしょうが、関東都内や温暖な地域にお住まいの方ならセラミックファンヒーター方が便利です。
セラミックファンヒーターを普段使いでも使いたい人は、
冬キャンプでも兼用する方法を考えるメリットがあります。
反対に普段使いでセラミックファンヒーターを使うつもりがないなら、
電源確保が難しいのでおすすめしません。
そういった方は電源が使えるなら先にホットカーペットと電気毛布、
使えないなら石油ストーブや薪ストーブを先に検討するとう良いでしょう。
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・冬キャンプ初心者でも扱いやすい
・家でも暖房として使える
・セラミックヒーターと違い電源を必要としない
冬キャンプ初心者でも手軽に使い易い
セラミックファンヒーターの魅力は扱いが簡単なこと。
電源さえ確保できればスイッチを押すだけ暖を摂れます。
消化もスイッチをOFFにするだけで簡単です。
スイッチを押すだけという点では石油ストーブも同様ですが、セラミックファンヒーターは燃料を入れる手間すらありません。
もちろん薪ストーブの様に火種を作り、消火に気を遣うこともありません。
可燃物を近くに置かないなど気を付ける点はありますが、ほかのストーブと比べ扱いはグッと簡単になります。
家でも暖房として使うことができる
薪ストーブは匂いがあるので都心部では使えません。
石油ストーブも水蒸気が発生するので24時間換気の家では使えません。
その点セラミックファンヒーターは無臭なので周囲に気を遣うことはありませんし、水蒸気も発生しないので24時間換気の家でも使うことができます。
コンパクトで持ち運びやすい
薪ストーブや石油ストーブと比較してコンパクトなのが特徴です。
持ち手が付いているので、持ち運びも簡単です。
テントサイト、家のなか問わず好きな場所に設置して使えますよ。
石油ストーブや薪ストーブと違い一酸化炭素中毒のリスクがない
石油ストーブや薪ストーブは炎を見られて視覚的にも暖かいのですが、どうしても一酸化炭素中毒の心配が付いてきます。
その点セラミックファンヒーターは一酸化炭素を発生しないので安全に使用できます。
冬はどうしても締め切って使いたくなるので、一酸化炭素中毒のリスクが無いのは大きなメリットになります。
運搬が大変な燃料を気にしなくて良い
石油ストーブや薪ストーブで暖を摂る場合は、それぞれに合った燃料が必要になります。
気温が低いほど、滞在時間が長くなるほど必要な燃料は増え、しっかり暖を摂ろうとするとそれなりの量、重さになります。
その点セラミックファンヒーターは電源さえあれば燃料を必要としません。
重たい燃料を運ぶ必要もありませんし、買いに行く手間もありません。
セラミックファンヒーターを使うデメリット
持ち運びが楽で燃料を必要としない、一酸化炭素中毒の心配がないなどメリットの多いセラミックファンヒーターですが、デメリットもあります。
購入してから「こんなはずじゃなかった」とならないように、デメリットもしっかり把握しておいきましょう。
電力が600Wを超えるものが多く、電源付サイトやポータブル電源が必要となる
セラミックファンヒーターは出力が600wを超えるものが多いので、電源付きサイトでは容量が不足することがあります。
厳密には電源付きサイトは1000wまで使用できるので、セラミックファンヒーターも使えるのですが、そうなると他の電気機器が使えなくなります。
セラミックファンヒーター、電気カーペットを併用したい場合はポータブル電源の同時使用も視野にいれるとよいでしょう。
転倒すると火災の危険があるので就寝時には消す必要がある
セラミックファンヒーターは炎は出ませんが、使い方を間違えると火災の危険があります。
燃焼は、可燃物に一定の熱が加わり、そこの酸素が加わるのが条件です。
熱は必ずしも炎の必要はありません。
虫眼鏡で紙が燃える様に熱ならどのような物でも火災に繋がります。
夜、寒いからとセラミックファンヒーターを点けっぱなしで寝ると不意に転倒し、火災に繋がることがあります。
