クライミングハーネスの選び方
クライミングハーネスはクライミングをする上でとても重要なものです。
ハーネスと一言で言っても、細かな違いがあり、用途に合わせて選ぶ必要があります。
基本的な性能は同じですが、パッドの重量や調整部分の数で全体的な重量が変わってきます。
また、レッグループの調整方法やギアラックの数が違っていたりします。
そのような違いをしっかり理解した上でハーネスを選びましょう。
ハーネスは大きく分けると、軽さとコンパクト性で選ぶ方法と、快適性と耐久性を重視した選び方の2つの方法があります。
男性用ハーネスと女性用ハーネスは、股上サイズなど、体形に合わせて設計されているので、購入時は間違えないようにしましょう。
ハーネスの使い方
ハーネスはクライマーとロープをつなぎ、万が一のときに命を守る大切な役割を果たします。
間違ったサイズを購入したり、間違った使い方をしないように気をつけましょう。
まず、サイズに関してですが、装着したときにベルトのあまりが十分残るようにしましょう。
荷重がかかった時に抜けてしまうような長さは危険です。
また、使われているバックルの種類によりますが、通常より多めに折り返して使う場合が多いです。
折り返し方をしっかり確認して装着するようにしましょう。
さらに、ロープはハーネスのタイインポイントに接続します。
ギアラックやレッグループには繋がないようにしましょう。
ハーネスは間違った使い方をすると致命的な事故に繋がりかねません。
分からないことがあれば、必ず説明書を参照したり、経験者に助言を請いましょう。
クライミングハーネスの寿命はどれくらい?
通常の使い方をした場合寿命は約3年と言われています。
しかし、使用状況にもよりますので、ハーネスの状態を都度確認して判断しましょう。
例えば、糸のホツレやベルトの痛みなど、荷重がかかった時にダメージが広がりそうなところがあれば、直ちに使用をやめましょう。
ハーネスは化学繊維でできています。
必ず経年劣化というものがあり、どんなに外観が良くても、長く使っていれば突然破断ということもありえます。
命に関わることですので、ハーネスの取り扱いには十分注意を払いましょう。
おすすめのクライミングハーネス
軽量モデル ブラックダイヤモンド ソリューション
クライミング界人気メーカーの一つブラックダイヤモンドのスポーツクライミング用ハーネスです。
サポート性や通気性もよく、スポーツクライミングをする上ではとても快適なモデルです。
価格の面でも手を出しやすいハーネスです。
外岩 ペツル アジャマ
クライミングメーカーで有名なペツルのハーネスです。
厚めにデザインされたレッグループとウエストベルトが外岩でのクライミングを快適にしてくれます。
また、外岩ではギアが多めになりますが、ギアラックが5つついているので、十分な装備を携帯することができます。
各調整も容易なので、初めて外岩に挑戦する人にもオススメのハーネスです。
メーカーで選ぶクライミングハーネス
ペツルのハーネス:アキラ
ジム、外岩、マルチピッチなど場所を問わずオールマイティに使えるモデルです。
ウエストベルトやレッグループは厚めにデザインされていて、耐久性もあります。
重量も十分な軽さで動きの妨げにもなりません。
いろんなクライミングをやりたい人にオススメのモデルです。
マムートのハーネス:Ophir
インドア、アウトドア問わずオールラウンドに使えるモデルです。
マムート独自のテクノロジーでサポート性もよく、快適なクライミングを実現してくれます。
また、通気性にも優れ、季節を問わず使えるタイプです。
ブラックダイヤモンドのハーネス:ゾーン
メーカー屈指の軽さを持つスポーツクライミング向けのモデル。
メーカー独自の構造によりフィット感も抜群で、安心して使えます。
比較的値段が安いのも魅力の一つです。
女性におすすめのクライミングハーネス
ブラックダイヤモンド ソリューション ウィメンズ
軽さ、フィット感、サポート性に定評のあるモデルの女性用です。
スポーツクライミングで有効なハーネスですが、外岩などでも十分使えます。
オールラウンドに使え、コストパフォーマンスにも優れています。
子供でも使えるクライミングハーネス
モンベル ジュニア ハーネス
年齢にもよりますが、子供の場合全身タイプのフルハーネスを使うのがオススメです。
墜落した時に腰だけのタイプではすり抜ける可能性が考えられます。
また、大人よりもまだまだ骨格が未成熟な子供には、体の一部分だけではなく、全身に衝撃を分散させるという効果もあります。
このハーネスは人気モデルの一つで、値段的にも大変お手頃です。
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