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【寝袋比較】「3シーズン用のおすすめの登山用寝袋(シュラフ)」

この記事はPR商品を含みますが、消費者庁国民生活センター厚生労働省の発信する情報を基に、ヤマノブログがインターネット調査を行い、コンテンツ制作ポリシーに則り作成しています。

テント泊登山や避難小屋泊をするときは、寝袋が必要となります。

山小屋によっては持ち込みを推奨している場合もあるでしょう。

あすか
あすか

寝袋って温度がいっぱいあるけど、
どれを選んだらいいのかな?

ゆうや
ゆうや

初めての寝袋は3シーズン用がいいよ
体質にもよるけど、春から秋まで使えるんだ

あすか
あすか

そうなんだ。どんなものがあるのかな?

寝袋選びのポイント

・正しい寝袋を選ばないと、寒くて眠れない
・防寒着で無理やり暖かくしても窮屈で寝心地が悪い。

ヤマノ
ヤマノ

てっとり早く「おすすめの寝袋を教えてよ」という方に向けて、
選び方とおすすめモデルをまとめました。
本記事は-4度の環境下まで検証しています。

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この記事を書いた人:ヤマノ

この記事を書いた人:ヤマノ ギアをこよなく愛する道具オタクです。

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私は低山で道迷いをしたり、雨のツェルト泊で寝袋が水没して凍えたり、濃霧の暗闇をさまよったり、危ない思いもしてきました。これは私の知識が足りず、愚かだったからです。

素人で失敗を重ねたからこそ、優秀な登山ガイドやプロ登山家に語れない体験を経て、皆さんには装備の失敗も危険な登山もしないで欲しいと強く思います。だからこそこのブログを作りました。

登山は後から始めた方が安全に楽しめるレジャーです。リアルな失敗談を読み、反面教師として活用してくださいね。

寝袋のは登山のテント泊の成否を分ける重要な道具

寝袋は登山のテント泊でとても重要な道具です。

あすか
あすか

寝袋なんてどれも同じだと思ってたよ

りお
りお

あんた、そんなこと言ってるとこうなっちゃうよ

・シュラフの暖かさが不足していて、テントの中で膝を丸めて凍えながら過ごした
・シュラフが窮屈で寝返りがうてず、なかなか寝付けなかった
・シュラフの中が暑くて、寝苦しかった

ヤマノ
ヤマノ

暖かさが足りてない寝袋を使った時はつらかったなあ
15分おきに目が覚めるんです

寝袋の役割は就寝時の体温の保温です。

寝袋選びを間違えると、睡眠を正しくとることができず、翌日のパフォーマンス低下や高山病など、様々な影響が出てくるからです。

登山中に寝不足でふらついたら、最悪命を落とす危険性すらありえます。

だから寝袋の選択は重要なんです。

寝袋(シュラフ)の選び方

ヤマノ
ヤマノ

寝袋選びで大事なことはこの3つだよ!

  • シュラフの形は「マミー型」を選ぶ
  • 中綿の種類は「ダウン」を選ぶ
  • たくさん温度の記載があっても「快適温度」を基準に選ぶ

シュラフの形は「マミー型」を選ぶ

あすか
あすか

マミー型って何?

