【使用感レビュー】ペトロマックスHK500は明るさ最強のランタン!使い方も紹介

1-6.ランタン

キャンパーの憧れのブランドであるペトロマックス。

ペトロマックスは1910年にドイツで創業したブランド。
灯油の「ペトロノーム」 と開発者の「マックス」 を合わせたブランド名は圧力式灯油ランタンの元祖として世界の人々から愛されています。

たけちん
たけちん

100年以上変わらないデザインなのに、抜群の明るさ…
キャンパーの心を揺さぶる商品だよね。

たけパパ
たけパパ

LEDランタンでは夜の薄暗さに不便していたので思い切って購入してみました!

今回は、ペトロマックスHK500を実際に愛用している私がその魅力・デメリットを正直にレビューしていきます。

メリット
デメリット
  • とにかく明るくて快適
  • 眺めていたいかっこよさ
  • 燃料のコスパがいい
  • オプションパーツでヒーターに早変わり
  • 値段が高い
  • 扱いを間違えると炎上も
この記事を書いた人
たけちん

名前:たけちん
職業:キャンプブロガー/時短会社員
キャンプ歴 : 5年
出身地:オーストリア生まれ愛知育ち
年齢:1993年12月生まれの28歳
ママ目線のキャンプギア選び・キャンプ場選びを発信しよう とノマドキャンパーを始めました

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ペトロマックスのランタン(HK500)の基本性能

ペトロマックスHK500(ブラス)
購入したばかりのぴかぴかの状態

●サイズ / φ17 × 40cm  
●本体重量 / 2.4kg  
●タンク容量 / 1L
●燃料 / 灯油  
●燃焼時間 / 約8 時間  
●明るさ / 500CP(約400W)

ペトロマックスHK500は抜群の明るさと、100年前から変わらない構造・見た目が魅力のランタン。

パーツ数の多さ、点火までの手順の複雑さなど、LEDランタンに比べると扱いの難しいランタンではありますが、その点込みでキャンパーから根強く愛されているギアですね。

ブラス ニッケル どっちのどちらを買うべき?

ペトロマックスを購入するとき、色で迷われる方は非常に多いと思います。Amazonの販売実績によると、ニッケルが人気が高いです。

  • ニッケル(銀色)→無骨な印象・使い込むほど味が出る
  • ブラス(金色)→存在感が強い・写真映えする

というのが個人的な印象です。
私はTHEペトロマックスな見た目が好きでブラスを購入しました。

夜に灯りを付けるとランタン本体の色はほとんど識別できないので、昼間のテントとの相性で色を決めるといいでしょう。

HK500の形をしたLEDランタン(エレクトロ)もありますが、コンセント式なのでキャンプには不向きです。間違えて購入しないよう、気を付けてくださいね!

ペトロマックス:HK500にパラフィンオイルは使用できるか?

デイツやフュアハンドなど、オイルランタンの多くはパラフィンオイルを使用する事ができますがペトロマックスHK500は パラフィンオイルは使用できません

ペトロマックスに 使用できる燃料は灯油のみ です。

煤の出にくい高純度灯油も販売されていますので、ランタンをなるべくキレイに使いたいという方にはそちらがおすすめです。

使って分かったペトロマックスのランタン「HK500」を選ぶメリット

メリット

・とにかく明るくて快適!
・眺めるだけで癒されるかっこよさ
・灯油が使えるのでコスパがいい
・オプションを使えば暖房用ヒーターに早変わり

とにかく明るくて快適!