就寝時は必ず消火を確認しましょう。
セラミックファンヒーターの暖房効果
セラミックファンヒーターから発せられる温風の温度は40℃~50℃です。
石油ストーブや薪ストーブと比較すると高い温度ではありません。
ですのでサイト(スクリーンタープの中)全体を温めようとすると能力が足りなく感じます。
セラミックファンヒーターはサイト全体を温めるよりも足元や背中などをスポットで暖めるのが正しい使い方です。
冬キャンプのセラミックファンヒーターの選定基準
持ち運びが楽で燃料がいらず、一酸化炭素中毒の心配がない。
メリットの多いセラミックファンヒーターですが、選ぶ際の基準が分かるとより、自分に合った商品が購入できますね。
ここではセラミックファンヒーターを購入する際の選定基準を紹介します。
必要電力が少ないこと
多くのキャンプ場の電源付サイトでは使用電力の上限が決まっています。
たいていは1000Wが上限となっているので、その範囲で利用できるものが選ぶ対象となってきます。
ただセラミックファンヒーターだけで冬キャンプを過ごすには暖房がやや弱いため、テント内では電気毛布を併用できると良いでしょう。
電気毛布は一人用で約50W。家族4人で使うなら200W。
セラミックファンヒーターは700W以下で選ぶと余裕をもって使用できます。
小型であるか(持ち運びのしやすさ)
サイト全体を温めるものではないので、大き過ぎないモデルを選ぶのがポイントです。
小型で持ち運びやすいモデルだと、テーブルの側から焚き火の側、テント内へと移動が簡単になります。
幅が13~18㎝くらいのモデルなら移動が簡単ですよ。
暖房効率の高さ
絶対的な暖房力が高くない分、効率よく温める暖房効率は購入時に見ておいきたいです。
しかし家に据え置きするファンヒーターとは違い、アウトドアで使用するセラミックファンヒーターでは効率はそこまで高くないのが現実。
6~8畳(スクリーンタープ全体)を温めるのであれば1,000wクラスが必要ですし、テーブルの下に置いて足元を温める使い方なら150~300wが目安です。
転倒時に電源オフにする機能があるか
炎を発せず暖房するセラミックファンヒーターですが、温風の吹き出し口に可燃物が触れると火災に繋がります。
夜寝るときに消化せずに寝てしまい転倒してしまうと危険です。
セラミックファンヒーターには本体が倒れると自動で電源がオフになる機種があります。
倒れた時に自動で電源がオフになると、酔って寝てしまったときだけでなく、家で使用している際に地震があっても安心です。
冬キャンプのおすすめセラミックファンヒーター(電気ストーブ)
この冬使いたい冬キャンプにおすすめのセラミックファンヒーターを9つ紹介します。
足元をスポットで暖めるモデルから、広い範囲を効率よく暖めるモデルまで揃えました。
サイトの広さや使うシーンに合うセラミックファンヒーターがきっと見つかるはずです。
【600W/1200W】山善:セラミックファンヒーター 暖房器具 2段階切替 DF-J121
冬キャンプの定番、山善のセラミックファンヒーターです。
シンプルでオシャレな見た目は室内でもフィールドでも良く馴染みます。
操作はシンプルなダイヤル式。大小とオフだけなので迷うことなく使えます。
サイズ :265×130×385㎜
重さ :2.5㎏
消費電力:600W(低出力)、1200W(最大出力)
転倒時電源の安全装置:あり
低出力でも十分な能力がある
・出力なりだが本体が大きめ
【400W/800W】アイリスオーヤマ 電気ストーブ EHT-800W
お求めやすい価格が魅力の電気ストーブです。
価格は手ごろですが、転倒時オフ機能やスイッチを入れて5秒で温まるなど、基本機能は抑えています。
最大800wなのでセラミックファンヒーター単体なら最大出力での使用が可能です。
サイズ :300×140×380㎜
重さ :1.7㎏
消費電力:400W(低出力)、800W(最大出力)