ゆうや
ゆうや

寝袋の形のことだよ。
封筒型とマミー型の2種類があるんだ。

マミー型 封筒型
画像
暖かさ
コンパクトさ
価格
季節 オールシーズン
あすか
あすか

なるほど、同じ重さでも保温能力が高いものが、
マミー型に多いからなんだね

封筒型の特徴

封筒型は長方形で布団に近い感覚で使用できる寝袋です。

マミー型に比べて隙間が多いので、保温性はイマイチです。

以上の特徴からキャンプ用の寝袋や暖かさをそれほど必要としない真夏用の寝袋としては優秀です。

ただ真夏用の寝袋を登山のテント泊で使うと、7月、8月しか使えなくなってしまうので、使用できる範囲が減り、機会損失につながります。

ヤマノ
ヤマノ

使用範囲が広くなるマミー型の方が結果的に満足度が高いんだ

マミー型の特徴

足元が細くなっていて、頭部分は包み込むような形状になっています。

寝袋はなるべくフィットさせた方が保温能力が高くなりますので、体にフィットして隙間を作りにくいマミー型は、暖かさを感じやすい寝袋となっています

価格は封筒型よりは高くなりますが、夏用と春秋用の封筒型寝袋を買うより、安く済みます。

中綿の種類は「ダウン」を選ぶ

シュラフに使われている中綿は大きく2種類に分かれます。

中綿の種類保温性コンパクトさ価格洗濯濡れ耐性
ダウン◎高い◎小さい△高い〇専用洗剤△濡れに弱い
化学繊維△低い△大きい◎安い◎可能◎濡れに強い
あすか
あすか

あれ!?化学繊維の方が安いのなら気になるなあ

りお
りお

よく考えてみなさい。
化学繊維の寝袋はかさばるんだよ。
あんたのザック入らないでしょ

あすか
あすか

そっか、だから登山ではダウンがおすすめなんだね

ヤマノ
ヤマノ

車でいくキャンプとかなら
化繊の方がおすすめになるよ。
登山だとダウンの方がおすすめ。

たくさん温度の記載があっても「快適温度」を基準に選ぶ

多くの寝袋には、耐久温度表記が記載されていて、これがどれくらいの気温で使用できるかの目安になります。

ヤマノ
ヤマノ

会社ごとに記載の仕方が違うのはわかりにくいので注意だよ

・初めての寝袋は必ず快適温度を基準に選ぶこと

ヤマノ
ヤマノ

私の場合はBMI18の貧弱ボディで妻より寒がりなので、
私が大丈夫ならたいていの人は問題ないはずです

人の意見なんて信じない私が実地検証してきました

ヤマノ
ヤマノ

ということで3シーズン寝袋を使い倒してきました

結論から先に言うと、快適気温は5度前後がベストです。

使用した寝袋:モンベル:アルパインダウンハガー800#3
(快適温度5度、下限温度0度、限界温度-15度)

少なくとも10泊以上使ったので、主な指標を作ってみました。

結果としてはやはり余計な防寒着を持ち込まないなら、快適温度までが快適でした。

防寒着を追加すれば、-5度くらいまでは快眠できそうです。

10度くらい⇒足元のファスナーを開けて使用
 5度くらい⇒ちょうどいい。正に快適。
 0度くらい⇒ダウンシューズ+フリース+バラクラバ+ホッカイロ
 -4度くらい⇒ダウンシューズ×2+フリース+バラクラバ+ホッカイロ+ダウンパンツ+ミニ毛布(毛布は正直いらなかった)

ゆうや
ゆうや

下限温度以下でも行けるんだ!?

ヤマノ
ヤマノ

0度以下になると防寒着で着ぶくれするので、
寝返りがうちずらくなる。多少寝心地は悪いけど問題なかったよ。

さすがに冬期は厳冬期用の寝袋の方をおすすめします。
参考:間違えたら命の危機 厳冬期の寝袋の選び方

結論、3シーズン用寝袋があれば、ヒョロガリでも冬以外使える。

各メーカーの寝袋を比較

 

ナンガ
オーロラライト450DX

イスカ 450X 山渓×NANGAオーロラ450DX プロモンテ
450
イスカ450Xショート ナンガ
オーロラライト450DXショート
ダウン量(g) 450 450 450 450 430 450
FP 760 800 760 記載なし 800 760
快適温度 0 0 0
リミット温度 -5 -6 -5 -5 -6 -5
サイズ
(cm)
210*80
(身長~178cm)
208*78
(身長~178cm)
210*80
(身長~178cm)
210*80
(身長~185cm)
198*78
(身長~172cm)
203*80
(身長~165cm)
収納サイズ(cm) 14*30 16*32 17*29 14*32 16*32 14*30
重さ(g) 865 840 1000 820 800 865
価格 39000+税 38000+税 31900
(楽天)
39000+税 37500+税 39000+税

比較してみましたが、結果から言うと、ダウン量が同じだと、保温力が最も高いのはイスカの寝袋です。

サイズが同じでも対応身長の表記がメーカーによって差異があるので、目安程度に考えると良さそうです。

収納サイズはナンガの寝袋が「14*30」と優れています。ショートサイズを除いた重さでは、20gとわずかな差ですが、プロモンテの寝袋が優れています。

寒がりな人が見るべき比較

※全く同じ温度域の寝袋が展開されていないので、対応温度に注意してください。

ゆうや
ゆうや

寝袋の大手3社を見ると、
重さが軽いのは圧倒的にモンベルだね

あすか
あすか

あったかいのは、イスカの寝袋なのかな

夏のテント泊が多いなら、モンベルの寝袋

春秋のテント泊が多いなら、イスカの寝袋

保証を重視して後からカスタマイズしたいなら、ナンガの寝袋がおすすめです。

暑がりの方が見るべき比較

寒がりの方向けの比較をイスカの寝袋だけ暖かい時期向けに変えたものです。

ゆうや
ゆうや

よほど暑がりの人ならイスカ エア300SLでも良さそうだけど、
ほとんどの人にとっては寒すぎかもしれないね

あすか
あすか

自分の体質に合わせて選ぶのが大切なんだね

ショートとレギュラーはどう選ぶ?

