浅間山の噴火を受けて 活火山の警戒レベル・危険性と向き合い方

この記事は消費者庁国民生活センター厚生労働省の発信する情報を基に、ヤマノブログがインターネット調査を行い、コンテンツ制作ポリシーに則り作成しています。

本記事の内容
・浅間山噴火について
・活火山の警戒レベル
・噴火時の影響
・噴火の対策は何ができる?
・活火山との向き合い方

・浅間山噴火について
2019年8月7日22:08頃、群馬・長野県境の浅間山で噴火が発生したそうです。
続報が待たれるところですが、噴煙は火口縁上1800mを超えているそうです。
噴火警戒レベルは3(入山規制)、降灰予想範囲は、下記の報道となっています。
群馬県 :長野原町、嬬恋村
長野県 :軽井沢町、御代田町
(8/7 22:30時点)

防災上の警戒事項等
 火口から概ね4kmの範囲では、弾道を描いて飛散する大きな噴石や火砕流に警戒してください。地元自治体等の指示に従って危険な地域には立ち入らないでください。
 噴火時には、風下側では火山灰だけでなく小さな噴石が流されて降るため注意してください。
 また、降雨時には土石流にも注意してください。(噴火に伴う大きな空振によって窓ガラスが割れるなどのおそれがあるため注意してください。)

ウェザーニュースより引用

・活火山の警戒レベル
焼岳や御嶽山などにも言えることですが、
活火山は、噴火警戒レベルが展開されています。
登山前には警戒レベルを必ずチェックするようにしましょう。
気象庁:火山登山者向けの情報提供ページ
https://www.data.jma.go.jp/svd/vois/data/tokyo/STOCK/activity_info/map_0.html

2019年9月7日時点では、警戒レベルは2に引き下げられています。
(8/26以降噴火を発生していない)

<火口周辺警報(噴火警戒レベル2、火口周辺規制)が継続>
 山頂火口から概ね2kmの範囲では、噴火に伴う大きな噴石や火砕流に警戒してください。

気象庁より引用

・噴火時の影響
ところで、火山が噴火した場合、
どんな影響があるのでしょうか。
首相官邸のページがわかりやすいので、ご紹介いたします。
何よりも事前の準備が大切なことがわかると思います。

災害の要因となる主な火山現象には、大きな噴石、火砕流、融雪型火山泥流、溶岩流、小さな噴石・火山灰、火山ガス等があります。
 特に、大きな噴石、火砕流、融雪型火山泥流は、噴火に伴って発生し、避難までの時間的猶予がほとんどなく、生命に対する危険性が高いため、
防災対策上重要度の高い火山現象として位置付けられており、噴火警報や避難計画を活用した事前の避難が必要です。

首相官邸より 引用

・噴火の対策は何ができる?

事前にハザードマップをチェックしましょう。
過去の歴史から被害範囲をある程度予測することができます。

非難グッズを用意しましょう。
噴石から頭を守るため、ヘルメットを用意しましょう。
登山用のヘルメットも流用できます。

また、スノーボードやスキー用のゴーグル、マスクで火山灰を防ぎましょう。
御嶽山が噴火したときも、登下校の子供たちはマスクが必須でした。

食糧品は、缶パンや保存食があると便利です。登山用の食品も備蓄しておくのも良いかもしれません。

あると便利なものは以下の通りです。
・ラップ(電化製品やコンピュータに火山灰が入らないようにする)
・モバイルバッテリー
・ヘッドライトと予備電池
・暖房や防寒着
・医薬品、救急箱
・携帯トイレ
・多少の現金
・水
・ヘルメット
・食糧
・ラジオ
・寝袋
・マット

・活火山との向き合い方
こうした報道があると、山の怖さ、自然の力強さを感じます。奢らず、謙虚な気持ちを持って自然と接することを心がけたいと思います。


今回話題になったいる浅間山以外でも、
7/27,7/28に焼岳で空振を伴う低周波地震発生との報道もありましたので、
登山を計画されている方はご注意ください。
焼岳の噴火警戒レベルは1(活火山であることに留意)となっています。

最低限、ヘルメットは持参することをおすすめします。

活火山は活火山にしかない魅力を持った山です。危険性を十分理解した上で適切な距離感をみつけてください。人によっては近づかないことを決めるでしょうし、ある人はそれでも警戒レベルが下がったときに登るのかもしれません。

そこに絶対の答えはないと思いますし、考えることが大切なのです。

07.登山雑記
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