転倒時電源の安全装置:あり
【600W/900W】focondot :セラミックヒーター
手のひらに乗るコンパクト設計。
小さなボディーに転倒オフ装置や2秒速熱機能など充実の機能を搭載しています。
シンプルなダイヤルで、お子さんでも安全簡単に操作できます。
サイズ :168×108×128㎜
重さ :0.65㎏
消費電力:600W(低出力)、900W(最大出力)
転倒時電源の安全装置:あり
【600W/950W】ANSOLO:セラミックヒーター
スタイリッシュな見た目で、フィールド、室内問わず雰囲気に溶け込んでくれます。
コンパクトなので場所を取らず、ラゲッジスペースが狭くても楽に積載できます。
暖まりすぎると自動で電源が切れる温度過昇防止装置付き。
サイズ :125×125×205㎜
重さ :1.1㎏
消費電力:600W(低出力)、950W(最大出力)
転倒時電源の安全装置:
【電源不要】イワタニ カセットガスストーブ ポータブルタイプ マイ暖
安全で取り扱いが簡単なセラミックファンヒーターですが、電源が無いと使えない弱点があります。
また、ほかの電気機器を使うため、ワット数が足りない時の暖房として紹介するのがこちら。
コンビニで、安価に入手できるCB缶が燃料なので、買い忘れてもキャンプ場に行く途中で購入できますよ。
サイズ :311×208×299
重さ :2.6㎏
消費電力:0(カセットボンベを2時間に1本消費)
転倒時電源の安全装置:あり(ガス遮断)
圧電点火なので高所では点火しにくいことがあるよ
立ち消え時ガス遮断器があるので安心ね
【145W】ソロキャンプ用 Miriyon 遠赤外線デスクヒーター 省エネパネルヒーター
ミニテーブルの下に設置してブランケットを被せれば簡易的なこたつにできるデスクヒーターです。
イスに座って足元を温めれば想像以上に暖まります。
風に弱い構造ですがブランケットをかぶせつつ本を読みながら腕で抑えるとよいですね。
サイズ :1100×700(奥行不明)
重さ :1.6㎏
消費電力:145W
転倒時電源の安全装置:なし
【600W/1200W】SANVINDER :セラミックヒーター
黒の筐体がスタイリッシュなセラミックヒーターです。
先鋭的なポップアップモニターが目を引きます。
1200wのハイパワーはリモコンで制御可能。
90度首振りでスポット的にもワイドにも温めます。
サイズ :
重さ :
消費電力:600W(低出力)、1200W(最大出力)
持続時間:
転倒時電源の安全装置:
【600W/300W】TOHO 節電 ビームヒーター BH-600
決してコンパクトではありませんが、独自形状の内部パネルの採用で同じ消費電力の商品と比較して2倍の暖かさを感じられます。
自動首振りの角度は約75度。広い範囲を効率よく暖めます。
二重安全転倒OFFスイッチと温度過昇検知サーモスタットで、安全性も高くなっています。
サイズ :320×270×425㎜
重さ :3.1㎏
消費電力:300W(低出力)、600W(最大出力)
転倒時電源の安全装置:あり
【600W/900W】Lifeholder:セラミックファンヒーター ファンヒーター
レトロな見た目が可愛らしい小型のファンヒーター。
丸みを帯びた筐体は転がりやすいですが、テーブルの上に置いて手を温めるのがこの商品の使い方です。
ダイヤルを回すだけの3段切り替えで、はじめての人でも迷うことなく使えますよ
サイズ :176×118×138㎜
重さ :記載なし
消費電力:600W(低出力)、900W(最大出力)
転倒時電源の安全装置:
まとめ
セラミックファンヒーターは取り扱いが簡単で、一酸化炭素中毒の心配がない、安全性の高い暖房器具です。
電源を確保できれば初心者の冬キャンプデビューに強い味方となるでしょう。
最後にシーン別の当サイトおすすめセラミックファンヒーターをおさらいしておきましょう
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