木曽駒ケ岳の宝剣岳 登山ルートと過去の滑落事故・難易度

山域:中央アルプス
オススメコース:北側ルート(乗越浄土経由)
レベル:中級者向け
標高:2931m 歩行時間(休憩なし時):3時間
山頂の広さ:狭い
電波:ロープウェイ周辺は4G
車でのアクセス:名古屋から2時間半
この記事でわかること
・宝剣岳の主要ルートがわかる

・宝剣岳ってどんな山?

宝剣岳は、木曽駒ケ岳の南に位置する山で、大きな岩のような山です。険しい道から滑落事故が多発する難所ですが、アクセスは容易です。

標高2600mの千畳敷カールまでロープウェイでアクセスでき、300mちょっと登れば山頂にたどり着きます。(山頂は2931m)

急に標高を上げると高山病リスクはあがりますので、前日にはしっかり睡眠をとって登りたい山です。

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木曽駒ケ岳と合わせて登る人も多いです。滑落が多いので、ヘルメットの携行が推奨されています。山頂には高さ5m程のとがった岩があり、立つこともできあますが、自身がない人は無理に挑まないようにしましょう。

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宝剣岳に見ておきたい動画です。ここ登りたいと思えます。

・登山ルートと登山口

画像出典:ヤマプラ

ルートは大きく分けて2つ。

・北側ルート:上の画像のように乗越浄土経由で宝剣岳を目指すルート
・南側ルート:極楽平から登るルート

上の画像で分かるように、ロープウェイの千畳敷駅から宝剣山荘を経て宝剣岳に登る北側ルートの方がメジャーだと思います。どちらを通っても岩場、鎖場が続くルートになっています。

画像の×は滑落事故現場ですので、事故の多さが良くわかります。

登山口:ロープウェイの千畳敷駅までのアクセス方法

乗り場まではマイカー規制で直接行けないので、以下の手順でアクセスします。

①バスまたはマイカーで菅の台バスセンターにアクセス
(駒ヶ根駅からのバスもあるので、電車も可)

②しらび平駅までバスで移動(バス:往復大人1640円)

③しらび平から千畳敷駅までロープウェイで移動(ロープウェイ往復:2490円)

バスの時間や具体的なアクセス方法は木曽駒ケ岳の記事をご覧ください。

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・スケジュール例

8:00菅の台バスセンター
8:30しらび平駅
8:40千畳敷駅
9:40宝剣山荘
10:00宝剣岳
10:15宝剣山荘
10:35駒ケ岳頂上山荘
10:55木曽駒ケ岳山頂
(休憩1時間)
12:30宝剣山荘
12:50千畳敷駅
13:00しらび平駅(混雑で1回で乗れないとき多いです)
14:00菅の台バスセンター

参考

千畳敷駅→(60分)宝剣山荘→(20分)宝剣岳→(15分)宝剣山荘
→(20分)駒ケ岳頂上山荘→(20分)木曽駒ケ岳山頂

・周辺施設

宝剣山荘

収容人数:120名
軽食(そば、うどん、カレー、ソースカツどん)やソフトクリームの販売があります。

売店にはアルコールの販売もあります。

休憩は300円。トイレ使用は200円です。

有料ですが、携帯充電や通話も可能です。

・過去の滑落事故と難易度

・中央アルプス全体の遭難事故

過去の滑落事故

長野県警察より

警察庁の令和元年の山岳事故件数をみると、中央アルプス自体ではそこまで事故が多くはありません。

・夏期の滑落事故

夏期の滑落は、山頂付近で多く発生しています。急な突風でバランスを崩したり、足を滑らせたりして落ちないように注意する必要があります。

冬の滑落事故は、厳冬期に集中していますが、夏期の滑落事故は時期に因らずいつでも発生する可能性があります。岩場歩き、鎖場の歩き方を事前に予習しておきましょう。

ヘルメット推奨地域でもありますので、必ず携行するようにしましょう。少しでも生存率を上げることができます。

・冬期の滑落事故

冬期の宝剣岳は、アイスバーン状の氷に覆われ、気候によってはピッケルっもアイゼンも刺さらないような状況になります。そのため、経験豊富な登山者でもたびたび滑落事故が起きています。遭難事故数としては、夏の約4倍ほどです。

特に最近で有名なのは、2019年2月10日 滑落死亡事故(3名死亡)です。

事前にアイゼンの歯を研ぐなどの対策をしておき、滑落停止、耐風姿勢は速やかに行えるようにしておきましょう。

厳冬期であってもピッケルを持っていない人、12本アイゼンを持っていない人がいるのも気になりますが、滑落は装備が十分な人でも発生しているので、装備さえ整えれば安全とは言えません。

また、支点をとらずにザイルを繋いでいることで滑落時に止められずに一緒に落ちてしまうケースもあるようです。

・難易度

難易度は中級者~上級者と言われています。岩場自体が中級者ととらえて良いと思います。冬場は難易度が急上昇しますので、ベテランでも注意が必要なレベルです。

宝剣岳の中で難易度に差をつけるなら以下の通りです。天候が悪いと難易度は大きくなります。

・北側ルート登り:易
・南側ルート登り:中(北側より岩場1段の高さが高い)
・北側ルート登り→南側ルート下り:難(南側を下りで使うと一段が高いので難しい)

岩場、鎖場の難易度としては物凄く高いというほどではありません。ある程度岩場慣れした人が登るならこんなものかと感じる程度でしょう。

他の山で例えると、焼岳北峰山頂<宝剣岳<槍ヶ岳山頂

では、何故これほど滑落が多いかというと、アクセスの容易さから、体力、技術がない人でも挑戦できることがあげられると思います。

岩場としての難易度が高くないと言っても、長野県で唯一ヘルメット着用が推奨されている場所ですし、一般登山道とは大きく異なります。初心者がいきなり登るのは避けましょう。

特に、山頂の岩の上に立つのは、バランス感覚と恐怖心を克服できないと難しいです。一人が立つのがやっとの広さなので、急な突風で滑落しても大変です。自身がなければ避けましょう。

北側ルートの様子は以下の動画がわかりやすいです。事前に見ておくとイメージがつかめます。

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