ツェルトの親戚!?スノーピークテント セル2を選ぶメリット・デメリット
・スノーピークテント セル2の特徴がわかる
・セル2はテントというよりツェルトの仲間
・初心者より熟練者向けのテント
本記事の内容
・スノーピークテント セル2ってどんなテント?
スノーピーク セル2(SnowPeak CELL2)とは、登山用のシェルターのことで広さは大人1~2人用です。天井の高さも1m以上あり、内部の広さはかなりのものです。
グランドシートを敷き、二人分の寝袋を置いても十分に利用できます。
試し張りをしてみましたが予想より広かったことに驚きです。大人2人が十分に寝られる広さで荷物を置くスペースもあるので予想以上に使えそうです。
設営も簡単で四隅をしっかり止めて中からポールを立たせるだけでOKのタイプなので慣れれば10分かからないと思います。スカートがあるので冷たい風も入りにくく張り網を使えば耐候性も上がるのでシェルターとしては十分だと感じました。
今度縦走にテントの変わりとして使って見るのでその後詳細なレビューをしてみる予定です。使った感想 フロアレスということもあり不安でしたが実際利用してみると全く問題ありませんでした。
グラウンドシートを引き設営するだけなのでテントより設営も撤収も楽でした。ペグダウンをしっかりすることと四角く張ることだけ頭に入れていたら少々の横風でもぐらつくことなく耐えてくれます。
定価だともっと安くていいものがいっぱいありますがAmazon価格なら買いではないでしょうか!
amazonレビューより
軽量の登山用テントなので、登山に特化しています。設営方法は、2本のポールを使うか、ロープ(ガイライン)を張って設営します。テントと名がついていますが、ツェルトのようなものととらえておくと良いでしょう。
普通のテントのようにフロア部分がシートで覆われていないので、グランドシートはあった方が良いです。できれば他のテントと共有にすると無駄がないのでおすすめです。既に持っているならそれを使いましょう。
・メリット
・550gと軽い!
・通気性が良い
・かさばらない
・防水性がそれなりにある
メリットは大きく分けて4点です。床面がなく、自立式ではないので、渓流釣りやストイックな登山におすすめです。
・とにかく軽い
セル2は、とても軽いんです。
その軽さなんと、550g。
例えると、500mlのペットボトルと小さめの卵一個分の重さです。
片手で運べてしまう重さなんて、優れものですね。
・かさばらない
セル2は、畳んで袋に入れればとても小さくなります。
12×26㎝で、例えるならばほぼティッシュケースと同じくらいです。
これなら、荷物がかさばる心配もありませんね。持っていける道具が限られる登山に適しています。
徒歩移動のソロキャンプでも使えそうです。
・突然の雨でも安心
セル2の生地には、PUコーティングという水をはじいてくれる加工をしているので安心です。
雨がしみこみやすい縫い目の部分は、シーム加工という縫い目の穴の部分を熱で貼り付けて穴をなくす加工をしています。
念のためシームコートで加工しておくと完璧です。シームコートはアロンアルフアのような見た目です。窓を開けて換気をしながら、縫い目にぬっておきましょう。30分くらい待てば乾燥します。
・デメリット
・アウトドア初心者は、手が出しずらい
まず価格面でセル2は、テントを買うより安いですが、ツェルトを買うよりは高いです。設営に工夫がいるので、手軽にテントを張りたい人には向きません。毎回工夫が必要で少しずつ設営が上手くなっていく成長を感じたい人におすすめです。
かくいう私も工夫がいるテントは好きで、ツェルト形式のテントを使っていた時期もありますし、夏でも冬でもツェルト泊を好んで取り入れています。
関連記事
・登山用テントの軽量化! 最強のツェルトはどれだ!? 徹底的に比較してみました。
・繊細な人には向かない
セル2は、フロア部分がないタイプなので、地面から虫が侵入してくる可能性があります。なので虫が気になる方にはあまりお勧めできません。
私自身も実際にツェルト泊でアリの巣の上に設営してしまい、苦しめられたことがあります。そういったものも後になれば笑い話になるので、楽しめる方におすすめです。
・耐風性は低め
床がないテントに共通する特徴として、耐風性は低いです。風が強いときは特にペグダウンをしっかりしましょう。設営時の注意点は以下の動画がわかりやすいです。
・セル2を冬に使う場合の注意点
セル2は冬でも使用できます。
冬に使う場合、気になるのは寒さだと思います。寒さに関しては風が防げるので以外にも温かくなります。但し、通常のテントの前室レベルの温かさとなります。
床面がないので、中で調理やバーナーを使いやすいので、中の温度を上げることで調節はできます。但し温めれば温めるほど、就寝時の内部で天井部が結露し、落ちてきて内側で雪が冬ようになりますので、個人的には過剰に温めるのはおすすめしません。もし内部を温めるのであれば、通気性は確保して、酸欠に注意しましょう。
次に気になる点として耐風性の低さをどうカバーするかです。
動画ではそのまま平面に設営していますが、山地で使う場合は地面を掘り下げて、テントから1mくらい離れたところに壁を作ると風を防げます。ただこの作業はかなり体力を使うので、時間と体力と相談して行いましょう。
テントの裾部分に雪をかぶせて固めておくと飛ばされる危険がなくなるので安心できます。
防寒装備は個人差が多いですが、以下の記事も見てもらえると装備がわかると思います。
初めての雪山のツェルト泊 やり方や注意点をまとめてみた (ビバーク知識)
以下の動画もイメージを持つために参考になります。
まとめると、スノーピークのセル2は、初めてのテントにはおすすめしません。
刺激が欲しい方、普通のテントに飽きた方におすすめできます。
実際に使ったリアルな声は以下の動画から良く伝わりますので、是非見てみましょう。
初心者におすすめできるのは、こちらのテントです。
もっといろんなテントと比較してみたい方はこちらもご覧ください。
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