ペトロマックスHK500の魅力は何といっても 感動級の明るさ です。
肉の生焼けにあたる不快感も、暗すぎてものが見つからいない苦労もゼロになりました。

ペトロマックスHK5006,322Lm(ルーメン)
コールマンノーススター3,496Lm(ルーメン)
スノーピーク フォールディングガスランタン3,648Lm(ルーメン)

他社のハイパワーランタンと比べてもぶっちぎりの明るさ。
それでいて、 灯油ランタンの優しい光なのでまぶしさは感じない のが特徴です。

ペトロマックスHK500はあたりを陣割と照らしてくれる

あたり全体をワントーン明るくする灯りというイメージですね。

たけちん
たけちん

LEDランタンでこの明るさだと、快適だけど雰囲気は出ないのよ…

キャンプに明るさはそこまで必要ないとおもっていましたが、この快適さを知ってしまうと後戻りはできません。

眺めるだけで癒されるかっこよさ

ペトロマックスHK500は自然の中でも映える

せっかく景色のいいキャンプ場に来たのに、ダサイ道具のせいで気分がなえる。
そんな経験をしたことがある人も多いのではないでしょうか。

キャンプ道具の見た目の美しさ=正義です。(個人の見解です)
ペトロマックスのランタンは、むしろ視界に入れたい美しさ。

雨キャンプで気分がなえても、君さえいればそれでいい。そんなランタンだと思っています。

扱いが難しいからこそ愛情が湧く

ペトロマックスHK500は、ワンタッチで灯りがつくLEDランタンに比べると、点火までに手間がかかり定期的なメンテナンスも必要です。

LEDランタンですぐ手に入る便利さも捨てがたいですが、ランタン一つで非日常を手に入れられるペトロマックスには何とも言えない魅力があります。

たけちん
たけちん

扱いが難しいからこそ、問題なく点灯した時に得られる感動があるよ。

灯油が使えるのでコスパがいい

ペトロマックスのランタンは本体価格は高いですが、燃料が灯油なのでランニングコストが安いのも魅力です。

頻繁にキャンプに行く方の場合は、ガソリンランタンよりもランニングコストが安くつく場合もあるかもしれません。

ガソリンスタンドで手軽に燃料が手に入るのもかなり魅力的ですよね。

オプションを使えば暖房用ヒーターに早変わり

ペトロマックスHK500は別売のラジエーターを使えば、ヒーターとして使用する事もできます。

五徳パーツを使えば、簡単な調理もできるので、冬は小型ストーブとして使うのもいいですね。

使って分かったペトロマックスのランタン「HK500」を選ぶデメリット

注意点

・付属品も含めると値段が高い
・扱いを間違えると炎上する

付属品も含めると値段が高い

ペトロマックスのデメリットは何といってもその値段の高さ。

  • 本体    38,000円
  • リフレクター 7,700円
  • ケース    7,500円
    計     53,200円

時期によって値段の変動はありますが、最低限の装備をそろえるのに5万円は必要です。

たけちん
たけちん

燃料のコスパの良さや明るさ、買ったときの満足度を考えると極端に高いとは思わないかな

一時期異様な値上げで替えなかったけど今は値段も落ち着いてきたね

扱いを間違えると炎上する

扱いを間違えると炎上する、というのも理解した上で購入した方がいいでしょう。

我が家でも1度炎上経験がありますが、プレヒートを説明書通りに行えば基本炎上はしません

灯りがともるまでの工程は多いですが、点検やプレヒートを怠らないように、しっかり手順を踏みましょう。

サイズはやや大きく持ち運びに工夫が必要

ペトロマックスHK500は 一般的なランタンに比べるとかなり大型 です。
そのため、積載にシビアな徒歩キャンプや軽キャンパーにはあまりお勧めできません。

大きさゆえの明るさが魅力ではありますが、車の積載スペースに余裕があるか確認の上で、購入をおすすめします。

ペトロマックス:HK500の使い方

購入後に確認する手順も押さえておきましょう。購入後に見て頂きたいのでぜひブックマークしておくと忘れずに済みます。

ペトロマックスHK500の点灯手順

まずは点灯方法の確認です。

フードとインナーチムニーを外す

初回使用時はピンクの保護リングがついているので、チングも外しましょう。

マントルを取り付ける

バーナー横の溝にマントルを二重結びで取り付けます。(※ガスチャンバーに結び付けないように注意)

