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【重ね着がしやすい】ファイントラックのおすすめミドルレイヤージャケット

この記事はPR商品を含みますが、消費者庁国民生活センター厚生労働省の発信する情報を基に、ヤマノブログがインターネット調査を行い、コンテンツ制作ポリシーに則り作成しています。

メイドインジャパンにこだわった国産アウトドアウェアメーカーのファイントラックは、ドライレイヤーで有名なメーカーですよね。

ただ、価格も少し高めでアンダーウェアにそこまで予算をかけられない、と躊躇している方も多いのではないでしょうか。

そんな方にファイントラックのミドルレイヤーはおすすめです。

ドライレイヤーの影に隠れていますが、こちらも高機能でミドルレイヤーであれば幅広いシーズンで着まわすこともできますし、普段着として着ることもできます。

この記事では、まだファイントラックのウェアを購入したことがないという方や、ミドルレイヤーはまだ持っていないという方に、ファイントラックのミドルレイヤーの種類や機能、どのような時に向いているかを、実際に使用した感想を交えて解説するので、ぜひ参考にしてくださいね。

この記事を書いた人:ヤマノ

この記事を書いた人:ヤマノ ギアをこよなく愛する道具オタクです。

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私は低山で道迷いをしたり、雨のツェルト泊で寝袋が水没して凍えたり、濃霧の暗闇をさまよったり、危ない思いもしてきました。これは私の知識が足りず、愚かだったからです。

素人で失敗を重ねたからこそ、優秀な登山ガイドやプロ登山家に語れない体験を経て、皆さんには装備の失敗も危険な登山もしないで欲しいと強く思います。だからこそこのブログを作りました。

登山は後から始めた方が安全に楽しめるレジャーです。リアルな失敗談を読み、反面教師として活用してくださいね。

ファイントラックのミドルレイヤーの特徴

ファイントラックのウェアは肌に近いほうからL1(ドライレイヤーなど)、L2、L3、L4、L5(ハードシェルなど)とレイヤーが分かれており、今回紹介するのはミドルレイヤーと呼ばれるL3レイヤーです。

後述するドラウトシリーズはL2レイヤーにも有りますが、今回は特に記述のない場合はL3レイヤーのドラウトシリーズを指しています。

まずファイントラックのミドルレイヤーの特徴は、すばやく汗を吸い上げて気体として蒸散するという機能です。

そのためにウェア内が蒸れたり、汗冷えなどを防ぐことができます。その蒸散能力はすさまじく、休憩していると着ているミドルレイヤーから湯気が立ち昇るほどです。

実際に着ていて最も驚いたのは、山行中に写真を撮ろうと足を止めてスマートフォンを出したところ、自分のミドルレイヤーから出る湯気のせいで、写真が曇ってしまったことです。

また、着ていて気が付いたことは、汗を素早く蒸散させるため、ウェアが汗で濡れて重たくなったり不快な着心地になったりすることがほとんどなく、快適な山行を行うことができることです。

ファイントラックのミドルレイヤーの選び方

ファイントラックのミドルレイヤーは大きく分けて2種類あります。

1つは、ポリエステル繊維を独自の3層構造で仕上げたドラウトシリーズ、もう一つは、ファインポリゴンというシート状の立体保温材を使用したファインポリゴンシリーズです。

以下に両シリーズの特徴について、実際に山行で使用した感想も含めて解説しますので、選ぶ際の参考にしてくださいね。

ドラウトシリーズ

ドラウトシリーズは、ポリエステル繊維をファイントラック独自の3層構造で仕上げたシリーズです。この3層構造は、内側に中間層に縫い付けた起毛糸等の吸汗層があり、中間層が導水層の役割を果たして、表面に蒸散層を設けることで素早い吸汗能力と蒸散能力を備えています。

また、リンクベントという、ウェア内の換気ができるベンチレーションを全モデルに備えています。

ドラウトシリーズはフリースに近い存在ですが、フリースは多くの場合、通気性が高いので風が吹くと保温性が失われ、風が無いと山行中は暑いという経験があるのではないでしょうか。

ドラウトシリーズは通気性もありますが、吸汗と蒸散能力を重視しているので、風が吹いても保温力は保たれ、風が無くても暑すぎるということもあまりありません。

着心地はフリースと比べてとても良いです。フリースは一部のモデルを除けばストレッチせず、防風性を持たせたモデルはフィルムが入っていることが多いので、ゴワゴワした着心地になることが多いです。