イスカとナンガのショートモデルは、少し短い代わりに値段が安いです。

寝袋は余裕のあるスペースが少ない方が保温能力が発揮できるので、身長165cm以下の方は、ショートを選択しましょう。

172cmまで対応となっていますが、166cm以上だと足が窮屈で寝心地が低下します。

残雪期・初冬まで使える3シーズン用寝袋のおすすめ

安さが最優先なら身長に関わらず、山渓×NANGA

山渓×NANGAの寝袋は、コスパ重視の注文生産式で、安さはずば抜けています。

3つほど難点があるので、それを理解した上で選ぶようにしましょう。

POINT

・注文してから到着までは何カ月もかかることがある
・他の寝袋に比べて200g近く重い
・色は黒だけ

軽さ重視ならモンベルのシームレスダウンハガー800#3

モンベルの寝袋は後ろにある「#3」のように数字がついています。

数字が小さいほど暖かく重くなります。よほど暑がりの人であれば#2の方が良い場合もありますがほとんどの人は800#3というモデルがおすすめになります。

保温性を重視するならイスカエアプラス450(旧450X)

イスカの寝袋は保温性に優れています。足元に多めにダウンが注入されているので、足元が寒いと感じにくくなっています。

また、イスカエアシリーズは撥水性能も高いので、結露にも強いです。

イスカエア450DXは快適温度が0度、リミット温度が-6度となっているので、春秋の登山でも安心です。初めて使うときは過剰めに防寒着を用意した上で使うようにしましょう。

一度使えば次回からはどのくらい防寒着が必要かわかるはずです。

165cm以下の方なら、イスカエア450Xショート

身長が165cm以下なら、ショートサイズを選びましょう。無駄なスペースを少なくすることで価格も安くなりますし、保温能力も高くなります。

長く使うなら永久保証のナンガ オーロラライト450DX

NANGAの寝袋は、生涯補償が特徴です。サービス重視の日本の国産ブランドらしい特徴ですね。

他メーカーと異なり、後からダウンを有料で追加することもできるので、足元に〇gダウンを追加など使ってみて足りないと感じたところを強化することもできるのが特徴です。

快適温度が0度、リミット温度が-5度となっているので、こちらも春秋の登山でも安心です。

165cm以下の方なら、オーロラライト450DXショート

寝袋の保温効果を高める裏技

インナーシュラフやエスケープヴィヴィで寝袋の体温を逃がさない

保温性に心配がある方は、インナーシュラフを追加して使うことで、保温能力を高めることができます。

シュラフカバーで結露や濡れを防ぎ、寝袋を冷えから守る

シュラフカバーを用意しておくと、保温能力も雨への耐性も高めることができます。

エスケープヴィヴィという反射材入りのカバーを使っても保温効果を高めることができます。

テントシューズで足元の冷えを防ぐ

テントシューズがあると、足元が寒くて眠れないということを防ぐことができます。

私はコールマンとイスカのテントシューズを使っていますが、かなり温かさが感じられます。

よくある質問

3シーズン用の寝袋は何度くらいのものを選べばいい?

編集部の検証結果では快適温度が4度前後が使い易く感じました。寒がりな体質でもマットと防寒着を工夫すれば-4度まで利用することができたからです。暑い時期には掛布団として使用すれば過ごしやいのでおすすめです。

化繊シュラフのデメリットは?

化繊シュラフはかなりかさ張ります。見た目はごついのに軽いので、かさ張りが気になる登山では基本的に避けた方が良いでしょう。オートキャンプのような車で運搬できる状況では化繊シュラフの方がコストパフォーマンスに優れています。

寝袋の耐久性は?

使用しないときは湿度が高すぎる場所を避けて吊るしておけば、長く使うことができます。少なくとも5年以上使っていても使用感に変化はありませんでした。

ただしダウンの抜け毛はどうしても防げないことと、ダウンが寄ってきたりする場合はあるので、注意しましょう。

寝袋の適正身長は?

メーカーによりますがほとんどが180cm前後がターゲットになります。身長が低い方はショートタイプを選ぶと空間が余らずにより軽く使えて満足できるでしょう。

寝袋を決めたらマットを選ぼう

寝袋は大事ですが、マットとの組み合わせも重要です。

マットについては以下の記事をご覧ください。

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