飛び出た糸ははさみで短く切っておきましょう。

マントルを取り付けたら、インナーチムニーとフードを取り付けます。

灯油を入れる

まずは圧力計のねじをゆるめて外します。

じょうごで灯油を注ぎます。燃料は7分目までとどめておくようにしましょう。

多すぎると圧力がかかりにくく、少なすぎると燃料が吸い上げられなくなってしまい炎が途切れてしまったりします。

灯油を注いだら、バルブやねじにゆるみがないかチェックを行いましょう。

ポンピング

ポンプのつまみを回してロックを解除します。圧力計が赤い線を指すまで、ポンピングをしましょう。

着火

プレヒーターの傾斜レバーを下向きに傾け、ライターで火をつけます。

傾斜レバーを下に向けると、霧状の灯油が発射されて火が付く仕組みだよ!

マントルの空焼き(新しいマントルの場合のみ)

新しいマントルを付けたときは10秒後に傾斜レバーを閉じ、マントル全体が灰色になるまで空焼きします。

全体が灰色になったら、再び傾斜レバーを下向きに傾けライターで火をつけます。

プレヒート

マントルの空焼きがおわったらプレヒートを行います。

プレヒートとは…
灯油を気化させるために、ランタン中心部のジェネレーターを温めること

しっかりプレヒートをしないと点火しない ので、注意してくださいね。プレヒートは最低でも90秒 行いましょう。

プレヒートはプレヒーターから炎が出た状態をしばらくキープする必要があります。

炎が出ている間も、圧力計の針が下を向かないようにポンピングをします。

いざ、点灯

プレヒートが終わるといよいよ点火です。

青いバルブの突起が下に向くように

よくある質問

ペトロマックスのランタンの持ち運びはどのケースがいいの?

ペトロマックスHK500は他社のランタンに比べるとかなり大型なランタンになります。
そのため、使えるケースはかなり限られてしまいます。

おすすめのケースは純正ケースか、ASOBITOのランタンケースです。
しっかりクッション性のある素材なので安心して運搬する事が出来ますよ。

燃料の灯油はどうやって入手すれば良いの?

ペトロマックスの燃料である灯油はガソリンスタンドで手軽に手に入ります。
灯油用ポリタンクを持参したうえでガソリンスタンドのスタッフに声をかければ入れてもらうことができますよ。

たけちん
たけちん

ペトロマックスをタンク容量は1L。
SOTOの広口フューエルボトルが持ち運びにちょうどいい!

購入後にカスタムした方が良いところってあるの?

ペトロマックスHK500におすすめのカスタマイズは2つ。

  • リフレクターの装着
  • チャンバーの付け替え

です。

ペトロマックスの実力を100%活かすならリフレクターは必須。あるのとないのでは手元の明るさが全く違います。

チャンバーは購入時ついている陶器製の物がかなり壊れやすいので、ステンレス製の予備ノズルを購入しておくことをお勧めします。

使用時に注意することってある?

取り扱いにおいて注意点の多いペトロマックスですが、特に注意する点は3つ。

  • 灯油以外の燃料を使わない
  • 点灯前の確認を怠らないこと
  • プレヒートをしっかりする事

この3点を抑えておけば使用上に問題が起こることは少ないでしょう。
点灯前のノズルやねじのゆるみは毎回注意深く確認しましょう。プレヒートや点検を怠ると、炎上する危険があります。

まとめ:ペトロマックスHK500でキャンプの快適度爆上がり

以上、ペトロマックスHK500の使用感レビューとメリット・デメリットでした。

メンテナンスなどの手間はあるけど、キャンプの快適度が爆上がりしたから本当に買ってよかった!

正しく使えば炎上しないから、もっと早く買ってもよかったね

キャンプの暗さに不便を感じている人・メンテナンス込でキャンプギアを愛でたい人にはかなりおすすめのランタンです。


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