しかしドラウトシリーズは、強いて言うならジャージのような着心地で、柔らかく、ストレッチもするのでとても動きやすくなっています。

着回しについては、フリースに近い着回しができるシリーズなので、夏の高山や、春や秋の肌寒い時期、冬にハードシェルの内側に着たり、残雪期のアウターとしてなど、とても幅広い着回しができます。

初めて購入するミッドシェルとして、とてもおすすめできるシリーズです。

ファインポリゴンシリーズ

ファインポリゴンシリーズは、ファインポリゴンと呼ばれるファイントラック独自のシート状の立体保温材を用いたミッドレイヤーです。

特徴は水分を含まず、濡れてもロフトが低下しにくいので、ファイントラックのミッドレイヤーの特徴の1つの吸汗、蒸散能力を損なうことなく、保温性を保つことができます。

また、ファインポリゴンシリーズもリンクベントを全モデル備えており、ドラウトシリーズにない特徴としてフードモデルもラインナップされています。

ファインポリゴンシリーズは、化学繊維綿を用いた行動用のジャケットと、コンパクトに持ち運べるダウンジャケットを合わせたような使い方ができます。

化学繊維綿を用いたジャケットのように行動中に着たり、付属のスタッフバッグに入れるとナルゲンの500mLボトルくらいのサイズで持ち運ぶことができるので、春~秋の高山へ防寒着としてや、キャンプ地や山小屋での防寒着として携行することができます。

また、ファインポリゴンはシート状なので、他の化学繊維綿や、ダウンのジャケットのように縫い目がないので、薄手に見えますが保温性が高いです。

ファインポリゴンシリーズは、機能はもちろんのこと、行動着用に化学繊維綿、休憩中用にダウン、と2着用意することを考えると、価格的にも重量的にも、かなりおすすめできるミッドレイヤーです。

ファイントラックのおすすめミドルレイヤー

これまでミドルレイヤーの解説をしてきましたが、ここからはドラウトシリーズ、ファインポリゴンシリーズの各モデルについて、おすすめの使用時期やモデルごとの詳細について記載しますので購入する際の参考にしてくださいね。

春・夏・秋のハイシーズン向け:ドラウトセンサー

ドラウトセンサーはミドルレイヤーのドラウトシリーズの中でもっとも生地が薄いモデルです。盛夏や夏の低山以外であれば、いつでも着用することがでる汎用性の高いモデルです。

気温が高めの時期であればTシャツなど半袖の上に着用しても、高い吸汗蒸散性能と柔らかい着心地で快適な山行を行うことができますし、薄手なので携行して肌寒くなったら着用するという使い方もできます。

また、春や秋はこのモデルを着用するのにぴったりの時期です。

価格も14,080円(税込)とミドルレイヤーの中で最もリーズナブルで、幅広い時期に着ることができるので、初めて購入するドラウトシリーズとしてとてもおすすめできるモデルです。

オールシーズン向け:ポリゴン2UL

ポリゴン2ULはファインポリゴンシートを2枚用いたモデルで、雪山はもちろんのこと、春や秋の早朝や日暮れ時の行動着として、夏の高山やキャンプ地では保温着として、携行性も重視したモデルです。

携行性は、付属のスタッフバッグに入れるとナルゲンの500mLボトル程度の大きさで、210gと軽量です。

ジャケットモデルの価格は21,780円(税込)とリーズナブルで、登山では1年を通して活躍させることができ、寒い時期の普段着としても着用することができるので、初めて購入するファインポリゴンシリーズとしておすすめできるモデルです。

フードモデル26,950円(税込)の他に半袖やベスト、パンツモデルと幅広くラインナップされています。

秋・冬・春向け:ドラウトクロー

ドラウトクローはドラウトセンサーと比べると少し厚手のモデルになります。

初春や晩秋のアウターとして、初冬や残雪期、厳冬期はアウターとしてはもちろん、中間着として使用することもできます。ドラウトシリーズでは唯一パンツがラインナップされています。

ジャケットモデルの価格は17,050円(税込)、ジップネックモデルが15,400円(税込)、パンツが14.300円(税込)となっており、女性向けモデルはいずれも550円程度低い価格になっています。

