先日、北アルプスの唐松岳で氷河が観測されたとありました。元記事は以下の通りです。
長野、富山両県にまたがる北アルプス唐松岳(2696メートル)の唐松沢雪渓(長野県白馬村)が、新潟大などの調査で3日までに氷河と確認された。国内では2018年に確認された鹿島槍ケ岳のカクネ里雪渓(長野県大町市)などに続き7例目。日本雪氷学会の学会誌に論文が近く掲載される。
時事ドットコムニュースより引用
氷河の定義は”傾斜のある斜面に複数年に渡って雪が堆積してできた氷の塊「氷体」が重力によって圧縮されてできるもの。 ”だそうです。
氷河は、山岳氷河と大陸氷河に大別され、今回は山岳氷河のお話になります
近年は温暖化の影響で氷河の減少が心配されています。山登りをする人はみんな自然が大好きだと思います。普段から意識されている人も多いかもしれませんが、今一度温暖化について考えてみませんか?
・日本の氷河はどこにある?
これまで見つかった氷河は、立山、 剱岳 、 鹿島槍ヶ岳にあります。
立山はゴールデンウィークに登っても雪が溢れている場所ですよね。氷河は万年雪ですので、真夏に行っても雪渓を見ることができます。
大自然が溢れる山々なので、もし訪れるときには、知っているとより楽しめるかもしれません。
・立山
①御前沢氷河
②立山町にある立山内蔵助雪渓
こちらの2017年の動画がわかりやすいのですが、氷河は地層のように積み重なっていることがわかります。日本にこんなところがあるなんてびっくりですよね。
・剱岳
③三ノ窓氷河
④小窓氷河
⑤池ノ谷雪渓
・鹿島槍ヶ岳
⑥カクネ里雪渓
そして最後に今回のニュースになった唐松岳の 唐松沢雪渓 です。
唐松岳は、ロープウエイでアクセスでき、八方池まではハイキングとしても人気です。山頂までも初めての北アルプスにおすすめの場所ですので、ぜひ訪れてみてください。
但し、山小屋については2019年、唐松岳頂上山荘は10/14までの営業
八方池山荘も10月中旬までなので注意してくださいね
他にカールと名がつく山には、千畳敷カール(木曽駒ケ岳)や涸沢カールがあります。どちらも人気の山なので、ぜひ訪れてみてください。
涸沢のテント村は、上高地からさらに奥に歩いてたどり着きます。
木曽駒ケ岳はロープウェイで山頂近くまでアクセスできるので、歩行時間が短くても紅葉鮮やかな場所にたどり着けます。
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