晩秋や初春はもちろん、積雪期に登山を行う方におすすめできるモデルです。

ドラウトクローは実際に着用するとまず感じるのは着心地の良さです。

裏地は起毛していて柔らかく、首まわりや手首の直接肌が触れる部分は生地が折り返されており、肌へのあたりがソフトで山行中はもちろん、山への移動時間も快適に着用することができます。

また、ストレッチするので体を動かしてもストレスが少ないです。

山行中は充分な保温力があり、あまり寒さも感じません。

雪山での使用も天候が悪くなければ、アンダーウエアとドラウトクローで充分なくらいです。

先ほども記載しましたが、休憩時など足を止めると、蒸散された汗で湯気が立ち上るほどです。

また、晩秋の時期に10人程度のグループ登山をした際に、休憩時に周りの人は汗冷えで寒がっていましたが、ドラウトクローを着ていたので素早く汗が蒸散されて、一人だけ汗冷えせず全く寒くないということもありました。

厳冬期向け:ポリゴンアクト

ポリゴンアクトはファインポリゴンシートを3枚使用しており、ポリゴン2ULよりも保温力が高くなっています。

こちらもポリゴン2UL同様に携行性も高く、付属のスタッフバッグに入れるとナルゲンの1Lボトルくらいの大きさになります。

生地の裏面を細かいメッシュ地にすることで吸汗性を高めて、蒸散性も他のモデルと同様に高いです。

価格はジャケットモデルが27,720円(税込)、フードモデルが32,650円(税込)となっており、おすすめはフードモデルです。

ポリゴンアクトはアウターとして使用することが多くなると思うので、ハンドポケットのついているフードモデルが良いと思います。また、パンツモデルもラインナップされています。

こちらもドラウトシリーズと同様に着心地が良いです。

化学繊維綿を使っているモデルの多くは生地の裏面も表面と同じようなナイロンの生地を使用していることが多く、ゴワゴワ、カサカサした感じになりますが、ポリゴンアクトはナイロンとポリエステルを細かいメッシュ状にしているため、肌触りが良く柔らかな感触になっています。

また、袖口も柔らかい素材でできており肌触りが良いです。

雪山などの行動中は条件が良ければポリゴンアクトの保温力だと、優れた吸汗と蒸散機能でも暑く感じることもありますが、その場合はリンクベントを使用することで、一気に熱気をウェア外に逃がすことができるので、脱いだり着たりする必要が無く、体力を消耗しがちな雪山でもストレスなく山行を行うことができます。

吸汗と蒸散の機能は素晴らしく、雪山で使用した際に、急に天候が悪化し、近くにある山小屋に駆け込んだところ、ポリゴンアクトを着ている私だけウェア全体から蒸散した湯気が猛烈な勢いで立ち上っており、周りにいる方々に驚かれたことがあります。

小屋内は-15°でしたが、汗冷えせず、優れた保温力で寒くもありませんでした。また、撥水性能も高く、多少の雨や雪なら着続ける事ができます。

厳冬期向け:ドラウトソル

ドラウトソルは吸汗と蒸散能力はそのままに、ドラウトシリーズで最も保温力を高めたモデルです。保温力を高めるために、ウェア裏面の吸汗部分の繊維を一本一本を独立して立毛させることで、かさ高を高めて保温力を高めています。

また、そのおかげで吸汗性能が高くなり、ドラウト構造の蒸散性を効率よく行えるようになっており、生地が厚いにもかかわらず、ミドルレイヤーの中でもトップクラスの速乾性能を持っています。

ジャケットモデルのみの設定で、価格は23,100円(税込)になります。

女性用は550円低い価格に設定されています。

吸汗と蒸散能力が高く、濡れると保温能力を発揮しにくいダウンなどのインシュレーションを使用せずに保温力を高めているので、発汗の多い動きが多い冬期の登山や、厳冬期でも条件の良い日におすすめです。

まとめ

ファイントラックのミドルレイヤーは他にはない吸汗性と蒸散能力で、ウェア内の蒸れを抑え、汗冷えを起こしにくく、汗冷えを起こしにくいのでミドルレイヤーならではの保温性と携行性でオールシーズン着用することができます。

ファイントラックのミドルレイヤーは機能性が高く、汎用性も高いので1着で様々なシーズンで着まわすことができます。

また、登山だけでなく防寒着として普段使いもできるので、初めて購入するファイントラックのウェアとして、とてもおすすめできる1着となっています。

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